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【レビュー】OPPOブランドのスマートウォッチ「OPPO Watch 41mm(DF54)」は買い?接続・使用方法

2020年 9月 5日、OPPO ブランド初のスマートウォッチ「OPPO Watch 41mm(オッポ ウォッチ)」が発売となりました。

OPPO Watchは、Qualcommのウェアラブル向けプラットフォーム「Snapdragon Wear 3100」を採用しており、Wear OS by Google対応の本格的なスマートウォッチです。
今勢いのあるブランドからのリリースという事で、注目が集まっていますね。コンパクトな四角フェイスで、普段使いも自然にできそうです。

予約を入れて入手しましたので、ファーストインプレッションのレビューをしてみます。

※ 2日間使った結果、再評価して加筆修正しました

 

OPPO Watch 41mmスペック

OS Wear OS by Google
プロセッサー Qualcomm® Snapdragon Wear™ 3100
Ambiq Micro Apollo 3
GPS 機能 GPS、GLONASS
ディスプレイ 1.6インチ
320×360 AMOLED
ストレージ 8 GB
防水性能 3気圧防水(3ATM)
センサー  加速度センサー/ジャイロセンサー/磁気センサー/気圧センサー
光学式心拍センサー/静電容量センサー/調光センサー
Bluetooth 4.2
Wi-Fi 802.11 b/g/n
FeliCa 非対応
NFC 対応
バイブレーター あり
スピーカー あり
充電時間 75分
電池寿命 通常使用:約24時間
省エネモード:約14日間
ボタン 2つ
サイズ 41.45 x 36.37 x 11.4mm
重さ 約30.1g(本体のみ)
対応スマホ Android 6.0以上 / iOS 12.0以上
価格 ¥ 25,800(税抜き)

 

開封レビュー

【セット内容】

  • OPPO Watch 41mm
  • 充電クレードル
  • 予備のバンド止め
  • 取扱説明書など紙類

 

ザックリした感想

お勧めポイント
 Apple Watch風でお洒落なデザイン
 iPhoneと接続が可能
 操作がサクサク快適
 GoogleのWear OS対応

 

残念な点
 バッテリーが持たない
 アプリ使用時の熱を持ちやすい
 中国語表記になる事がある
 画面が小さく操作が難しい
 オフラインマップが入っていない
 防水等級が生活防水
 FeliCa非対応
 GPSの掴みが遅い
 

 

端末レビュー

画面は1.6インチ(320×360)の有機ELディスプレイ。発色が鮮やかで視認性が高いです。

発表時には、Apple Watchにしか見えない”四角デザイン”が話題になりましたね。41 x 41mmの四角フェイスです。
ちなみにアップルウォッチSeries 5は、44mmと40mmの2種類。比較すると真ん中に入るサイズですね。
画面は小さ目で、タッチミスしやすくキーボードの数字などはタイプが結構シビアです。太い指の人は操作が厳しいかもしれません。

 

カラーバリエーションは、ブラック、ピンクゴールド、 シルバー ミストの3色展開

 

デフォルトのバンドはフッ素ゴム製。私は男性としては腕が細めですが、それで丁度良い感じです

 

右側には、上にホームボタンと緑のラインが入ったマルチファンクションボタンの2つのみ

 

背面は心拍センサーと充電用接点が配置されています

 

専用充電器はUSB-Aのアダプターを使用します

 

バンドに付けたまま置くだけで充電が可能

 

ウォッチフェイスはデフォルト以外に12種類。ホーム画面を長タップするだけで変更可能です。

 

初期設定について

Wear OS by Googleと接続

スマートウォッチを使うには、最初にWear OS by Googleをインストールしたスマートウォッチとの接続が必要です。

開発:Google LLC
評価iOS:(2/5)
評価Android:(4.1/5)

icon-itunes

 

