アップルは10月14日、iPhoneの5G(第5世代移動通信)に対応した新モデル、iPhone 12シリーズ(iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max)の4モデルとHomePod miniを発表しました。

iPhone 12/12 Proの2モデルは、10月16日 21時に予約受付を開始し10月23日に発売。iPhone 12 Pro Max/12 miniの2モデルは、11月6日 22時に予約受付を開始し11月13日に発売となります。

ざっくりスペックと特徴をまとめてみました

iPhone 12シリーズ共通ペック

※１： iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは既存のmicro-SIMカードには対応していません

ポート/充電

iPhone12の充電コネクタは、従来機種と変わらずLightning端子を採用。充電方式は、有線充電、Qi（チー）規格でのワイヤレス接続に加え、新たにマグネット形式で接続できる「MagSafe」対応機器によるワイヤレス充電も可能になりました。

MagSafe

「MagSafe for iPhone」は、アップルのiPhone 12シリーズ向けの新たなアクセサリー規格。
磁石によりiPhone 12の背面に簡単に取り付けられ、既存のQiデバイスと互換性を維持しつつ最大15Wの急速充電が可能です。

MageSafe対応のケースであれば、装着したまま充電やアクセサリーも使えるとしています

MageSafe対応のカードケースなども販売予定です

画面・ボディ

画面側のガラスには、新技術金属よりも硬い、ナノセラミッククリスタルをガラスに組み込んだ『セラミックシールド』（Ceramic Shield）を採用しています。
アップル側の発表では「iPhone 11世代に比べて、落下に対する耐久性が4倍」としています。透明ではないセラミックを透明化する技術に苦労したと書かれていました。

またiPhone 12シリーズでは、落下耐性を高めるために、外装とボディのエッジを同じ高さにする本体設計上での工夫も導入しています。

従来のiPhoneシリーズで採用されていた2.5D加工の曲面ガラスを廃止し、外装のフレームとガラス面がフラットになりました。
全モデルに共通する新デザインとして、背面はガラスパネルで、側面フレームはiPhone 5やiPhone 4に近いエッジの立ったデザインに変更となります。

ベゼルを削って画面を広くしており、iPhone12全モデルで指紋認証は復活しませんでした

防水等級はIP68。最大水深6メートルで最大30分間耐えられるとしています。

プロセッサー

搭載するSoCは、A14 Bionicチップを採用。最大の特徴は、5nmプロセスで製造されよりニューラルエンジン強化されたチップとなります。
いち早く搭載を発表しているiPad Air 4のGeekbenchスコアを参考にすると、シングルコア：1583/マルチコア：4198。
旧モデルの iPhone 11のA13 Bionicチップと比べると20%〜28%も高速化されています。

インカメラ

インカメラ側は4モデルともに1200万画素(F/2.2)のTrue Depthカメラを搭載。解像度はiPhone 11シリーズと同等だが、ナイトモード撮影やDeep Fusionによる補正にも対応し、HDR撮影も強化されている。

iPhone 12 / iPhone 12 mini

画面は、iPhone 12 miniが5.4インチ2,340×1,080(476ppi)、iPhone 12が6.1インチ2,532×1,170(460ppi)。ともに有機ELのSuper Retina XDRディスプレイを採用

iPhone 12 miniはFace ID搭載iPhoneとしてはもっともコンパクトな、新しいデザインを採用している。ディスプレイは5.4インチ、2340×1080ピクセルのSuper Retina XDRディスプレイ。

本体サイズは131.5×64.2×7.4mm、重さは133g。ベゼルを削る事で、なんとiPhone 8(7/SE)と比べても更に小型化されています。

ディスプレイの横幅は約58mm。4.7インチモデルとほぼ同じなので、iPhone 8(7/SE)のディスプレイを縦に伸ばしたようなデザインです。
ノッチ（切り欠け）部と画面下の曲線部を除くと、4.7インチモデルとあまり変わらない印象です。

エッジ（フレーム）は金属を採用しており、iPhone 12/12 miniはアルミ製で、12 Pro/12 Pro MAXはステンレススチールを採用しています。

カメラは、12mm相当で1,200万画素( f/1.6)広角レンズと1,200万画素( f/2.4)超広角レンズのダブルレンズ構成。
iPhone 11シリーズに比べると、広角カメラのF値上がってが明るくなり、超広角カメラでもナイトモード撮影が可能になるなど、暗所撮影機能が向上しています。

カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED、グリーン、ブルーの5色展開

iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro MAX

画面は、iPhone 12 Proが5.4インチ2,532×1,170(460ppi)、iPhone 12 Pro Maxが6.7インチ2,778 x 1,284(458ppi)。ともに有機ELのSuper Retina XDRディスプレイを採用。iPhone 12とiPhone 12 Proは、サイズが全く同じ（146.7×71.5×74mm）で、ケース製品も両対応のものが使用可能です。

リアカメラは、超広角・広角・望遠のトリプル＋LiDAR構成。Proモデルは「Pro 12MPカメラシステム」としてて高性能化しており、スタンダードモデルと最大の差別化ポイントとなります。

iPhone 12 Proと12 Pro Maxの超広角カメラはスタンダードモデルと同じ12メガピクセルでF値2.4。違いは広角カメラと望遠カメラのスペックで、望遠カメラはiPhone 12 Proが52mm相当（広角からは2倍）でF値2.0、iPhone 12 Pro Maxが65mm相当（広角からは2.5倍）でF値2.2。
メインの広角カメラを比較すると、iPhone 12 Proと12 Pro Maxはいずれも1200万画素26mm相当のF値1.6。iPhone 12 Pro Maxはセンサーサイズが47%大きくなって個々のピクセルが大きくなり、暗所での感度が87%向上している。さらに光学手ぶれ補正もレンズシフト式となり、より強固に手ぶれを補正します。

カラーバリエーションは、シルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルーの4色展開

予約・発売日

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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