昨今のコロナによる巣ごもり需要で、定額で動画が観放題の動画配信サービスのビデオ・オン・デマンド(VOD)人気が加速しています。
動画配信サービスは、PCのブラウザやスマートホンのアプリを使ってアニメや映画、ドラマなどを視聴できる動画ストリーミング再生ができるサービスです。
Amazon Fire TV StickやChromecast、AppleTVなどの、セットトップボックス(STB)と呼ばれるデバイスを使い、大画面テレビで視聴する方法も定番化しています。
私は7、8年前に携帯電話の機種変更に行った時、ドコモの動画配信サービスDTV(当時はDビデオ)に入会したのが始めてのVOD体験でした。
当時ワンコイン(500円/月)にも関わらず、ドラマやアニメ、映画、舞台が見放題!!我が家ではテレビ番組を観る習慣が無くなる程のカルチャーショックでした。
次に、Amazonのプライム会員が無料で見放題の「プライムビデオ」が誕生した事で、VOD生活が加速してしまい、U-NEXT、Hulu、DAZN、dアニメストア..と次々と入会しました。
そして昨年末に、世界シェア1位の「NetFlix」に加入した事で、主要な動画配信サービスをコンプリートした事になりました。
各動画配信サービスには特徴と得意分野がありますので、どんな人にはどのサービスが良いかコンテンツの違いについてまとめてみます
ページコンテンツ
定額制動画配信サービスの国内シェアと人気ランキングについて
ソース:GEM Partners
2018年までは、ドコモの動画配信サービスの「DTV」がシェアナンバーワンの状態が続いていました。
しかしながら2019年以降は世界最大のVOD「Netflix」が首位の座を奪い、2位にはスポーツ専用動画配信サービスのDAZN (ダゾーン)、3位にプライムビデオというトップ3に変わりました。
コスパなど余計な事は何も考えずに 人気ランキングと国内シェアはイコール だと考えて良いでしょう。
私のお勧めランキングも、最新の国内シェアとほぼ同じですが、正直こんなに僅差ではありません。
どれか1つだけに加入するならNetflix一択だと思います。コンテンツの充実基準だけで考えれば、個人的にはコレ↓だけオススメ度合いに大差がつきます。
※ スポーツ専用チャンネルのDAZNは、少し毛色が違うので今回は除外します。現在スポーツも自粛が続いていますので、ライブ放送は楽しめないでしょう。しかしフラストレーションが溜ったスポーツファンの方にとっては、過去の対戦カードが観る事ができて嬉しいサービスだと思います。
またアニメに特化したドコモの動画配信サービス「「dアニメストア」」も今回は省略します。
1位:Netflix(ネットフリックス)
月額料金(税込み) | [SD]800円 [HD]1200円 [4K]1800円 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
ダウンロード視聴 | 可能 |
画質 | SD/HD/4K |
無料お試し期間 | なし(終了) |
➡ Netflix
※ 同時に視聴できる端末の数もプランにより異なります
SD:1端末 / HD:2端末 / 4K:4端末
Netflixコンテンツの特徴
Netflix は配信コンテンツ数が圧倒的に多く、世界のメジャーな作品はもちろん、マイナーなドラマや映画も楽しむ事ができます。
またオリジナル作品や独占配信している動画が多く、その作品の質も非常に高いのが特徴です。
オリジナル作品は、ハリウッド映画なみの費用を掛けた大作も多く、レンタルDVDに並ぶ作品もあるほどで、オリジナル映画はハリウッドの映画館で上映された作品もあります。
動画に「Nマーク」がついているのがNetflixでしか配信されていないコンテンツ▼
得意な分野はオールマイティで、海外ドラマや映画の人気・話題作のラインナップも他を圧倒しています。
またドラマやアニメの配信に関しては、TVでオンエアされてから即追加されるほどの鮮度の高さが魅力です。
全ての作品が見放題対象なのもNetflixの特徴で、レンタルや販売作品はありません。
Netflixのデメリット
Netflixは、スマートホン用アプリに難があって、字幕がズレるなど不具合も報告されています。インターフェイス的にも、大量のコンテンツ内から作品を探すのが難しいです(使い慣れれば、ある程度カバーできますが)
また専用アプリをインストール出来ないガジェットやスマホも多く、一部のTV-BOXや中華タブレット、グローバルモデルではない中華スマホなどでは、Google PlayストアにNetflixアプリが見つかりません。
