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【実機レビュー】低価格で全部入りインナーイヤー型TWS「SOUNDPEATS TrueAir」

サウンド機器メーカーSOUNDPEATS (サウンドピーツ)より発売されている、完全ワイヤレスイヤホン 『TrueAir』が手元にやって来ましたので、10日間 徹底的に使い倒してみました。

TrueAirは、AppleのAirPods(エアーポッド)風のデザインを採用したインナーイヤー型のTWSイヤホンです。
Qualcomm(クアルコム)社製の最新チップ「QCC3020」を採用したことで、バッテリーの持ちが飛躍的に伸び、デバイスと安定した接続を確保できるようになったのが一番の特徴です。
またApt-xコーデックに対応しているので、対応したAndroid端末をお持ちのユーザーは音源を最大限に生かした音楽が楽しめます。

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプルをご提供頂きましたので、実機のレビューをしてみます。

SOUNDPEATS TrueAir スペック

チップセット QCC3020
対応コーデック SBC/AAC/aptX
音楽再生時間 約 5時間
再生時間
ケース充電込み
約 30時間
Bluetoothバージョン  5.0
ドライバーユニット φ14.2 mm
ケース充電時間 約 2.5時間
イヤホン充電時間 約 1.5時間
ケースサイズ 46.2 × 29.5 × 57.3 mm
イヤホンサイズ 15.9 × 16.2 × 42.9 mm
イヤホン重量  約 3.8グラム
ケース重量 約  33グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】
TrueAirイヤホン x 1ペア
収納充電ケース x 1
USB-C充電ケーブル x 1
取扱説明書、保証カードなどの紙類

 

取り説は多言語に対応しており、日本語にも対応しています▼

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンがコードでつながっていない、左右が完全に独立したワイヤレスBluetoothイヤホン(TWS)
耳に引っ掛けるタイプの開放型インイヤーイヤホンです。▼

 

デザインはいわゆる” うどんタイプ “で、マイクは棒の先端に配置されています。完全ワイヤレスイヤホンはマイクが耳元にあるので、どうしても通話に弱いですが、うどん先端にマイクがある事で数センチ口元に近くなっています。耳たぶの下くらいにマイクが来ます。

 

イヤホンの重さは片側が約 3.8グラムの軽量設計

 

棒の部分は楕円形になっています。形と太さは、ちょうど麻雀の点棒のような感じ▼

 

棒部分は太い側で約7.7mm、細い側が約 5.8mm。”うどん”ではなく”きしめん”ですね。

 

iPhoneを買うと付いてくる有線イヤホンのEarPods(イヤーポッド)と並べてみます。

 

チャージケース

収納ケースは充電器も兼ねており、イヤホンを5回フル充電する事ができます。
ケース前面にはマルチボタンが1つだけ付いていて、初回のペアリングとイヤホン機能のリセットなどの用途にのみ使います。

 

本家AirPodsのケースより全体的に丸っこい。サイズも丸みの分だけ大きい感じです。結構コンパクトで、ポケットに入れて持ち歩いてもポッコリ膨れないギリギリの大きさかな。

 

充電用のインターフェイスはUSB-Cを採用しています

 

蓋を開けた所にLEDが1灯だけ配置されており、イヤホンの充電状況はここで確認します。このLEDはインジケーターも兼ねており、ケースのバッテリー残量が少なくなると赤くなります。

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 42グラム▼

 

通話テスト

TrueAirにはマイクが内蔵されており、スマートホンを取り出さずとも通話が可能な機能が実装されています。LINEの「通話テスト」機能を使って、室内、屋外などの環境下で内蔵マイクの感度と通話音量を試してみます。TrueAirにはCVCノイズキャンセリング機能を搭載していますので、TWSイヤホンとしては悪くない通話音質です。特有のモゴモゴ聴こえる音質ではなく、クリアとまでは言えませんが相手に話している内容がしっかり伝わります。
ただし、静かな室内に限られるかな?交通量の多い通りや、喧騒などの賑やかな場所での通話は少し厳しいと思います。

追記:コンビニから電話を掛けてみましたが、通常の電話と変わらない音質で通話ができました。相手はイヤホンから通話していると気が付きませんでした。

 

操作・装着感

TrueAirには「自動ペアリング」機能が搭載されており、一度ペアリングしたデバイスとは、ケースの蓋を開けただけでオートで接続されます。ケースを開けた瞬間に「パワーオン」のアナウンスが流れ、次にデバイスと接続が完了すると右耳側から「コネクテット」の音声が流れます。

ケースに戻すとイヤホンの充電が開始されますが、蓋を閉じるまではデバイスとの接続が維持されています。
何回も蓋を開け閉めしたり、繰り返し出し入れしてみましたが、ケースから取り出して耳に装着すると同時くらいで接続が完了しています。接続ミスは一度もありませんでした。

AppleのAirPods(エアーポッド)のように、耳たぶの前に垂らす感じで装着します。私の耳はインナーイヤー型のイヤホンが合うので、少しくらい暴れてもピタっとフィットして外れません。このイヤホンは軽いので、ジャンプしてもイヤホンの重みで外れる事もありませんでした。
インナーイヤー型のイヤホンは、痛くて使えない人や耳に合わなくて外れやすい人も居ますが、iPhone純正のEarPods(イヤーポッド)が大丈夫な人なら快適に使えると思います。