Wear OS by Googleについて

Wear OS by Google(旧称:Android Wear)は、スマートウォッチ専用のAndroidベースのOSです。

Wear OS アプリでスマートウォッチとスマートフォンが同期され、Playストアからアプリをインストールする事ができるので、様々な用途にスマートウォッチの利用範囲が広がります。

Google Play Store: Wear OS 対応アプリタイトル一覧
スマートウォッチから開くと、もっと多くのアプリが表示されます

 

スマートホンと接続

スマートホンにWear OS by Googleをインストールしてペアリングすると、言語選択画面で日本語が選べます

 

これだけで利用が可能となりますが、デフォルトでは英語キーボードになっています。Wifiに接続してPlayストアから、「Google日本語入力」をインストールします。

 

スマートホンとの接続を切ったりすると、中国語表記になってしまう事がありました。

この問題はシステムのアップデートで改善されました。
設定➡システム➡デバイス情報➡システムアップデートから最新のファームにアップデート
システムアップデートは、開始してから充電器に戻して1時間前後かかりました。

 

iPhoneとの接続

最初はAndroid端末とペアリングしましたが、端末をリセットしてiPhoneとペアリングしてみます。

iOS版のWear OS by Googleアプリは、接続できないスマートウォッチが多く評価がボロボロです。しかしながら、OPPO Watchは問題なくペアリングする事ができました。今のところ接続が切れる事もなく快適です。
ちなみにiPhone SE(2020)、iPhone 7で確認しています。

 

各種機能と操作

ボタンが2つとシンプルなので、直感的に操作ができます

ホームボタンを押すと、インストールされているアプリの一覧が表示されます。ここで詳細設定やPlayストアからのインストールも可能です。

▼デフォルトアプリ

デフォルトアプリ
電話履歴、連絡先アプリ、毎日のアクティビティ表示、トレーニング、心拍計、トレーニングタイマー、呼吸数計測アプリ、睡眠トラッキングアプリ、天気、タイマー、アラーム、ストップウォッチ、世界時計、音声レコーダー、スケジュール、Google音声翻訳、リマインダー、Google Play Store、Google Fit、エクササイズ、深呼吸リラックスアプリ、設定

 

画面をスワイプする事で、色々な画面を切り替えられます。

  • 下:コントロールセンター表示
  • 右:Googleアシスタントフィールド表示
  • 上:通知センターを表示
  • 左:タイル画面表示※

※タイル画面とは自分でカスタマイズできる画面です。天気やニュース、フィットネスメニューなど、色々な内部アプリを追加・並べ替える事ができますタイル設定画面

 

Spotify、Google Play Musicをインストールすれば、スマートホンのストリーミング再生のコントローラーとして使えます。
Oppo Watchを音楽リモコンとして使うだけなら、アプリをインストールしなくても操作、歌詞の表示が可能です。
またどちらのアプリも、Wifiに接続することでスマートホン無しでも単独で音楽鑑賞が可能です(Bluetooth音楽デバイスと接続)

ちなみにOppo Watchは、スマートホンとBluetooth接続しますが、BTイヤホンと同時に接続・使用が可能です。

 

もちろん手元でLINEの通知も確認できます

 

通常モード時は、通知をタップする事でスマートウォッチ上から返信する事もできます

 

エコノミークラス症候群防止のために、1時間座ったままだと警告がきます

 

トレーニング機能

マルチファンクションボタンをタップすると、トレーニングメニューが表示されます。用意されているトレーニングメニューは、ランニング運動、脂肪燃焼ランニング、ウォーキング、サイクリング、水泳の6種類

防水等級について
Opoo Watchの3気圧防水(3ATM)という防水等級は、 日常生活での汗や、洗顔時の水滴、小雨など飛沫が掛る程度の防水機能。30メートル潜れるということではなく、30Mの水圧にも耐えられるという意味です。
水泳がトレーニングメニューにありますが、水泳には使えません

 

心拍系アプリや睡眠トラッキングアプリなどもインストールされています。心拍センサーは、Google fitで使う事も可能です。

 

