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【実機レビュー】低音音質と通話品質が大幅アップ!Shokz(旧Aftershokz)の骨伝導ヘッドフォン「OpenRun Pro」

骨伝導ヘッドホンに特化したサウンド機器メーカーShokz (ショックス)より、「OpenRun Pro(オープンラン・プロ)」 が発表されました。現在、クラウドファンディングで

OpenRun Proは、Bluetooth接続による骨伝導式のワイヤレスヘッドセットです。耳を塞がないオープンイヤータイプなので、周囲の環境音を聞き取りながら音楽を鑑賞したり、会話、会議、オンライン授業が受けられるのが最大の特徴です。
Shokzの骨伝導ヘッドホンは、ランニングやサイクリングで使っている方を見かけるようになりましたね。

OpenRun Proは、2019年に発売された同社のフラグシップモデル Aeropex(エアロペクス)の後継モデル。第9世代の骨伝導テクノロジーを採用する事で、骨伝導ヘッドホンが苦手としていた低音を中心とした音質が劇的に向上しました。
また新たに急速充電に対応しており、バッテリーの持ちがアップし、2台同時に接続してのマルチペアリングに対応しました。

 

Shokz OpenRun Proスペック

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプルをご提供頂きました

【OpenRun Pro仕様】
骨伝導ワイヤレスヘッドホン
型番:
AS810
Bluetoothバージョン:V5.1
スピーカー感度:105 ±3dB
スピーカータイプ: 骨伝導トランスデューサ
動作範囲:10メートル
周波数帯:  2400MHz – 2483.5MHz
周波数特性:20-20000 Hz
マイク感度:-38db±3db
マイクタイプ: デュアルノイズキャンセリングマイク
最大音量:85db / 100db切替可能
最大RF出力: 4dBm
イヤホンのバッテリ容量:140 mAh
電池: リチウムポリマーバッテリー
充電時間:約1時間(5分の充電で1.5時間使用可能な急速充電対応)
音楽再生時間:約 10時間
待機時間:約 10日間
防水・防滴:IP55
インピーダンス:8.5Ω ±20%
対応プロファイル:A2DP, AVRCP,HSP,HFP,ATPX
最大高周波数出力:4dBm
対応コーデック:SBC  / AAC
重量:約 29 g
ケースサイズ:幅 12.5cm x 奥行 15.0cm x 厚み 6.0cm

 

開封の儀

パッケージ内容
  • OpenRun Proヘッドセット本体(AS810) x 1
  • 収納ケース x 1
  • 専用充電ケーブル x1
  • 取扱説明書など紙類

 

 

取扱説明書はマルチ言語仕様で、日本語でも使い方が書かれていますが、詳しい説明はオンラインでユーザマニュアルが用意されています。

 

製品レビュー

材質はシリコン風の質感で、肌触りはスベスベです。手元にあるのはブルーですが、シックで落ち着いた色で気に入りました▼

 

バンド部は繊細で、一見脆そうに見えますが、チタン合金のフレーム製を採用しています。頭にフィットするように設計されていて強度は十分です。広げたり捻じったりしても元に戻ります。

 

重さ約 28gと軽量です▼

 

2019年に発売された前モデルのAeropex(エアロペクス)と似ていますが、OpenRun Proは20%の小型化を実現しており各所が進化しています。

 

収納ケースはハードタイプで、チャック式のシェル状です▼

 

ケースには専用ケーブルを一緒に収納できるようになっています▼

 

カラーバリエーションは、ブラック、ベージュ、ピンク、ブルーの4色展開。発売直後はブルーとブラックのみの発売となります。

 

操作部

右耳の下側には、電源ボタンを兼ねたボリュームボタンを配置▼

 

Aeropexでは充電コネクタ部が下にありましたが、背面に移動する事でボリュームボタンが大きくなりました▼

 

マルチファンクションボタンは左耳のハウジング部に配置▼

 

骨伝導部は少し大きくなりました▼

 

右耳側ハウジングには通話用のマイクが2つ内蔵されています▼

 

防水・防塵性能

新モデルで唯一残念なスペックは、防塵防水性能がIP55等級という点。Aeropexでは完全防水・防塵のIP67 でしたので、お風呂での使用やジャブジャブ水洗いしても怖くありませんでした。

塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がなく、あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けないという防水等級。

 

バッテリー・充電

専用ケーブルを使ってUSBアダプターから充電します

 

充電ケーブルは磁力でピタっと貼りつきます。
バッテリー容量は140 mAhで充電時間 60分で満充電。再生時間は最大約 10時間とAeropexと比べて2時間伸びました。
また5分の充電で1.5時間使える急速充電に対応しています。※ ちなみに専用の充電ケーブルは、Aeropexと互換性がありました

 

通話テスト

OpenRun Proには通話機能が実装されています。仕事で通話やオンライン会議に使いましたが、クリアにはっきりと声が届きます。相手の通話ボイスも聞き取りやすく、ヘッドセットとしても使えるレベルの通話品質です。