操作に関しては、物理ボタンでは無くタッチコントロール式を採用しています。そのためボタンを押す時に力を入れてしまい、耳の奥に押し込んでしまうような不快な思いをする事なく軽く触れるだけで操作ができます。

ハウジング部を軽くタップ▼
音楽に関してはフル操作に対応しており、再生・一時停止、ボリューム操作、次の曲 / 前の曲にスキップが可能。スマートホン本体を取り出す事なく、全ての操作ができてしまいます。
最初は物理ボタンのないタッチコントロール式に懐疑的でしたが、軽く触れるだけで思ったように操作ができるので気持ちイイ。

 

音質

ケースを開けただけでデバイスと接続されるので、ケースから出さずに一晩音楽を流し続けてエージングしました(反則の充電しながら再生)

カナル型とは違い開放型イヤホン(インイヤー)なので、密閉感が弱く遮音性が無いために、ズンズンした低音・重低音域がやや苦手です。しかしながらインナーイヤー型のイヤホンの特性である、臨場感はしっかり出ていますので、ライブ音源を聴くと没入感があります。価格のわりには定位感もソコソコ感じられました。

クアルコムチップQCC3020を搭載したTWSは幾つも聴いてきましたが、インナーイヤー型のイヤホンは始めてです。やはりチップ特有のフラットな音質になっています。
14.2mm の新素材『バイオセルロース』を採用したドライバーを搭載しており、自然な人間の声の質を実現するとしています。
そのためか寂しい感じのフラットな音質では無く、ボーカルの声も際立って聴こえますし、自分的には原音に近くて好きな音質です。

低音と高音ばかりを強調した「ドンシャリ系」のイヤホンに比べれば、派手さはありませんが、ジャンルや曲を選ばずに癖なく聴く事ができるTWSだと思います。
また音酔いするタイプの人も、聞き疲れする事なく長時間の音楽鑑賞ができるタイプのイヤホンです。

 

音飛び

Bluetoothイヤホンは人混みが苦手で、満員電車などでは接続が途切れてしまうという欠点を抱えています。
TrueAirは、転送速度が速いBluetooth 5.0方式を採用しており、さらにNFMI技術採用のクアルコムQCC3020を搭載しており音切れ/プチ切れに強いイヤホンとなっています。
Bluetooth 5.0に対応したAndroid端末を使って、混雑した駅や電車での移動などで使ってみましたが、音切れはほとんどありませんでした。たまに途切れる事はありましたが、復活も早くプチプチ途切れ続けるようなストレスは感じませんでした。

ただしこのチップの性能を最大限に活用するには、同社のSoC「Snapdragon 855」以上を搭載しているAndroid端末が必要です。
条件を満たす事で、True Wireless Stereo Plus(TWS Plus)システムによって右には右側の音声を、左には左側の音声をそれぞれ送信することで接続の安定性が得られます。

 

遅延

遅延に関しては、動画を凝視して話をしている人の口元を良く見ていましたが、いっこく堂のように「声が遅れて聞こえます」的な遅延は全く分かりませんでした。
それでもコンマ何秒を争うような、センシティブなゲームではTWSは使わない方が良いでしょう。

バッテリーの持ち

都会での買い物やドラクエウォークをしながら数日間使い倒してみました。バッテリー の駆動時間は、平均4.5時間といったところです。

QCC3020チップは、搭載されたバッテリー残量に応じてマスターを切り替えるロールスワッピング機能に対応しています。消費電力を50%削減し、前世代チップセットと比較して約8倍の処理能力を有しており、バッテリー駆動時間が飛躍的に上がっています。
QCC3020チップ搭載しているTWSは、最大で 7時間以上持つイヤホンも発売されていますので、少し物足りない気もします。
しかし4.5時間も連続で使う場面も少ないでしょうし、ケースに入れると勝手に充電されますので必要十分だと思います。

 

使ってみたザックリした感想

【お勧めポイント】

  1. 音楽操作の機能が豊富で便利
  2. タッチセンサー式の操作がサクサク気持ちいい
  3. 音切れ・音飛びストレスを感じない
  4. Apt-x対応が嬉しい
  5. バッテリー残量を気にしないでいいタフさ

【気になる点】

  1. ケース表面にインジケーターが無いのでバッテリー残量が分かり難い
  2. 質感が少しプラスチッキー
  3. ツルツルなので手汗やハンドクリームを塗るとケースの出し入れが大変
  4. 防水対応だが等級が不明(恐らく防滴?)

※ 防水等級はIPX4とのご連絡を頂きました

 

まとめ・価格

低価格にも関わらずタッチセンサー式の操作に対応しており、オートペアリング、BT 5.0対応、最新チップを搭載した全部入りという点が素晴らしい。
あと足りない機能は、数万円クラスのイヤホンに搭載されている”耳から外したら一時停止機能” くらいかな?
AirPods風の低価格インイヤーイヤホンが多数発売されていますが、TrueAir は間違いなくトップクラスだと思います。

低価格で高品質なサウンド機器で人気の「SOUNDPEATSクオリティ」は健在ですね。
ひいき目抜きにしても、総合的に良くできたインナーイヤー型のTWSイヤホンだと思います。
標準価格は4,999円(税込み)と、コストパフォーマンスも抜群です。

SOUNDPEATS TrueAir ワイヤレスイヤホン
aptX&AAC対応 高音質 Bluetooth イヤホン 14.2mmドライバー採用 30時間再生

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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