ジェスチャー

ジェスチャー機能からは、傾けて画面のオン、タップで復帰などのジェスチャーを設定する事ができます。
これを有効にしておくと、腕を上げただけで画面がオンになって確認できるので結構便利です。

 

オフラインマップ・登山アプリについて

OPPO Watchにはデフォルトでは、ネットに接続していなくても表示可能なオフラインマップがインストールされていません。

そこで 5月にWear OS2.0に対応したヤマレコをインストールして、オフラインマップをダウンロードしてみました都内でも結構詳細にマップ表示が可能で、現在位置も正確でした。国土地理院のマップなので、ランドマークやコンビニなどは表示されません。街中で使うには少し無理がありますね。

ちなみにGoogleマップアプリでも、一度表示したマップはGoogleのオフラインマップとしても利用可能でした。オフラインマップとしてはGoogleマップの方が実用的ですね。またワークアウト時にはランニング、サイクルアプリの方を利用するのが良さそうです。

衛星測位システムは、BeidouやGalileoに対応しておらず、GPS+GLONASSのみの対応です。GPSの位置精度は悪くないのですが、GPSの掴みが遅く、屋内や曇が厚い日には現在位置の特定に時間が掛かります。

 

ヤマレコは、基本的に登山アプリなので、登山地図や登山ルート、登山計画の読み込みも可能です。

 

YAMAP(ヤマップ)もインストールする事は可能ですが、AndroidとペアリングしたOPPO Watchは、「エラーコード309」と表示されてしまい接続できません。ヤマップはCASIOのアウトドアスマートウォッチ「 PRO TREK Smartシリーズ」のみに対応しています。

 

ダメ元でiPhoneに接続したOPPO Watchでももちろんダメ。設定項目のところに対応機種が明記されています。

 

ちなみにOppo WatchはFeliCa非対応なので、スマートウォッチだけを持ってワークアウトする場合、おサイフケータイ(Google Pay)、モバイルSUICAの利用ができません。そのためスマートウォッチだけを持って、ワークアウトに出かける時は小銭かカードが必要です。

 

バッテリーの持ち

音楽の操作やアプリのスタンバイ状態など、スリープ状態の時は良いのですが、アプリを少し操作するだけで上のように「時計が過熱しています」と表示されてしまいます。

バッテリーの持ちは、通常使用で約24時間とされていますが、かなり厳しいです。少しアプリの設定をしているだけで熱を持ち、スパイラル的に電池が消費されてゆきます。数分操作しているだけで、10%くらいは軽く減ってしまいます。
何もアプリを操作せず、機内モードで(Wifi、Bluetoothオフ)GPS機能を切って、光度は低く設定、スマートウォッチを腕に巻いておくだけの状態で、最長24時間という測定だと思います。
でも実際には、アプリの操作を我慢して10-12時間、ギリギリがんばって15時間が限界だと思います。

 

少しいじっているだけで36.2°。この時は、Google Playストアでアプリを探してインストールしただけです。夏の屋外で操作した訳ではなく、冷房の効いた屋内での過熱です。

追記:通常モードでバッテリーの持ちを計測してみました。

Wifiオフ、GPS, Bluetoothオンの状態で、アプリは一切起動せずに通知のみ受け取りました。
約5時間半で20%の残量警告が表示され、7時間 20分で残量 5%になり強制的に省エネモードに切り替わりました。
何も操作しないスタンバイ状態で 7時間とは、厳しすぎる。

追記:その後、何度か計測していますが、再起動してアプリをリセットした状態で最長23時間持ちました。バックグラウンドで、アプリが1つも起動していないと、ある程度は持つようです。アプリを使うたびに再起動すれば、朝起きてから寝るまではバッテリーが持ちます。

 