直接アプリページを表示しても「このデバイスはアプリでサポートされていません」と表示されてしまします。
作品評価が ボタンだけで、レビューが無いので激ハズレ作品を踏んでしまう事もあります。また作品に配信終了の日時が明記されていないので、ある日突然見れ無くなったりします。
2位:Amazonプライムビデオ
月額料金(税込み) | 500円/月 408円/年 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
ダウンロード視聴 | 可能 |
画質 | SD/HD/4K |
無料お試し期間 | 30日間 |
Amazonプライムビデオ特徴
Amazonプライムビデオ(通称アマプラ)は、アマゾンのプライム会員のおまけ(特典)コンテンツなので、視聴し放題の動画は限定的です。しかしながら特典コンテンツのラインナップが絶妙で、レンタル作品を借りずとも十分に楽しむ事ができます。
アマプラのオリジナル作品も多数視聴する事が可能で、海外Amazon作成のドラマも充実しています。
お笑いタレントを集めたバラエティー番組の「DOCUMENTAL(ドキュメンタル)」は話題ですね。
Amazonプライムビデオのデメリット
見放題コンテンツの入れ替えが早いので、後で観ようと思っていると、来月終了のコンテンツに表示されて慌てて観る事が良くあります。
また現在オンエア中の作品は、最新シリーズが有料コンテンツになっている事がほとんどで、1シーズン遅れて視聴するのが基本ルーチンになります。例えば「孤独のグルメ」は、第七シーズンまで見放題で、オンエア中の第八シーズンは全て有料でした。最近、第八シーズンも終わり、ようやく見放題対象になりました。
また体感的に、レンタル作品や1話無料のドラマやアニメが増えてきた気がします。
3位:U-NEXT(ユーネクスト)
月額料金(税込み) | 2,189円 |
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見放題コンテンツ数 | 14万本以上 |
ダウンロード視聴 | 可能 |
画質 | FHD/4K |
無料お試し期間 | 31日間 |
➡ U-NEXT
U-NEXTコンテンツの特徴
U-NEXTは、17 万本もの動画コンテンツを有し(見放題対象作品14万本)日本国内のVODの中では圧倒的コンテンツ数を誇っています。
NHKオンデマンドの作品も「NHKまるごと見放題パック」と契約すると見放題になります。こちらは別料金となりますが、 U-NEXTは毎月1,200ポイントが加算されますので、「月額プラン」を利用していれば、毎月の1,200ポイントを使って、実質0円で自動継続が可能です。
J-POP、K-POP中心にライブや舞台の動画も充実しています。
VODとしては珍しく、5,000本以上のアダルト動画も見放題タイトルに含まれています。これはファミリーでの契約には少し微妙ですが、家族で使う端末のアカウントを、キッズに設定しておけば家族で視聴している時に開く事ができません。
またU-NEXTには、雑誌や漫画、青年コミック、ラノベ、書籍などもありますが、無料コンテンツは限定的で、基本的には有料コンテンツとなります。毎月の1200ポイントを使う事で、数冊は無料で読む事も可能です。
U-NEXTのデメリット
U-NEXTのデメリットは、やはり2,189円という価格の高さでしょう。
またアダルト動画や青年コミック、18禁雑誌、グラビアアイドルのイメージビデオなど、子供と一緒に共有するには厳しいコンテンツが多いです。
しかしながら、逆に動画サービスとアダルト動画サービスを同時に契約できる事から、独身の方には人気のVODです。
4位:Hulu(フールー)
月額料金(税込み) | 1,026円 |
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見放題コンテンツ数 | 60,000本以上 |
ダウンロード視聴 | 可能 |
画質 | SD/HD/FHD |
無料お試し期間 | 31日 |
➡ hulu
Huluコンテンツの特徴
日本テレビで「続きはHuluで」、と流れることがありますね。番組の続きが観れたり日テレ色の強いVODです。最新のバラエティ番組やドラマなどは、ほとんどがラインナップされています。「ガキの使い」や「月曜から夜更かし」など、日テレの番組が好きな人には嬉しいVODです。
