中国メーカーXiaomiのRedmi(レッドミー)ブランドから先月(2021年 12月)に発売された、完全ワイヤレスイヤホン 『Redmi Buds3(バズ・スリー)』を入手しました。
Redmi Buds3には、グローバルモデル(BHR5174GL)と中国国内モデル(M2104E1)の2種類がありますが、手元にあるのは中国モデル。取説が中国語という点以外はスペック上の違いは無いようです。
1週間くらい日常的に使用してみました。
ざっくりレビューフラッシュ
φ12 mmドライバ搭載で高音質を実現
CVCノイズキャンセリングマイクでクリアな音声通話
耳から外してオート一時停止、再装着で再生再開
10分の充電で最大1.5時間の再生が可能
aptX Adaptiveコーデック対応
操作タッチ部が狭い
Redmi Buds3スペック
M2104E1 | |
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 |
チップセット | QCC3040 |
Bluetootthプロファイル | HFP、HSP A2DP、AVRCP |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive |
再生周波数帯域 | 非公開 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
防水等級 | IP 54 |
ドライバーユニット | φ12 mm |
インビーダンス | 32 Ω |
ノイズキャンセリング | なし |
イヤホン充電時間 | 約 1.5時間 |
ケース充電時間 | 約 2.5時間 |
音楽再生時間 | 約 5 時間 ケース充電使用 20時間 |
バッテリー容量 |
非公開 |
ケース重量 | 約 36.8 グラム |
イヤホン重量 | 約 4.47 グラム |
ケースサイズ | 6 x 4.5 x 2.4 cm |
aptX Adaptiveに対応している事が確認できました。
開封の儀
【パッケージ内容】
- Redmi Buds3イヤホン x 1ペア
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書などの紙類
製品レビュー
イヤホン本体
Redmi Buds3は、イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立した Bluetooth 接続のインナーイヤー(インイヤー)型のTWSです。
イヤホン本体は、Appleの AirPods に代表されるスティックタイプ。いわゆる”耳うどん”と言われる形状。
外側が角張ったデザインが特徴的です▼
スティック部の長さやデザインは、Appleの第2世代までのAirPodsに近いです。
AirPods と並べてみるとスティック部が少しだけ短いです▼
ハウジング部にはマイクと操作を受け付ける部分に凹(ディポット)があります▼
グリル部が少し出っ張っているのが面白いです▼
ちなみに防水防塵対応は IP54。防塵レベル5、防水レベル4。汗や雨程度ならOKという防水等級です。
重さは実測で片側 約 4.4グラム▼
チャージケース
充電ケースは小型で、ズボンのポケットに入れてもポッコリしません▼
リップクリームと並べて見るとサイズ感がわかると思います▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 41グラム▼
充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの点滅速度で残量を確認できます。
1回の充電で約 5時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 20時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は4、5日に1回程度で間に合いそうです。
※ aptX Adaptiveコーデックでの視聴の場合は数割減ります
通話テスト
Buds3はイヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
デュアルマイクcVcエコーキャンセラーとノイズサプレッションテクノロジーにより、雑音をカットしたクリアな音声品質での会話を可能にしています。
実際に仕事で通話に使っていましたが、自然な会話ができました。声が変質したり途切れるような事もありませんでした。また賑やかな日曜のホームセンターでも買い物しながら仕事の電話をしましたが、全く問題なく会話できました。
使い方
ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。
後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了。Xiaomiのスマートホンをお使いの場合、「Mi Buds M8」というアプリをインストールすると、ペアリング時にケース、イヤホンのバッテリー残量が表示されます。
ノイズキャンセリング機能付きのモデルは、アプリからオンオフの設定も可能です。
AirPods+iPhoneのような感覚で使えます▼
※ケースについた小さいボタンを押す事で、リセットや再ペアリングが可能です。
操作方法
イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
長タップ | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | 次の曲へスキップ | |
3回タップ | 前の曲へスキップ | |
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る | |
3回タップ | 通話拒否 |
※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒以上長押し
操作・装着感
操作性について
充電ケースを開けただけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ペアリング済のデバイスに接続した時、パコーンと音で知らせてくれます。
またケースに戻すと自動的に充電が開始され、ペアリングが解除されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面の凹みを軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。しかしながら、反応してくれる箇所が狭いので、なかなか慣れるまで苦労しました。
また、スマートウェア検出機能が搭載されており、イヤホンを外すと音楽が一時停止、再度装着すると再生が開始します。この機能は、レジで支払の時などの時に非常に便利です。少し外している間に再生が進んでしまっていて、巻き戻して聴き直すという事がありません。
操作面で残念な点は、イヤホンからの操作で音声ガイダンス(Siri、OKグーグル)呼び出しや、音量調整ができません。
装着感
昼間は一日中装着しており、夕方にはスポーツジムでも使いました。落ちたり緩んだりする事はありませんでした。装着感は個人差があると思いますが、私は長時間装着しましたが違和感や痛みはありませんでした。
装着した感じは、まんまAirPodsの初代モデルですね▼
スティックタイプのイヤホンは街で良く見かけるので、「耳からうどん」でも今では違和感はありませんね。
正面から見ると角ばっているのが目立ちます▼
音質
Buds 3 は、複合素材を使用した大型の12mmダイナミックドライバーを搭載しています音質の印象は、全音域が非常にクリアでメリハリがあります。
抜けが良く解像度もありますし、バランスの取れたチューニングで綺麗な音だと思います。
エントリーモデルでは埋もれて聞こえないような様な、細やかな音も結構拾ってくれます。
しかしながら、インナーイヤー型なので密閉率が低く、低音域は苦手でズンズン音がコンコン音に聴こえます。それでもインナーイヤー型のTWSとしては、低音が出ている方だと思います。
「Xiaomi Sound Labによって専門的に調整された」としていますが、さすがにシャオミだと感じました。
バンドのヴォーカルも楽器にかき消される事なくしっかりと聞き取る事ができますので、ロックやポップス、アニソンなどの鑑賞にも良いと思います。
まとめ・価格
しばらく Redmi Buds 3を使ってみましたが、AirPodsに近い感覚で使えるという感想です。
2回タップで曲送り、3回タップで曲戻しスキップ、それに加えて再生/一時停止、という音楽操作の方法や出来る事も似ています。操作が限定的で窮屈な分、音質が綺麗という点も同じですね。
残念なポイントもありますが、エントリーモデルのインナーイヤーTWSとしては音質がとにかく群を抜いて良いと感じました。
ノイズキャンセリングの通話マイクの性能も良く、自然な会話ができるところも気に入りました。
Redmi Buds 3 の価格は5,490円。hekka.comでは 送料込みで$40(約 4,660円)で購入可能です。
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タカシ
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