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【レビュー】ENCノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン「Tranya Rimor TWS」

サウンド機器メーカーTranya(トレーニャ)より新たに発売された、完全ワイヤレスイヤホン 『Tranya Rimor』をレビューしてみます。

Tranyaは比較的新しいブランドですが、これから積極的に日本市場への進出を予定しているメーカーです。既に日本Amazonでも数点のTWSを発売していますが、技適マークをつけて、日本語化したマニュアルを用意するなど、日本向け仕様にして出荷してます。

今回ご紹介するRimorは、ノイズキャンセリング機能を搭載した約 5時間の連続再生が可能な完全ワイヤレスイヤホンです。ドライバーには 10mm口径の大きなダイナミックドライバーを採用しており、Bluetoothバージョンは 5.0に対応するなど、最新 TWSとしての必要要件は満たしていながら、実売価格が約 4,300円という高コストパフォーマンスのTWSとなっています。

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプル品をご提供頂きましたので、実機のレビューをしてみます。

Tranya Rimor TWS スペック

対応コーデック SBC/AAC
通信距離 約 10m
再生周波数帯域 20Hz – 20,000Hz
バッテリー容量 ケース:約 500mAh
イヤホン:約 50mAh/1個
音楽再生時間 約 5時間
再生時間
ケース充電込み
約 25時間
Bluetoothバージョン  5.0
ドライバーユニット φ10 mm
ケース充電時間 ケーブル:約 2時間
防水等級 IPX5
イヤホン充電時間 約 1.5時間
ケースサイズ 68 × 45.6 × 30 mm
イヤホン重量 約 4.9グラム
ケース重量 約  53グラム

 

対応オーディオコーデックはスペック上に見当たりませんでしたが、SBC/AAC再生を確認できました。

 

開封の儀

【パッケージ内容】
Rimorイヤホン x 1ペア
イヤーチップ:S/M/L 各 1ペア
収納充電ケース x 1
USB-C充電ケーブル x 1
ステッカー x 2
取扱説明書、保証カードなどの紙類

取り説は英語とドイツ語のみ。日本で発売される時には日本語表記が付くと思います▼

 

製品レビュー

イヤホン本体

音楽デバイスとイヤホンとの間にコードがなく、さらに左右のイヤホンが完全に独立したワイヤレスBluetoothイヤホン(TWS)です。
ハウジングにはブランドロゴのTがデザインされています▼

 

このデザインのイヤホンとしては、他の製品よりサイズが一回り小さく軽いです▼

 

典型的な円型イヤホンと並べてみると、サイズ感が分かると思います▼

 

イヤホンの重さは片側が約 4.9グラム▼

 

イヤーピースを外したベース部の太さは約 5.7ミリの真円型。耳の穴が小さい人でもイヤーピースを調整する事で無理なく使う事ができるサイズです。

 

防水等級はIPX5の防滴仕様。汗や雨程度の水から防げるレベルです。

 

チャージケース

収納ケースは充電器も兼ねており、イヤホンを5回フル充電する事ができます。

 

ケースも商品画像で想像できるサイズより一回り小さい感じです▼

 

ケースのサイズが仕様書に無かったので実測してみました。幅68 × 奥行45.6 × 高さ30 mm

 

イヤホン格納時のケースの重さは約 53グラム▼

 

ケースにはバッテリーのインジケーターが付いており、白色 LED4灯で 25%刻みで残量が確認できます▼

 

ケースへの充電は、USB Type-Cケーブルを使って充電します▼

 

イヤホンは磁気でロックされるので、少しくらい逆さまにしても飛び出たりしません▼

イヤホンはケースに戻すだけで充電が開始されます。片耳イヤホンの容量が50 mAhでケース容量が500mAh。両耳を5回フル充電する事が可能です。
1回の充電で約 5時間使えるので、通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週1回で済みそうです。
またイヤホンは、10分間充電するだけで 90分間連続使用が可能なので、万が一バッテリー切れになったとしても少しの間ケースに戻すだけで生き返ります。

イヤホン充電中は赤LEDが点灯します▼

 

通話テスト

Rimor にはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
ノイズキャンセル機能を実装しているので、周囲の雑音ノイズをカットした通話が可能としています。
試しにハンズフリー機能で通話しながら、コンビニで買い物してみましたが、たまに声がモニャモニャとデジタル割れして不明瞭になる事がありました。
使えない事はありませんが、あまり通話機能には期待しない方が良いと思います。

