Aliexpress でアップルから発売されている「Apple Watch Ultraシリーズ」に酷似したスマートウォッチを見つけました。
製品名はそのまま『Ultra2』。価格は4.52ドル、送料を入れると7.4ドル。さっそく購入してみました。
この金額でまともなスマートウォッチを買える訳がありませんね。「使えるかどうかのレビュー」というよりオモチャの精度をご紹介します。
Ultra2
アリエクでお馴染みの箱はボコボコで届きました▼
バンドと取説、ケース(本体)、充電器はApple Watchそっくりです▼
画面保護用のシールは本物のノリのついたシール?画面がベタベタ。アルコールで綺麗に取るのに苦労しました▼
筐体は素材を除いてULTAまんま
ボタンとサイズ感、見た目はApple Watch Ultra2そのものです。しかしながら、間違えて本物にはないブラックを買ってしまいました。
本家色も販売されています▼
右はデジタルクラウンとボタン▼
左側はアクションボタン。こちらもナマイキに機能します。
重さはバンド含めて約 56グラム。ちなみにUltra2はケースだけで61.4グラムです▼
充電器は昔のApple watchの充電器風です。Appleの最新モデルは側面がアルミ色で少し違います。
試しにAppleWatchを載せましたが充電できませんでした。偽ウルトラをAppleWatchの充電器に乗せると、画面が点滅してしまい充電できませんでした。
画面・機能
デジタルクラウンを押し込むとランチャーが起動します。ハニカム表示のところまで似てますね。
画面を左スワイプするとスピリット表示になります。この画面でアクティビティリングが見えますが実際のデータではありません。
一応心拍数計測、アクティビティリング、電話帳、音楽操作のランチャーになっています。
上から下にスワイプすると通知センター。下から上にスワイプするとスマートスタック風のランチャーが起動します。
スマートスタックは編集不可で「電卓」「カレンダー」「天気」が配置されています。
音楽操作は何故かスマートウォッチのスピーカーから音がでます。
セッティング画面では、画面輝度、アクションボタンの割り当てなどが可能となっていました。
専用アプリ・フェイス
FitProというアプリが用意されており、ファームアップデート、アクティビティ管理、フェイス変更が可能です。
フェイスはアプリからインストールできるものは使えそうにありません。
バンドが留らない
バンドも本家に似せたモノが付属しています。
しかしながら全く留まりません。スルスルと抜けてしまいます▼
フィットネス測定・性能
心拍数計は本当に計測しているようです。AppleWatchと比べてもほぼ同じ。
しかしながら、予想ではなく本当に1分計測します。
睡眠ですが、これは腕に巻いて寝るだけで計測されました。
しかしながら数値がおかしい。朝確認した時は2時間4分しか寝てないとなっていました。
その後もう一度開くと5時間15分と変わっていました。更に数時間後に開くと7時間47分??開く度に変わります。
最終的に7時間47分で落ち着きました。
しかしながら、逆の腕に巻いて寝たAppleWatchでは6時間19分。深い眠りの時間なども全く違いました。
ちなみにLINEの通知は届きませんでした。SMSは通知が届くようです。マイク、スピーカーが付属していますが色々と怖いので通話は試していません。
バッテリーはみるみる減ってゆきます。腕から外していて画面が消灯していても1日でバッテリー切れでした。
まとめ
面白半分で注文してみましたが、思ったより出来は良かったです。中華の闇を暴く!というよりガシャポンで面白いスマートウォッチを手に入れたという感覚でした。
本物と同じカラーの本体を買って、合コンなどで見栄を張る時くらいしか使いみちは無さそうです。
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