有害サイトをブロックしてくれる『Yahoo!あんしんねっと(ヤフーあんしんねっと)』という無料アプリ(サービス)が非常に便利で、Android端末ではお子さんにスマートホンを持たせる時のペアレンタル・コントロール用のWEBブラウザの定番でした。
しかし、2016年12月20日に突然サービスが終了してしまい、Webフィルタリング対策にお困りの方が多いようです。
そこで、今回はあらゆるキャリア・端末・環境ごとのWebフィルタリング対策についてご紹介します。
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携帯電話会社が提供する無料フィルタリングサービス利用
有害サイトをブロックするフィルタリング機能は、携帯電話会社提供の無料サービスを活用するのが一般的です。キャリアごとに申し込みが必要ですが利用料は無料なので、ご利用の方も多いと思います。
当然、申し込んでおくべきですが、一部キャリアではモバイルネットワーク接続時のみ有効で、Wi-Fi環境では無効の場合があります。その場合にはWi-Fi環境化の対策が別途必要になります。
オプションなどの詳細につきましては、各携帯電話会社のページをご参照ください
- NTTドコモ アクセス制限サービス(無料)
- SoftBank ウェブ安心サービス(無料)
- au 安心アクセス for Android(無料)
- Y!mobileフィルタリングサービス(無料)
Wi-Fi環境での有害サイト対策について
携帯会社のフィルターサービスを基準にペアレンタル・コントロールを掛ける場合、モバイルネットワーク接続時のみに有効でWi-Fi環境では無効になるサービスがあります。その場合には、ご家庭内に有害サイトフィルタリング機能が付いたWi-Fiルータを購入して対策を取るか、後述するフィルタリングサービスを利用する必要があります。
フィルタリング機能付きルータには、有料のフィルタリングサービス「iフィルター」機能を搭載したルーターと、無料の「AiProtection」機能搭載のASUSTek社ルーターの2種類があります。
私はASUSTekの「AiProtection」機能を使っていますが、パソコンの有害サイト制限・ウィルス対策にもなりますので一石二鳥です。
記事を書いている時点では一番安価なモデル以外は全て「AiProtection」に対応しているようです。
このルーターでのウェブフィルターの設定方法はこちら▼
※フリーの無線LANスポットを使った時などではフィルタリング方法がありませんので、公衆無線LANの使用を禁止するかルールを決めるべきでしょう
Docomo端末
白ロム※を含めDocomo端末をご利用の場合、同社が無償で提供している「ファミリーブラウザ」を使う事で簡単にWebフィルタリングする事が可能です。
たとえばMVNO(格安SIM)で運用予定の子供用のスマートホンを用意していない場合、白ロム専門店で最初からDocomo端末を用意するのが一番安上がりで安心です。
※白ロムとは、携帯会社の提供するスマートフォンで、新古・中古などの未契約の端末
※評価が低いのは制限を掛けられた子供達が低評価をしているのが原因
ファミリーブラウザ for Docomo
開発:NTT DOCOMO
無料
「ファミリーブラウザ」を使用するにはペアレンタルコントロールアプリ「Domocoあんしんモード」のインストールが必要
開発:NTT DOCOMO
無料
設定方法については下記エントリー参照
「子供にスマホを持たせる前にしておくべき機能制限の設定(Android編)」
WEBフィルタリング有料サービス一覧まとめ
残念ながら有害サイトをブロックできる無料のサービスは「Yahoo!あんしんねっと」「ファミリーブラウザ for Docomo」の2アプリだけでした。
今後は、Docomo端末以外を使っている方は、上述した携帯電話会社のフィルタリングサービスやルーターとの併せワザを使うか、有料サービスを利用する事で有害サイトをブロックする事になります。また、Y!mobile以外のMVNO(格安SIM会社)をご利用になっている場合、フィルタリングサービスもありませんので、有料サービスを利用するしか手段がありません。
有害サイトブロックのアプリ・サービスをまとめてみました▼
i-フィルター for Android™ 年額版
開発:デジタルアーツ株式会社
・3,900円(税込)/1年分(365日)
・6,400円(税込)/2年分(731日)
・9,400円(税込)/3年分(1,096日)
PTAや各学校が推奨している定番フィルタリングサービス。
格安SIM(MVNO)のLINEモバイルを使えば無料で使用することができるので、MVNOでの利用を考えている方にはお勧めです。また、既にお子さんのスマホは他社のSIMで稼働している場合、同社の500円のプランを申し込む事でアプリの利用が可能となります。アプリはお子さんの端末に入れて、SIMはタブレットやサブ端末用に使えば実質100円程度で格安SIMが利用できる事になります。
※LINEモバイルで無料で使えるサービスは、当アプリではなく上位版の「i-フィルター for マルチデバイス」です。
まもるゾウ・ブラウザ
ただし、このアプリ以外のブラウザアプリを使用できなくする為に、同社の「まもるゾウ2」や上記「あんしんモード」などのペアレンタルコントロールアプリを別途インストールする必要がある。小学生には良いが、中高生には子供っぽくて嫌がられますね。
モバイルフェンス
開発:Mobile Fence
料金:スマホ3台まで年間28.8USドル
全キャリア対応のゲーム時間制限付きペアレンタルコントロール神アプリ【モバイルフェンス】
ノートン ファミリー
30日間無料で使用する事ができ、その後はプレミア会員になる必要があります。使ってみると「2ちゃんねるまとめサイト」は閲覧する事ができてしまいました。
子供のスマホ使用状況を全てを監視する事ができ、あまりにプライバシーが無さすぎるため導入には話し合いと親側にもルールが必要でしょう。例えば、○○さん(子供の名前)がWEBサイトhttp://xxxxにアクセスしようと試みて警告を受けました。「アダルト・ポルノ」と親側にメールが届きます。
TONEモバイル
シニア・小学生高学年からのスマホデューに特にお薦めです。パケット使い放題で月額1,000円で容量を気にしないで持たせられるのが特徴です。
あとがき
今までは、我が家でも中学生の息子に「Yahoo!あんしんねっと」とアプリロックアプリを使用してペアレンタルコントロールを掛けていました。しかし今回「Yahoo!あんしんねっと」の終了で「ブラウザを使えなくては調べもので困る」という事でしたので、急遽、古いドコモ端末を持たせて『docomoファミリーブラウザ』を利用させています。
今後は紳士協定で乗り切ろうと考えたのですが、リンク先から思わぬサイトに飛んでしまう事もありますので、やはり難しいですね。
追記:有料サービスの利用が不可避なようでしたのでLINEモバイルの月額500円のプランを申し込んで、iフィルターでのWEBフィルタリングに切り替えました。今までタブレット用に契約していたMVNOのデータプランと料金・サービス的に変わりませんので、iフィルターの利用料金を差し引くとデータSIMが140円で使えている計算になりました。
タカシ
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