今年1月、中国のスマートホンメーカー BLACKVIEWから発売されたAndroid端末『Blackview BV8800』は、ナイトビジョンカメラを搭載したタフネススマホです。
同時期に発売された、サーマルカメラを搭載した人気のスマホ「CAT S62 Pro」と比較してみたいと思います。BLACKVIEWの担当の方から比較記事を書いて欲しいとの依頼がありました。毛色が若干違うのですが、2機種を比較してみたいと思います。

「BlackView BV8800」vs「CAT S62 Pro」スペック比較

筐体強度

2機種ともに本体は IP68等級の防水・防塵規格に対応しています。「粉塵からの完全保護 ＋ 水面下で使用が可能」という保護等級です。
水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格に対応。

またアメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810H」にも準拠しています。旧規格のMIL-STD-810Gから更に厳しい基準になっています。

カメラ機能比較

BV8800は、リアカメラはSamsungの最新イメージセンサ｢Isocell JN1｣を採用した50MP（5000万画素）のメインカメラを含むクアッドカメラ。800万画素 117°の超広角レンズ、2000万画素の赤外線カメラ(IRナイトビジョンカメラ)、200万画素の深度用カメラの4眼構成。のIRナイトビジョンカメラは、完全な暗闇でも撮影が可能としています。

 S62 Proは、1200万画素のメインカメラとサーマルカメラの2眼構成。通常のカメラ性能は今のスマホとしては見劣りしますが、FLIR Lepton 3.5プロフェッショナルグレードセンサーと呼ばれる、現在入手可能な最高解像度のFLIRレプトンを搭載しています。-20～120度の測定温度レンジから、最大400度の高温測定が可能な温度レンジに切り替える事も可能です。
業務用としても使えるレベルのサーモグラフィカメラを搭載しているので、本格的なサーモカメラとして購入する人が多い機種です。

処理性能

Blackview BV8800のSoCは、MediaTekのMediaTek Helio G96を搭載しています。Antutuベンチマークのスコア(v8)の総合は約30万ポイント。ミドルレンジ端末に足を突っ込んだ程度の処理性能となっています。一方CAT S62 Proは、かなり型落ちのSoC である Snapdragon 660を採用した、Antutuベンチマークスコア約16万のエントリーモデルレベルの処理性能となります。
幾らカメラがメインの端末で、処理性能は二の次としてもこの性能は色々と厳しそうです。手に取らなくても動作がモッサリしているのは目に見えますね。

処理性能に関してはBlackview BV8800の圧勝ですね。

価格・販売サイト

ここまで比較して来ましたが、価格を比較すると比べる事に意味があるのか？と思ってしまいます。
BV88000の価格は$ 269.99（34,539円）。一方CAT S62 Proは￥99,900。海外ECサイトでも8.1万円の高額スマホとなっています。
ほぼ同時期に発売された特殊カメラ端末という事で、BlackViewから提供いただいた画像を使ってスペックを比較してみました。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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