PCゲーム、PCソフトウェアのプラットフォーム Steam(スチーム)には、「ファミリーライブラリシェアリング(以降:シェアリング機能)」という機能があり、購入したゲームの貸し借りが可能です。
シャアリング機能のやり方は、一見煩雑に見えますが意外と簡単です。先日、知人に使い方を聞かれたので 公式のサポートページ を教えたのですが、何を書いているのか分からないとの事でした。
他の解説サイトを読んでも「貸し手」「借り手」と、複式簿記のような事が書いてあって混乱したようです(簿記は「借方」「貸方」ですよね)
そこで彼への解説を兼ねて、備忘録としてシンプルに記事にまとめてみます
ページコンテンツ
ファミリーライブラリシェアリングとは
ファミリーシェアリングは、個別のアカウントを持つユーザー同士が家族間でゲームを共有するための機能です。家族やそのゲストは、お互いのゲームをプレイすることでそれぞれがSteamの実績を獲得し、Steamクラウドにゲームの進捗を保存することができます。これは共有コンピューターで、家族のメンバーにゲームへのアクセスを付与することで機能します。
sauce:Steam公式ページ
それぞれがSteamの実績を獲得できる
不要になったゲームも活用できる
DLCも共有可能
同じゲームを2人同時にプレイできない
共有できないSteamゲームがある(サブスクゲームなど)
借りた相手がチートなどした場合、貸した側もペナルティがある
全てのゲームが共有されて、一部のみを指定する事ができない
ファミリーライブラリシェアリング設定手順
シェアリング機能を有効にするには、5つの手順のみ▼
- 貸す側:Steam ガード有効
- 貸す側:借りる側のPCに自分のアカウントでログイン(Steamガードでログイン)
- 貸す側:端末のライブラリシェアリングを承認
- 貸す側:端末からログアウト
- 借りた側:自分のPCでログイン
- 借りた側:借りたゲームで遊べる
※ 貸す側、借りた側とありますが、実際には 部分の貸す側は、ユーザー名とパスワードを教えてもらって、借りた側が自分でログインするケースも多いと思います。
Steam ガードを設定
貸す側は、最初にSteam ガードを設定しておく必要があります。単なる二段階認証です。
一時的にアカウントを共有するので、リスク回避のために必要となります。ストアでゲームの購入時やパスワードの変更などに利用されます。アカウントの乗っ取りや無断購入など、様々なハッキングや不正利用から身を守る事ができます。
Steamガードは、メール認証とスマホ認証の2つのタイプから選べます。
Steam アプリ
Steamアプリは、フレンドとのチャットなどに使うアプリですが、Steamガードの表示にも使います。
開発: Valve 評価 無料 |
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ファミリーライブラリシェアリング設定手順
借りる側のパソコンに認証
借りる側は、自分のパソコンでSteamアカウントからログアウトして、貸してくれる人のアカウントでログインし直します。
SteamのPCアプリの場合、右上にあるアイコンから「右記アカウントからログアウト」▼
アプリを再起動したら貸し手のユーザー名とパスワードでログインします。この時、「パスワードを保存する」にチェックを入れない方が良いでしょう。
その時に Steamガードによる認証が必要となります。
アプリの場合、左上のメニューから「Steamガード」をタップ。すると数秒ごとに変わるワンタイムパスワードが表示されます。
この時、貸す側がユーザー名パスワードを教えて、リモート(遠隔)でログイン作業を許している場合、メールやLINEでこのコードを教える事になります。
しかしながら、コードの表示時間が短いので、通話などでリアルタイムで教えないと間に合わないかもしれません。
ライブラリシェアリングの承認
ログインしたパソコンをシェアリング承認します。
右上の設定から「ファミリー」を選択。
「このコンピュータ上でライブラリシェアリングを承認する」にチェック。
「基準を満たしたアカウント」に、借りる側のアカウント名がありますのでチェックを入れて「OK」▼
ログアウト➡ログイン
これで借りる側のパソコンの承認が完了です。最初と同じようにログアウトして、自分のアカウントでログインし直します。
これで借りた側のライブラリ内に借りたゲームが表示され、プレイできるようになりました▼
シェアリング管理と承認の解除する方法
1つのSteamアカウントがファミリーライブラリに承認できるのは、90日間で最大5アカウントと10デバイスまでです。上限に到達後に新たな承認を追加するには、既存のリンクをキャンセルし、クールダウン期間である90日間待つ必要があります。
ファミリーライブラリシェアリングの管理ページから、シェアリング状況が確認可能です。
一度承認したデバイスやユーザは、ここから承認の解除も可能です▼
まとめ
できるだけシンプルに解説しましたが、それでも少し混乱しますよね。
要は、貸す側がログインして、このパソコンとユーザーにアカウントの共有を許す!と承認するだけの単純な内容です。
Steamガードは、トラブル防止のおまじないです。
タカシ
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