キーボード付き11.6型Androidタブレット「Teclast M16」スペックレビュー

中国のタブレット・ラップトップPCメーカー Teclastの最新タブレット『 Teclast M16』がリリースされました。

今回発売された「Teclast M16」は、プロセッサーにはMediaTek社製ミドルアッパーレンジ向けSoCの「 Helio P70」を搭載した11.6型画面の大型タブレット端末です。
「Teclast 」からリリースされているタブレットは、大きく分類して３シリーズあります。１万円程度で購入できる超エントリーモデルの「Pシリーズ」と、実質フラッグシップシリーズとなる、ミドルレンジSoC搭載の「Tシリーズ」。今回リリースされたM16は、その中間にある「 Mシリーズ」となります。

M16は、MediaTek のデカコア（１０）プロセッサー「Helio X27」を搭載したエントリークラスのタブレットです。専用キーボードが用意されているので、1１.６インチの大画面を生かして文書作成などに活用できるのが最大の特徴です。

ページコンテンツ

Teclast M16スペック
筐体
内部スペック
対応バンド / SIM
まとめ / 価格

Teclast M16スペック

OS	Android ８
SoC	MediaTek Helio X27(MT6797X)
GPU	ARM Mali-T880 MP4
ディスプレイ	11.6 インチ 1920 x 1200 Pixcels IPS液晶
RAM	4 GB
ROM	128 GB
カメラ	フロント: 0.2MP リア： 8MP
microSD スロット	最大 128GB
SIM	NanoSIM
Wi-Fi	802.11 b / g / n / ac
Bluetooth	4.2
バッテリー	7,500 mAh
対応バンド	GSM: B2/B3/B5?B8 CDMA800: BC0 WCDMA: B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA: B34/B39 TD-LTE: B38/B39/B40/B41 FDD-LTE: B1/B2/B3/B5/B8/B20
インターフェイス	USB-C
防水	非対応
サイズ	28.28 x 17.00 x 5.50 cm
重量	920 g
その他	–

筐体

ディスプレイは1920 x 1200(FHD）の11.6インチ大画面タブレット。IPS液晶を採用しアスペクト比16:9。

アルミ合金のメタルボディを採用したブラックボディ▼

磁力でドッキングする専用キーボードが用意されています▼

HDMIポートが付いているので外部ディスプレイへの出力も可能となっています。

インターフェイスはUSB-Cを採用しており、7,500mAhの大容量バッテリーは11時間の動画再生が可能としています▼

カメラはアウトが800万画素、インカメラは200万画素。
指紋認証システムや顔認証によるアンロックには対応していません

内部スペック

プロセッサーにMediaTek社製の MT6797Xを採用しており、エントリークラスの端末に分類されます。MT6797X（Helio X27）は、MediaTekのHelio X20シリーズとして2016年末に発表されたスマートフォン向けDeca Core(10コア) プロセッサーの最上位モデル（発売当時）です。
MT6797Xを搭載した端末を参考にすると、Antutuベンチマークスコア( ver7 )は 8万ポイント台後半。エントリーモデルの上、ミドルレンジクラスには少し及ばないという処理性能です。
メモリー(RAM) 4GB、内部ストレージ(ROM) 128GBに加え128GBまでのMicroSDカードに対応しています。

グラフィックには、ARM Mali-T880 MP4を搭載しています。ゲーム用タブレットとして使うには非力なので、重い3D処理のゲームはカクカクして厳しそう。
しかしながら11.6インチの大画面は、オフィス文書やマルチメディア端末としての用途が主だと思います。
一般的なアプリや動画再生でストレスを感じる事は無いスペックです。

対応バンド / SIM

M16は SIMカードを挿しての運用が可能なタブレット端末となっており、バンドが対応していれば通話も可能となっています。

ドコモ：４G帯（LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンド(B3)に対応しています。高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンド(B19)および、僻地や山間部でに強い３G帯のプラスエリア(B6)には未対応です。

SoftBank：LTEバンド1,3,8 に対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。

AU：LTEプラチナバンドB18 を使用するVoLTE SIM及び、通話に3G帯 BC0（CDMA2000）を使用する非VoLTE SIMともに未対応です。

【対応バンド】
GSM:
B2/B3/B5?B8
CDMA800:
BC0
WCDMA:
B1/B2/B5/B8
TD-SCDMA:
B34/B39
TD-LTE:
B38/B39/B40/B41
FDD-LTE:
B1/B2/B3/B5/B8/B20

まとめ / 価格

M16 は処理性能は控えめですが、128GB の内部ストレージを搭載しており、文書作成などパソコンライクに使う用途としては必要十分なスペックです。
SIMカードスロットを搭載しているので、格安スマホのデータSIMを挿せば単独でネットに接続してのネット作業が可能です。
ビジネスアプリを入れれば、外出先のカフェなどでも作業が捗りそうです。

価格はキーボード付きで＄199.99。Banggoodではプリセールとして＄179.99で販売しています。記事執筆時にはGearBest でも同価格でセール販売されていますが、こちらはキーボードが付属していません。