 

使い方

操作方法

ハウジング部がタッチ式のセンサーになっており、タップの長さと回数で操作を行います。

ロゴマークのあるハウジング部が全てタッチ領域です▼

 

 
音楽操作
1回タップ 再生/一時停止
2回タップ 音量下げる 音量上げる
2秒長押し 前の曲(動画) 次の曲(動画)
3回タップ Siri、OKグーグル作動
3秒長押し 電源オン
5秒長押し 電源オフ
通話
1回タップ 通話/電話を切る
2秒間長タップ 着信拒否

操作・装着感

ケースから出しただけでペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。ケースから取り出すと両耳から「パワーオン」→「コネクテット」の音声が順に流れます。
何回も繰り返し出し入れしてみましたが、ケースから取り出して両耳に装着し終えるくらいに接続が完了しています。
接続失敗は1回もありませんでしたが、イヤホンを持つ位置によってはタッチ部に触れてしまい、何度か電源を切ってしまった事がありました。
タッチ部には触れないように出す必要がありますね。
またケースに戻すとペアリングが解除され、電源が切れて自動的に充電が始まるので、デバイスとの接続に関する手間は一切ありません。

装着感は、自分の耳にオーダーメイドしたと思うほどピタッとフィットしており、走ったり首を振ってもズレたり外れたりしませんでした。

大きいイヤホンだと、前からみるとロボットのようにハミ出ますが、コンパクトなので装着していても目立ちません。▼

操作がボタン式では無くタッチ式なので、軽いタッチで反応してくれます。ボタン式のように耳の奥に押し込んで痛い思いをする事もありませんでした。
ただし操作がシビアで、1回タッチで再生/一時停止、2回タッチでボリューム調整になるのですが、誤操作が多く慣れるまで時間が掛かりました。
ボリュームを上げようとすると止まったり、何度もタッチしていると3回タッチになって Siriが起動したりと、タップするリズムに慣れが必要です。

 

音質

 

チタンコートの振動板を採用した 10mm径の大きいドライバを搭載しているので、各音域で伸びのあるサウンドを実現しています。
平均的にクリアで綺麗な音が鳴りますが、高音と低音が少し弱い印象です。また音の解像度はあまり感じられませんが、オペラのライブ音源を聴くと定位感が再現されており、観客の咳払いの音の位置もしっかりと特定できるレベルでした。
数日間使ってみましたが、聞き疲れや音酔いすることも無い癖のない音質だと思います。エントリーモデルのBluetoothイヤホンとしては、十分に合格点に達していると思います。

 

ノイズキャンセリング機能

Rimor には ENC( Environment Noise Cancellation)ノイズキャンセリング機能が搭載されおり、環境音をカットしての音楽鑑賞が可能です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)ほどの無音は期待できませんが、電車の音など聴き取り難いシーンで活躍してくれます。
ノイズキャンセリングで音が変質してしまう事も無く、雑音を低減してくれる程よいノイキャン機能だと感じました。

 

音切れ・音飛び・遅延

電車での移動やコンビニやスーパーの買い物に使いましたが、途切れたり音飛びするようなことはありませんでした。
遅延に関しては、YouTubeの遅延確認用動画などを使ってチェックしましたが、よくよく見て分かるコンマ何秒のズレ程度です。
動画鑑賞していても、口と声のズレが気になるほどではありません。

 

使ってみたザックリした感想

お勧めポイント
 コンパクトで高級感あるデザイン
 フィット感が凄い!
 タッチ式ボタンで操作が楽々
 イヤホンから音楽のフル操作が可能
 10分の充電だけで90分間使用可能
 ノイズキャンセリング機能で外音の低減
 
 
 
 
気になる点
 通話音質が残念
 音楽操作に慣れが必要
 
 

価格・販売サイト

Rimorの標準価格は 79.99ドル。記事執筆現在、日本では未発売ですが、メーカー公式サイトから購入が可能です。

メーカー側から割引クーポンを発行して頂きました。

クーポンコード: KA50TR01
価格: $ 79.99 ➡ $ 39.99

Tranya公式サイト:Tranya Rimor TWS

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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