サウンド機器スマートウォッチブランド「Tranya(トランヤ)」の完全ワイヤレスイヤホン 『Tranya Nova Lite』が手元に来ましたのでご紹介します。
Tranya Nova Liteは、同社の Novaシリーズのエントリーモデル。40dbまでのANC(アクティブノイズキャンセリング機能)、外音取り込み機能(アンビエントサウンド)、遅延を抑える「ゲームモード」などを搭載しています。
低価格にも関わらず、ワイヤレスイヤホンに欲しい機能は全部入りの高コスパ・イヤホンとなっています。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
コンパクトな充電ケース
自然な音質の外音取り込み機能
12mm径ダイナミックドライバー
1回の充電で最高 8時間の使用が可能
10分の充電で120分の再生が可能
アプリからイコライザー調整が可能
4マイクでクリアな音声通話
マルチポイント機能対応
Qi(チー)ワイヤレス充電に対応
ゲームなどに有利な低遅延モード搭載
イヤホンからの音楽操作を自由に設定可能
装着検出機能に対応
Tranya Nova Liteスペック
製品名 | Tranya Nova Lite |
---|---|
イヤホンタイプ | カナル型 |
チップセット | – |
Bluetootthプロファイル | HFP / A2DP / AVRCP / HSP |
対応コーデック | AAC / SBC |
再生周波数帯域 | – |
音楽再生時間 | 約 8時間 ケース込:32時間 ANC時6時間 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
防水等級 | IPX 5 |
ドライバーユニット | 12mm径ダイナミックドライバー |
インビーダンス | – |
ノイズキャンセリング | ANC |
低遅延モード | 38ms |
通話 | Qualcomm CVC 8.0ノイズリダクション |
装着検出機能 | あり |
イヤホン充電時間 | 90分 |
ケース充電時間 | 90分 ワイヤレス充電3.5時間 |
バッテリー容量 |
イヤホン:45mAh ケース:400mAh |
重量 | イヤホン単体(片耳)4.65g ケース込み44.4g |
ケースサイズ | 横幅63mm×縦48mm×厚み26mm |
開封の儀
【パッケージ内容】
- Tranya Nova Liteイヤホン x 1ペア
- 収納充電ケース x 1
- イヤーピース 3種類
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書
製品レビュー
イヤホン本体
機能はイヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立した Bluetooth 接続のカナル型のTWSです。
イヤホン本体はスティックタイプで、色はアイボリーっぽく見えますがフレッシュカラー(肌色)に近いです。
公式では色はスターライトとしています。
Tranyaのロゴがデザインされています▼
イヤーピースは楕円形。使えるイヤーチップは限定的です▼
IPX5の防滴仕様。汗や雨程度の水から防げる防水等級です。
※ ケースは防水ではありません
イヤーピースは、 S / M / L の3 種類のサイズが用意されています▼
重さは実測で片側 約 4.7グラム▼
チャージケース
充電ケースは艶ありのコンパクトなタイプです。
ケースのサイズは、実測で 幅63 x 高さ 48 x 厚さ26 ミリ
リップクリームと並べてみます▼
充電ポートのUSB-Cはケースの底▼
背面にはリセットスイッチが配置されています▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 45グラム▼
ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。
緑点灯:100-50% / 黄色点灯:49-10% / 赤点灯:10%以下
1回の充電で約 8時間※使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 32時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は数日おきで間に合いそうです。また、緊急時には 10分の急速充電で2時間の使用が可能です。
※ ANCオン時は6時間
通話テスト
Novaにはイヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
両方のイヤホンにマイクが2つ(合計 4基)実装されており、雑音をカットした快適な会話を可能にしています。
電話・LINEで何度も通話しましたが、自然な会話ができました。声が変質したり途切れるような事もありませんでした。
カフェなどの雑踏での通話は、声が遠くて聞こえ難い事があり音量を上げて通話しました。
使い方
ケースをから取り出すだけで接続済みのデバイスとペアリングされます。初回はペアリングモードで起動します。後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了。
専用アプリ
Tranya Audio
開発: Shenzhen Quangu Technology Co., Ltd 評価 無料 |
イヤホンのファームウェアアップデートもできます。
操作方法
操作はタッチ式。イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | 前にスキップ | 次にスキップ |
3回タップ | ボリューム- | ボリューム+ |
長タップ | ANC機能切替 ※ | |
通話 | ||
1回タップ | 通話 | |
2回タップ | 電話を切る | |
1.5秒長押し | 通話拒否 |
※ノイズリダクション➡アンビエントサウンド➡ノーマルモードがローテーションして切り替わります
※ イヤホンをケースから出し、左右のイヤホンを同時に2秒間タッチすると再ペアリングモードに入ります
