中国の電子機器メーカー eMeet より発売されている、ワイヤレスヘッドセット『EMEET HS150』の実機レビューをしてみます。
eMeetは、マイクスピーカーやWEBカメラ、ヘッドセットなど、テレワークやWEB会議、ゲーム内チャット向けといった「WEB会話系ガジェット」を得意としたメーカーです。HS150もそれらの用途向けにチューニングされており、「ANC(アンチノイズキャンセリング)機能」と「外音取り込み機能」を併せ持った、通話に特化したヘッドセットです。
EMEET HS150
開封の儀
【パッケージ内容】
- EMEET HS150 x 1
- USB-C ケーブル x 1
- USBドングル
- 収納ポーチ x 1
- 取扱説明書 x 1
取扱説明書はマルチ言語仕様で、日本語による説明もあります▼
ざっくり感想
価格帯以上のノイズキャンセリング性能
Voice IA機能でオフィスの雑音を自然にカット
通話音質がクリアで自然
ENCノイキャンマイクで雑音をカットした通話
テレワーク用途に使える音声通話品質
48時間の長時間再生が可能
マルチポイント対応でPC+スマホでの同時接続が可能
マイクを畳んでミュートのオンオフ
有線とワイヤレス2通りの接続が可能
専用アプリeMeetLinkでカスタマイズ、ファームアップデートが可能
フラットな音質
筐体
HS150 は、耳を完全に覆うタイプのオーバーイヤーヘッドホン。
艶消しブラックのスベスベボディで、少しプラスチッキーな質感ですが落ち着きがあります。電源オンの時にはeMeetのロゴ部が光ります(消灯可)▼
ヘッドバンド裏側はフワフワで頭に負担が掛かりません▼
本体は折り畳みが可能でコンパクトになります。
メッシュの収納ケースが付属しています。小さいポケットが付いており、付属のUSBドングルが入るようになっています▼
ちなみにHS150は、USB-Cを使った有線接続、Bluetooth接続、USBドングルを使った接続にも対応しています。
USBドングルは、Bluetoothに対応していないPCやタブレットなどの機器向けの付属品です。
本体重量は実測で約 311グラム▼
イヤーパッドは低反発の防音素材を使っており、かなり柔らかく耳への負担が少ないです▼
充電用インターフェイスはUSB-Cを採用。連続再生は最大 48時間の長時間再生が可能です。また1.5時間の充電で約6時間使えます。また電源・Bluetoothスイッチはコチラ側に付いています。
操作・機能
ハウジング部に操作ボタンが格納されています。右側は「・・」の2箇所がボリューム調整(+/-)と曲送り、戻しに使用します。
真ん中のeMeetのロゴ部は一時停止、再生、通話などのマルチボタンが配置されています。
左側はロゴ部のみがボタンとなっており、ANC、外音取り込み、ノーマル切替に使います。
また右ハウジング部の裏側側面にはミュートボタンが配置されています。ハウジング部を手で覆うと、ちょうど親指が当たる位置です。
またマイクを上げると自動的にミュートになり、下げるとミュートが解除される機能も搭載されています。
音質・機能
音質
HS150は音楽鑑賞用のオーディオ機器ではありませんので、あまり音質は問題ではないと思います。
音質については軽く触れておきます。
音の解像度もソコソコ頑張っており、高音から低音域までムラなく鳴っている印象です。ただし、中音域が少し弱めで、ボーカルの声が楽曲に隠れて聞き取り難い曲もあります。
音楽向けにチューニングされていないので、音楽を聴くとフラットでメリハリがありません。
通話・ノイズキャンセリング
PCのSKYPE通話で使ってみましたが、クリアで自然な声が相手に届きます。やはり通話に特化しただけあって、臨場感のあるスムースな会話ができました。
6つのノイズキャンセリングマイクを搭載しており、マイクには独自開発の voiceIA アルゴリズムテクノロジーが採用されています。この機能は、通常のANC(アンチノイズキャンセリング)に加え、マウスのクリック音やタイピング音・エアコンのノイズなどの一般的なオフィスノイズを排除できます。
オンオフを切り替えてみましたが、確かに余計な音がカットされています。私はゲーミングキーボードを使っているのでカタカタ音が煩いのですが、マイクからは雑音が緩和されて伝わります。ちなみにノイズキャンセリング機能をオンにしても、音が籠ったり声が変質するような事もなく円滑な通話ができました。
ノイズキャンセリング時にホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。
外音取り込みモード
外音取り込み機能は、ヘッドセットを外す事なく環境音をデジタル的に聞き取る機能です。
HS150の外音取り込み機能を使ってみましたが、相手の声が変質する事なく外音を聴き取る事ができました。このモードは、宅配業者が来る予定の時なんかに役に立ちそうです。
操作・装着感
装着感に関しては、メガネを掛けていても痛いような事はありませんでした。オーバーイヤーヘッドホンなので、オンイヤー型のように側圧による痛みを感じるような事はありません。
サイズ調整の可動域は広いので、あらゆる頭のサイズにフィットすると思います▼
会議やテレワークでは長時間装着する事が予想されますが、重さによる疲れなども感じる事はありませんでした。
ただし、HS150に限らずオーバーイヤーヘッドホンは、耳を覆うタイプなので、エアコンが効いていない部屋で長時間使うと蒸れます。
1時間に1度くらいの休憩時に外せば、大丈夫だと思いますが、暑い部屋で長時間使う際には注意が必要です。
まとめ・価格
通話に特化しているだけあってマイクの性能が良く、テレワークやゲームチャットで声を伝える性能は素晴らしいです。
雑音をカットした自然な会話が楽しめます。またオンイヤーヘッドホンは耳が潰れて痛くなりますが、HS150はコンパクトでありながらオーバーイヤー型なので、長時間装着していても痛くなりません。
またマルチポイントに対応していますので、パソコンを操作しながらスマートホンでの通話への切替も可能です。
価格は¥14,990円(記事執筆時)。Amazonにて購入可能です。
eMeet HS150は、6月29日にAmazonのタイムセールに登場します。セール価格10,399円で購入可能です(24%OFF+ページ内クーポン1,000円)
タイムセールは、6月29日 8:30~20:30まで
タカシ
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