Aeropexと比較すると、通話の声が明らかに近く明瞭に聞こえるようになりました。デジタル変換された少し機械的な声から、自然な声に変わったという感じです。
私は日常的に仕事で使うので、この通話の品質の向上が一番嬉しいポイントです。

 

装着感

OpenRun Proは、Aeropexより締め付けが弱く、耳に優しいと感じました。個体差なのかな?ちなみに Aeropexは、3時間くらい連続で装着していると、耳の上が痛くなりましたが、OpenRun Proでは痛くなるような事はありませんでした。

首の後ろを回して、耳の上にSHURE(シュア)掛けして装着します。骨伝導部が耳の前の頬骨にあたる感じがベストポジションです。

耳の模型で解説すると↓ような位置になります。

ヘッドホン本体が軽いので、違和感などは感じません。また首を自然に動かしてもズレる事もなく、激しく動いても振れる事すらありません。
Shokzのオープンイヤースタイルは、長時間装着していても衛生的で汗で蒸れたり炎症にもなり難いとしています。

 

使い方・操作感

音楽操作はボタンでフル対応しており、マルチボタン1つで再生・一時停止、曲送り・曲戻しが可能。音量操作と電源はボリュームボタンを使います。
電話機能に関しても通話・通話終了・リダイヤルなど、スマホ(デバイス)本体を取り出す事なく全ての操作が可能となっています。

Aeropexと比べてレスポンスが大幅に向上しています。電源を入れた途端にデバイスと接続しています。操作もタイムラグなく受付けてくれます。例えば早送りの為に2回タップしたら即次の曲が再生されます。

 

操作方法

 

  マルチボタン
音楽操作
1回タップ 再生/一時停止
2回タップ 前の曲へスキップ
3回タップ 次の曲へスキップ
3秒長押し 電源オン
Siri、OKグーグル作動
通話
1回タップ 通話
2秒間長タップ 電話を切る
2回タップ
(音楽停止時)
リダイヤル
  • ボリュームボタンの+は電源ボタンと兼用
  • 音楽停止中ボリューム「-」「+」同時押しでミュート
  • バッテリー残量は、音楽が停止している時に、ボリュームボタンのいづれかを1回押すと音声で教えてくれます
  • マルチポイント接続:2台をペアリングしておき、ペアリングモードでマルチボタンと音量+を同時押しで機能オン。再起動でマルチポイント起動し2台に順番に接続します。
マルチポイント接続
マルチポイント接続

音質・音量

骨伝導ヘッドホンは、難聴などの人向けの補助的なデバイスでしたが、Shokzの骨伝導ヘッドホンが音楽を鑑賞するレベルまで引き上げた事でメジャーになりましたね。
今回のモデルで一番の改良点は音質の大幅向上。旧モデルでは低音が苦手で、EDMのキックの音がコンコンと聞こえていました。OpenRun Proでは、低音再生強化のために開発されたShokz TurboPitchテクノロジーを搭載する事で、キックドラムを聞くと、ズンズンまでは行きませんが、ボンボンとしっかりと聴こえるようになりました。

ちなみに付属の耳栓で耳の穴を塞ぐと、周囲の音から隔離されるので、通常のイヤホンで聞いているような没入感が得られます。

 

音漏れ・その他

骨伝導ヘッドホンは、骨に対する振動で音を伝えるので、頬骨が痒くなってしまう事があります。
しかしながらOpenRun Proは、独自の「Shokz TurboPitch™」技術を採用することにより、小さな振動でしっかりと音を伝えます。長時間聴いていても痒くなるような事がありません。

また、骨伝導ヘッドホンは振動で音を伝えるので、普通のイヤホンやヘッドホンと比べて音漏れの問題があります。
しかしながらOpenRun Proは、小さい音量で聞くことができるので、旧世代の骨伝導ヘッドホンに比べると音漏れも圧倒的に少ないです。

 

アプリ

OpenRun Proから、専用アプリでの管理が可能となりました。ファームウェアアップデートやバッテリー残量の確認、イコライザー切り替えなどが可能となりました。

 

まとめ・価格・販売サイト

骨伝導イヤホンは、昨今のオンライン授業やテレワークなどで一躍人気のデバイスです。
発売当初はマイナーな存在で、自転車で合法的に音楽が聴けるデバイスとしてマイナーな人気でしたが、最近では大型家電量販店でも普通に販売されています。骨伝導ヘッドホンが一つのカテゴリーとして確立された感がありますね。

OpenRun Proは、フラッグシップモデルの2年ぶりの新モデルですが、Aeropexはそれだけ完成度が高かったのだとと思います。OpenRun Proは、Aeropexとデザイン的には微進化に見えますが、音質と通話品質の大幅向上に関しては目を見張るものがあります。一日中仕事で使っていると、疲れ方が全く違います。これから更に骨伝導ヘッドホンが注目されそうですね。

OpenRun Proの価格は 23,880円(税込)。現在、クラウドファンディングで購入可能です。発送は2月からとなります。

Shokz公式サイト:Shokz OpenRun Pro

※クラファンのリンクは公式サイト上部にあります

 
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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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