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【実機レビュー】「EarFun OpenJump」LDACに対応のオープンイヤーイヤホン

サウンド機器メーカーEarFun (イヤー・ファン)より、完全ワイヤレスイヤホン 『EarFun OpenJump(オープンジャンプ)』が発売されました。

耳を塞がず環境音を感じながら音楽を聴く事ができる、同社初のオープンイヤー型イヤホンです。さっそく手元に届きましたので、使用感を共有レビューしたいと思います。

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 14.2mmウール複合ダイナミックドライバー搭載で迫力のサウンド
 バランスの取れた音質
 違和感のない落ち着いたデザイン
 マルチポイント対応
 装着したまま外音が聞こえるオープンイヤー型
 専用アプリで好きにイコライザー調整が可能
 専用アプリでボタン操作をカスタマイズ可能
 ワイヤレス充電に対応
 LDAC高音質コーデックに対応
 映画やゲームでは立体的な「シアターモード」搭載
 4つのマイク内蔵でAIノイズキャンセリング通話が可能
 0.08秒の低遅延ゲーミングモード
 1回の充電で最高 11時間の使用が可能
 5分の充電で2時間の使用が可能
 IPX7防水で雨や汗の水滴を防げる
 約7.5グラムの軽量本体で耳に負担が掛からない

 

残念な点
 装着センサー機能未搭載
 ケースの残量インジケーターが大雑把

EarFun OpenJumpスペック

モデル番号 OW100
イヤホンタイプ オープンイヤー
Bluetooth周波数
Bluetootthプロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデック LDAC、SBC、AAC
音楽再生時間 11時間
(充電ケース込み42時間)
LDACオン—最大8時間
(充電ケース込み最大30.5時間)
Bluetoothバージョン  5.3
再生周波数帯域  2.402GHz-2.480GHz
インピーダンス
防水等級 IPX 7
ドライバーユニット 14.2mm羊毛複合ダイナミックドライバー
ノイズフリー通話 4MIC AI ノイズキャンセリング
充電時間 充電ケース:約120分
ワイヤレス充電:約180分
バッテリー容量
イヤホン:60mAh
ケース:550mAh
サイズ 充電ケース:76.1 x 66.9 x 27.3mm
重さ イヤホン:7.5グラム
ケース:約73.5グラム
価格 8,990円

開封の儀

【パッケージ内容】

  • EarFun OpenJumpイヤホン x 1ペア
  • 収納充電ケース x 1
  • USB-Cケーブル
  • 取扱説明書

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホン本体はいわゆるイヤーフック型。カラーは艶消しブラック。イヤーフック部はスチールワイヤーにシリコンコーティングを施してあり表面はサラサラしています▼

 

ハウジング部のフェイスプレートはシルバーのロゴマークがあります。

 

ドライバ部分は半月型▼

 

底部分にはマイクがついています▼

 

防水等級はIPX7に対応しています。汗や雨程度の水から防げる防水等級です。
※ ケースは防水ではありません

 

重さは実測で片側 約 7.9グラム▼

カラーバリエーションは、ブラックのみ

 

チャージケース

充電ケースは石鹸みたい。オープンイヤーイヤホン各社似たようなサイズ感でです▼

 

薄型ペッタンコです。充電ケースのサイズは 76.1 x 66.9 x 27.3mm▼

 

ケースにもearfunのロゴマークが入っています。マウスと並べたサイズ感▼

 

背中側のヒンジ下には充電用のUSB-Cポートが配置されています▼

 

ケースへの収納は寝かせてセットします。磁力で吸い寄せられるように気持ち良く収まります▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 72グラム▼

 

充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。

緑:>30%、 オレンジ:<30%、赤:<10%、赤点滅:5%未満大雑把に30%以上が緑というインジケーターは厳しい。緑を信じて持ち出しても 残量が30%ギリギリだと、あっという間にバッテリー切れになりそう。

バッテリーについて

イヤホンは1回の充電で約 11時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 42時間。これだけバッテリーが持てば、通勤・通学程度ならケースへの充電は10日に1度くらいのペースで賄えそう。バッテリー切れの緊急時は、10分の充電で約2時間つかえます。
※ LDACコーデックで聴いた時は約8時間、ケース充電合計約30.5時間

 

使い方

ペアリングはケースを開けるだけ、初回はペアリングモードで起動します。

後はスマートホンでアプリから製品を選ぶと、コネクトボタンが表示されます▼

 

操作方法

イヤホンの外側のロゴ付近がタッチセンサーとなっており、音楽を操作できます

  左(L) 右(R)
音楽操作
1回タップ ボリュームアップ ボリュームダウン
2回タップ 再生 / 一時停止
3回タップ 前の曲にスキップ 次の曲にスキップ
2秒長押し 音声アシスタント起動
通話
2回タップ 通話/電話を切る
2秒間長押し 通話拒否
3回タップ 2つの通話に転送・応答

※ 再ペアリング:イヤホンをケースに戻してケースのボタンを3回押し

操作は限定的ですが、左右のイヤホンのタップ操作はアプリから変更可能です。

EarFun Audioアプリ

EarFunの独自アプリ「EarFun Audio」を利用する事で、イコライザー機能やファームウェアアップデート、操作の再配置などが可能となります。
アプリの使用にはアカウントが必要ですが、ゲストログインも可能です。