またライブTVという機能が独特で、FOXチャンネルやナショナルジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC)などの番組を、オンエアと同時に視聴できます。日テレだけあってジャイアンツの試合をライブで観戦できる「ジャイアンツLIVEストリーム(GLS)」なども視聴可能です。
私は、バックミュージックとしてMTVを流したりしています。
Huluのデメリット
Huluは、数年前からディスプレイとの接続に「HDCP」(HDMI 、DVI-D、DisplayPort)が必須となりました。そのため古いモニターにVGA(D-Sub15ピン)端子で接続していると画面が真っ黒で再生ができません。
これはとても不便で、PCでデュアルスクリーンにしていて、HDMIとVGAを使っていても再生が不可です。1つの画面で作業しつつ、別の画面で動画を再生できないのは痛い。
また日本テレビの番組を楽しめますが、今はTverで最新の見逃し番組を視聴できますので、利用価値が薄い気がします。
5位:DTV
月額料金(税込み) | 550円 |
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見放題コンテンツ数 | 12万本以上 |
ダウンロード視聴 | 可能 |
画質 | SD/HD/4K |
無料お試し期間 | 31日 |
➡ DTV
DTVコンテンツの特徴
ドラマや映画、アニメはもちろん、お笑いやミュージシャンのライブ動画なども配信されており、幅広いコンテンツを楽しめるのが特徴です。
またカラオケや動画化したコミックといった、一風変わったコンテンツがあるのも面白いです。漫画のアニメ化ではなく、マンガにアフレコしてパラパラめくっていくだけの動画です。
これが意外とハマります。私は「ビーバップハイスクール」「今日からヒットマン」のコミック動画は何度も繰り返し視聴してます。
DTVのデメリット
映画やドラマのラインナップは、他のVODに比べて古めの旧作といった感じです。新作はレンタル作品として並びますが、見放題作品に降りてくるのは随分先。新作が見放題対象になる事は稀です。
韓流ドラマや韓国のバラエティ番組などもあるので、韓流ファンの方にも人気ですが、やはりコチラのラインナップも古めです。
知り合いの韓流ファンは、他のVODに無い定番作品を観るだけに利用しているようです。
また動画に対するレビューが厳しめで、何を見ても文句つけるお年寄りしかレビューを書いていないのでは?と疑ってしまう程です。
動画配信サービスの人気ランキングまとめ
Amazonプライム会員は基本的に、送料が無料になるので入るサービスなので、プライムビデオは自動的に加入している人も多いと思います。
それにNetflixを追加して「アマプラとネトフリだけでいい」というユーザーが多いです。私も同意見です。
更に加えるなら、今回のランキングでは5位に沈んでいますが、DTVの月額550円は手が出しやすいので、とりあえず入っておいても良いと思います。
自分でも呆れるほど、色々な動画配信サービスに加入しましたが、実はU-NEXT、huluに関しては、無料体験とギフトコードで合わせて7カ月間無料で体験する事ができました。
ちなみにスポーツ専用の動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」は、私がF1観戦、息子がバスケットボール を観るのに利用していました。
通常は月額1,750円と高いサービスですが、ドコモユーザー+DTVとセット割引で1,280円(税抜)と破格の料金で視聴する事ができます。DTVが550円なので、実質730円(税抜)で契約できました。こちらは最近、サブスクリプション契約が増えすぎたので解約しました。
ドコモのアニメ専用動画配信サービス「dアニメストア」に関しては、月額440円と格安なので、観たいアニメがあった時にスポット的に契約・解約を繰り返しています。
無料体験を使って、自分に合いそうな動画配信サービスを試してみるのには、巣ごもり期間は良い機会だと思います。
Netflixは、昨年12月で無料体験が終わってしまいましたが、コンビニなどでプリペイドカードを買ってポイントの分だけ体験する事も可能です。
料金のストックが無くなったら自動的に終わりますので、クレジットカードやデビットカードを登録したくない人にはお勧めです。
また、どの動画配信サービスで、何の作品を視聴可能なのかを複数のVODを串刺し検索索できる「JUSTWATCH(ジャストウォッチ)」というサービスも誕生しています。色々と便利ですよ。
タカシ
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