iPhoneには自炊コミックを読むことができる『SideBook』という無料アプリがあり、シンプルで使いやすい事から人気があります。
しかし、見開きスキャンしたページの分割表示機能や、サーバー上の本のストリーミング読書などに対応していません。
SideBookは、iPadやiPhone端末内に保存したファイルの簡易的なコミックリーダーという感じです。
iPhoneのコミックリーダーには、多機能のアプリがたくさんリリースされていますが、今回は定番コミックリーダー「ComicGlass」の使い方と便利な設定方法を解説します。
2020年12月：最新バージョンの情報に加筆修正しました
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ComicGlassダウンロード
ComicGlass[コミックリーダ]
開発: RR Soft
評価：
ComicGlassのオススメ設定
画面を縦にして、１ページずつ読む時のお勧め設定です。
iPadや大型端末で画面を横向きにして読む場合、「見開きを分割」をオフにしてください。
基本設定
見開き表示する：オン
※端末を横にすると見開き状態で表示
見開きを分割：ON
余白を自動削除：ON
ステータスバー：ON
※ ノッチがある機種の場合、ノッチ部分に時計とバッテリー残量が表示されるので目障りになりません
ツールバー：なし
移動後のズーム： 全体表示モード
見開き時のズーム ： 全体表示モード
見開きを分割していると綺麗に半分に切り分けて表示されます▼
自動的に余白をトリミングして表示すると拡大されて読みやすくなります▼
「設定」の「個別」から今読んでいる本だけに対する一時的な設定もできます▼
パスワードで保護
起動パスワードを設定しておくと、勝手に起動されてもロックが掛かって見られる心配が無くなります。
また読書中に、スマートホンの画面が消えて復帰画面でもパスワード要求画面になります。
基本設定から「起動パスワード」＞「マスターパスワードを設定」でパスワードをセット。
「起動時に要求」を有効にして完了▼
※ TouchID（指紋認証）やFaceID（顔認証）も登録できます
フォルダ個別にパスワードを掛ける事も可能です。
「リスト」で開き、パスワードをかけたいフォルダ横のアイコンをタップ。
パスワードロックを有効にしてパスワードを設定。
FaceIDで解除したい場合「Face IDでロックを解除する」を有効にする。
フォルダ名の変更も、この画面から行います。
タップ操作設定
本を読んでいる時に画面をタップする事で「ページ送り」「戻し」「ズーム」などの操作が可能です。タップに関する設定は、Androidアプリの超定番のリーダーアプリ「PerfectViewer」と同じような設定が使いやすいのでオススメです
設定「基本」から「タップ操作」を選択▼
戻り方向端→ 前ページ（見開きでも1ページ）
左下 → 次の本へ
右下 → 前の本へ
右上 → 見開きモード切替
下端 → 次ページ
上端 →本を閉じる
※ 右手で読む時や電車などで片手読みする時に使えます
ダブルタップ → 150%
おすすめ設定▼
タップの各エリアの大きさ設定は「タップエリア」から変更可能です▼
詳細設定
- HOMEフォルダ選択 ： [ダウンロード]
- アニメーション ： オフ
※ページめくりのアニメーションを切るとサクサク読めます - 先読みする：オン
- 見開きの綴じ代 ： なし
※見開き表示した時に継ぎ目なく表示されます - ページプレビュー表示：オン
※ シークバーからページを探す時に便利です
ストリーミング機能の使い方
ストリーミング機能は、別途課金要素となっています。アプリ内購入して有効にすると、PCやNASドライブ、オンラインストレージなどに保存した本が、ストリーミング再生に対応する事が可能となります。
NASなどに大量の本を保存しておくだけで、iPad/iPhoneの容量を使う事なく本を読む事ができるようになり非常に便利です
本棚でダウンロードアイコンをタップし、「近くのMediaServer」を選択▼
PC・NASなどを選択し、ファイル一覧に入り右下の本のアイコンをタップ▼
未購入の場合、この画面が表示され、アドオン「MediaServer Plus」を購入する事が可能です▼
ファイルを選択し右側のストリーミングアイコンをタップ▼
これでサーバ上のコミックファイルを直接読む事ができるようになりました。
下サーバー画面でメニューから「ショートカットを作成」しておくと本棚から直接飛べます▼
本棚にサーバへのショートカット▼
このストリーミング機能ですが、大量のコミックをiPhoneに入れる必要が無いので容量の節約になります。
外出の時には、NASから一時的に端末にダウンロードして持ち出す事もできます。
DropBoxなどのネットストレージに関しては、ダウンロードのみでストリーミングには対応していないのが少し残念です。
その後のアップデートで、ネットストレージ内のファイルについてもストリーミング再生に対応しました。
Windowsファイル共有)を利用たSMBでも、ストリーミング読書が可能です。
またストリーミング機能が使いたいけどパソコンを起動するのが面倒な方や、NASサーバーなんて難しくて立てられないという方でも、現在は外付けハードディスクを接続するだけでNASサーバーになるルーターが主流ですので、ハードディスクを取り付けてファイルを転送するだけでOKです。
一度ご自宅のルーターの取説を読んで対応しているか確認してみて下さい。
ダウンロード
自宅のWifi接続時に、NASサーバを使ってストリーミング再生するには非常に快適です。しかしながらGoogleドライブやDropBoxなど、ネットストレージからのストリーミング再生は、遅くて使い物にならない事が多いです。
1ページごとにBLOCK xx / xxxなどと表示されてしまい、まともに読む事ができません▼
そんな時は、一時的にダウンロードしてしまい、読書が終わったら削除する方法がオススメです。
サーバーのページで「ファイルを全て保存する」「フォルダを作って全てダウンロード」▼
もしくは「ダウンロード」アイコンを選択すると、ダウンロードモードに入ります。
ダウンロードアイコンが表示されたら、フィアルをタップし「選択したファイルをダウンロード」▼
ダウンロードした本は、本棚にあります。
不要な本の削除方法
一時的にダウンロードした本は、本棚から簡単に削除する事ができます。
右上の「編集」をタップ▼
不要な本にチェックを入れて、下メニューの「削除」をタップ▼
まとめ
この記事を最初に書いたのは2016年と随分昔です。しかしながらComicGlassは、その時既に完成形になっていたので、加筆修正する点は少なかったです。ただし、アプリのアップデートがあまり行われておらず、履歴機能が無いなど使い難い部分もあります。
新たにネットストレージ上のファイルに対してストリーミング読書に対応し、本棚画面から端末のカメラを使って自炊スキャンできる機能が加わった程度です。
自炊機能▼
今回、iPhone 12 Miniに乗り換えてコミックリーダーを起動してみると、何と普通に読めました。
画像の解像度が高いという事は、画面のサイズ以上に大切な事なんですね。驚きました。
中上級者には、多機能、高性能な総合ブックリーダー「ComicShare」をお勧めします▼
無料のコミックリーダーSideBooksに関するエントリー：
今回ご紹介したアプリ
ComicGlass[コミックリーダ]
開発: RR Soft
評価：
タカシ
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