EarFun Audio

開発: Earfun Technology (HK) Limited
評価
 無料

icon-itunes
 

 

専用アプリでは、イコライザー機能、ゲームモード、シアターモード、オートオフ機能などカスタマイズが可能です。

 

操作・装着感

操作性について

イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。

ケースを開けてデバイスと接続すると「コネクテット」と接続完了音声が流れます。ケースを開けて急いで耳に入れたタイミングくらいで接続が完了します
使い終わったらケースに戻すと、スマートホンとのペアリングが解除され自動的に充電が開始します。一度ペアリングしてしまえば、デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。

操作はタッチセンサー式なので、ロゴの部分を持つと1回タップ、長タップを誤タップしてしまいます。
オープンイヤー型なので、買い物の時のレジなどでは、わざわざ外さないで音楽を停止するだけで会話ができます。

 

装着感

耳穴に装着しないという点を除けば、スポーツ用のイヤーフック型イヤホンと大差はありません。
ただし、私の場合はメガネと少し干渉したのでイヤホン装着してからメガネをかけなおす事で安定しました。また立ち耳の友人は安定しないので、メガネのツル部分で調整していました。

長時間装着していても痛みや痒みはありませんでした▼

 

装着方法は、イヤーフックを耳に巻き込むように装着してゆきます。装着が甘いと、音が遠く感じたり片側の音が強く感じるので分かります。

オープンイヤー型としては小さく、あまり目立ちません▼

 

真正面から見た様子▼

 

斜め前からの装着図▼

カナル型イヤホンを長時間音楽を聴いていると、耳の中が蒸れて痒くなる事がありますよね。OpenJumpはオープン型なので蒸れるような事はありません。
夏に良いですよね。

音質

12時間エージングしてから音質チェックしてみました。イコライザーのモードはデフォルトにしています。

【エージング】
 新品出荷状態のイヤホンやスピーカーなど、一定時間使用を続けることで振動板を緩め、内部の構造を馴染ませ、オーディオ製品の性能と全体の音声表現を引き出すための作業。

独自開発の低音増強技術「BassSurge」により、深みのある重低音を実現。さらに、14.2mmの高品質ウール複合ダイナミックドライバーを搭載し、クリアでバランスの取れた音質を提供します。

ドバイバーは大型の14.2mmの高品質ウール複合ダイナミック振動板を採用。低音域は独自開発の低音増強技術「BassSurge」を採用しています。
オープン型という事を忘れてしまう程に自然に音楽を楽しめました。耳穴に入っていないのに、ドライバと鼓膜との間に距離を感じさせません。ドライバ部が指向性伝音構造なので、音が分散されず耳の奥まで直に届く感じです。

低音が強調されているので、パンチがあり音場は狭めです。ライブ音源を聴くと、音の広がりというよりアーチストが近く感じられます。
アプリから「シアターモード」に切り替えると音が一回りグィンと広がり、会場と錯覚する程の臨場感が味わえます。
開放型の弱点である低音域ですが、ズンズン音がコンコン音に聞こえるような事はありません。腹に響くような事はありませんが、しっかりと楽器の特徴どおり低音という事は伝わってきます。
また中低音域の押し出しがしっかりしており、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明瞭に聞き取る事ができました。

歯擦音が気になる曲、いわゆる「サ行が刺さる曲」を聴いてみましたが、全く問題ありませんでした。全音域でクリアで広がりがあり、歪みがなく音の抜けも良長時間聴いていても疲れません。

また私は移動時には、ラジオやAudible(オーディブル)でオーディオブックを聴いています。
DJやナレーターの声が自然に耳に届き心地が良いです。

 

音切れ・音飛び・音漏れ・遅延

日常的に1週間近くメインで使っていました。犬の散歩、街、電車、買い物、あらゆるシーンで使いましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことはありませんでした。

オープン型なので、音漏れの度合いが気になると思います。もちろん一般的なカナル型と比べると音漏れは大きいです。静かな部屋だと2mくらい離れていてもチャカチャカ聴こえます。屋外や電車では、環境音に掻き消されるので迷惑になる程の音漏れは感じないと思います

 

通話音質

通話用のAI ENC搭載のマイクを左右それぞれに2基、合計4基搭載しています。何度か電話・LINE通話に使いましたが、クリアに問題なく話ができました。
通話で相手の声が遠いと感じる事がありました。通話時は音量を上げる必要があります。

 

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でイヤホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、使用する事が可能です。

 

まとめ・価格

EarFun OpenJumpの価格は¥8,990(税込)。お値打ちな製品にも関わらず、ハイレゾ対応で大型ドライバ搭載などコスパモデルとなっています。

オープンイヤー型は「耳を塞がず取り敢えず聴ける」という時代から、「音質追及」の段階に入っていますね。

EarFun OpenJumpは、EarFun公式ショップのほか、Amazonで購入可能です。

EarFun OpenJump
オープンイヤー
 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。

 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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