※工場出荷状態に戻すにはイヤホンをケースに戻しリセットスイッチを2秒押し
Tranya Audio アプリからタッチ機能をカスタマイズする事もできます▼
Nova Liteは装着検出機能に対応しています。片耳を外せば一時停止します。また装着すると再生が再開されますので、レジでの買い物のときなどに便利です。
操作・装着感
操作性について
充電ケースから取り出すだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ペアリングが完了すると「コネクテッド」とイヤホンから声が聴こえます。私のタイミングだと耳に入れた時に、ペアリングが完了するタイミングでした。
またケースに戻すと自動的に充電が開始され、ペアリングが解除されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面のハウジング部を軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。操作は1回タップで再生・一時停止となっています。触れただけで誤作動するのを避けたい場合、1回タップを無効にして他のボタンに割り当てる事をお勧めします。
装着感
イヤホンの丸みが耳の内側にフィットします。カナル型のイヤホンですが、装着感はかなり軽め。
ジョギングでも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。
重さも気になりません。一日中装着していましたが、違和感や痛みはありませんでした。
オーソドックスなスティック形状で、遠くから見るとAirPodsにみえます▼
斜め正面から見た様子。画像では伝わり難いですが、フレッシュカラーがヌーディーで女性に似合いそう。
ちょうどベージュのマスクの女性がマスク美人に見えるような感じ▼
正面から見ても目立ちません▼
音質
12mmのダイナミックドライバーを搭載しています。
デフォルトではフラットで寂しく籠った音質です。専用アプリでイコライザー機能を調整すると、埋もれて聞こえなかった様な細かな音が一気に聞こえるようになります。
Novaシリーズは、余計な味付けしないで出荷してパーソナライズするのが特徴ですね。
プリセットの「バランス」に設定すると、音がクリアになって広がりが出ました。以下、イコライザーありきの音質のレビューをします。
全音域がムラなく解像度的にはかなり繊細な音まで聴こえます。ヴォーカルの声が前に押し出される感じではありませんが、バンドと自然に調和して聴こえます。
あまり派手な音質ではありません。整ったバランスでクセの少ない、とても聴きやすい音です。不自然さはなく、アコースティックからエレクトロニック、ヴォーカル、バンドサウンドまで、あらゆるジャンルで使えると思います。
歯擦音が気になる曲、いわゆる「サ行が刺さる曲」を聴いてみると、若干刺さる音がありますが気になる程ではありません。
音場は狭く感じます。音の残響感が近いので、音の鳴っているところ自体が全体的に近く感じます。そのためライブ音源やオペラなど、少し物足りなく感じてしまいます。逆にその分、迫力のあるサウンドに聴こえる場面もあります。
ノイズリダクション機能
ノイズリダクションは、イヤホンの左右どちらかを長タップする事で切り替わります。スマートホン用の専用アプリ(Tranya Audio)からでも切り替えが可能です。
ノイズを打ち消す性能は、最大 43dbまでの音量に対して効果があります。ノイズが集中する中低周波数帯域を対象としています。
電車のガタンゴトン音や車の通りの多い道路ではANCオンにした瞬間に静寂になります。かなり優秀だと思います。またノイズキャンセリング機能特有の耳への圧迫感は平均的です。
また カフェなどでも周囲の雑音、他人の会話もかなり打ち消してくれました。音楽を小さく鳴らしておけば、男性の話し声も聴こえません。
アンビエントサウンド
アンビエントサウンド(外音取り込み機能)は、デジタル的に外音を取り込む機能で、会話や環境音を聞きながら音楽を楽しむ事ができる機能です。
「外音が聞こえる状態で安全にジョギングしたい」「テレワークで宅配便のピンポンに対応したい」人などに人気の機能です。
この機能は外音を増幅して取り込むので少しデジタル的な音になりがちですが、意外と自然な外音が聴こえました。
歩いていて後ろから車が来た時に分かりますし、普通の音量で音楽を聴いていても、人との会話がかろうじて聞き取れます。
また「風切り音カット機能」が実装されています。扇風機の前で試しましたが、ANCモードはかなり軽減されます。
音切れ・音飛び・遅延
数日間、買い物や・仕事に持ち歩いていました。スマホに通知が届いた時に一瞬途切れる事がありますが、それ以外は途切れたり音飛びはありませんでした。
遅延に関しては「ゲームモード」を実装しています。ノーマルモードでも遅延が少なく、動画を観ても人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。
まとめ・価格
少し前に上位モデルのTranya Novaをレビューしましたが、Liteも全く劣っていませんね。
Novaは、Qualcomm QCC3072チップセットを使い、通話用のノイキャンマイクを搭載しています。
Nova Liteは、音質・通話音質では少し劣りますが、Novaに実装していない装着検出機能に対応している点が大きい。
女性ならカラーで選んでも良いと思います。
Novaシリーズは、イコライザー調整、イヤホンからのタッチ設定など、自分の気に入ったカスタマイズが楽しいイヤホンです。
Tranya Nova Liteの価格は¥5,980 (税込)。Tranya 公式ショップのほか、Amazon、楽天で購入可能です。
アマゾンページのクーポン併用可公式サイトも有効
・割引コード:Lite10off
・割引率:10%オフ
・有効時間:1月31日まで
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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