省エネモード

Wear OSでインストールしたアプリを使う時以外は、マルチファンクションボタン長押しで「省エネモード」に切り替える事ができます。
省エネモードでも心拍数のモニタリングなどは生きており、メッセージ通知の受信、時間の確認、歩数のカウントもできますので、普段はアクティビティ・トラッカー/フィットネス・トラッカーとして使えます。
この状態で約14日間バッテリーが持つとしています。
ちなみに省エネモード時は、チップセットがクアルコムのSnapdragon Wear 3100からAmbiq Micro Apollo3へと切り替わります。

 

OPPO Watch 41mmまとめ

ファーストインプレッションの感想は、バッテリーが思ったより持たないという印象です。何か一つでもバックグラウンドでアプリが起動してると、半日が精一杯です。アプリを使用する度に再起動はしんどい。

平常時には「省エネモード」にしておいて、ワークアウトなどWear OSアプリを使いたい時のみ、「通常モード」に切り替えるという使い方を想定しているのかもしれません。

また省エネモードで通知を受けるには、スマートホンにOppoのオリジナルアプリ「HeyTap Helth」のインストールが必要です。
しかしながらHeyTap Healthは、Android端末用しか配布されていません。よって現在は、iPhoneとペアリングして使っている人は、省エネモードで通知を受ける事ができません。iPhoneユーザーは、「iOS版HeyTap Helth」のリリースを待つしかありませんね。

また山アプリやオフライン地図の考察など、色々とレビュー記事を書いてみます。

追記:アプリ活用・GPSワークアウトの使い方記事を投稿しました

「OPPO Watch 41mm」でHeyTap Health、GPSワークアウト活用方法、通知の使い方【レビュー】
2020年 9月、OPPO ブランド初のスマートウォッチ「OPPO Watch 41mm(オッポ ウォッチ)」が発売となりました。先日、ファーストインプレッションをレビュー記事として投稿しました。引き続き今回は、より実用的な用途での検証と専用アプリの問題点、使い方の解説をしてみたいと思います。ファーストインプレッション記事:OPPO Watch 41mmスペックOSWear OS by GoogleプロセッサーQualcomm® Snapdragon Wear™ 3100Ambiq Micro Apollo 3GPS 機能GPS、GLONASSディスプレイ1.6インチ320×360 AMOLEDストレージ8 GB防水性能3気圧防水...

ちなみに国際版は46mmモデルも発売されますが、日本で発売されるのは今回ご紹介した41mmモデルのみです。
46mmモデルは、名前のとおり画面サイズが大きい他、eSIMに対応しており、バッテリーの持ち、価格的にも倍近くある上位モデルとなっています。ちなみに46ミリモデルは、チャイナ版と国際版が販売されています。国際版を購入すれば日本語での利用も可能です。

ブラックとピンクが2020年9月5日発売されましたが、シルバー ミスト(ホワイト)は9月18日発売となります。

 

OPPO Watch 41mm
OPPO Japan
 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. こんにちは。
    オッポウォッチを購入したものです。
    設定に手間取っております。
    こちらの記事にたどりつけました。
    もしよろしければ、ご教授いただけないでしょうか。

    ペアリングはできています。
    ①着信が入ると、ウォッチ画面に、連絡者の名前がでません。
    ②ラインアプリの設定がわかりません。
     プレイストアで検索しても、ラインがでてこないのです。

    ちなみに、携帯のタイプはエクスペリアです。

    お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

    • >きょうこさん
      通知の名前が表示されない問題は、Wear OSに連絡先の権限がないと思われます
      スマートホンにWear OSをインストールする時に「連絡先の共有」を許可する事が必要です
      許可していないようでしたらスマートホンの「設定」「アプリ」の権限から許可してください
      LINEはWear OS版アプリはありません。通知を許可するだけで利用可能となります。
      通知を受けるには条件がありますので、詳しくは記事をご参照下さい
      https://rezv.net/apli-review/54898/

      • たかしさん

        早速のお返事ありがとうございました。
        通知設定 通知許可ですね。
        スマホの設定を確認してみます。

        有難うございました。

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