ロボット掃除機「ECOVACS(エコバックス)DEEBOT N7」の実機をレビューしたいと思います。
DEEBOT N7は、クリーナーとしての吸引掃除に加え、独自のモップシステムで水拭きも同時にこなせる1台2役のお掃除ロボット。ECOVACSロボット掃除機シリーズの中では、ミドルハイクラスの製品となります。
アプリと連携する事で、エリアの指定や掃除時間など細かい指示が可能です。いわゆるIoT機器なので、Wifiと接続して遠隔掃除も可能で、アレクサやOK Gooleをから音声で掃除方法の指示を出す事もできます。
カーペット自動検出やバーチャルウォール機能に加え、マルチフロアマッピングにも対応しているので、複数階の掃除もこなせます。
今回のレビューでは、消耗品の交換頻度や価格、清掃に掛かる時間、清掃深度、アプリや機械に疎い人間でも使いこなせるのか?何より無人の家でも安心して掃除を任せられるのか、実用に即したレビューをしてみたいと思います。
ページコンテンツ
ざっくりフラッシュレビュー
複数階のマッピング機能対応
バーチャルウォールで禁止エリア設定可能
Google Home , Amazon Echo 対応
9.3cmの薄型設計で細い隙間も掃除可能
カーペット検知機能で完全自動化
110分間の長時間稼働が可能
最大73dB の静音設計
20mmまでの段差乗り越え機能
2300Paの強力な吸引力
レーザマッピング式で効率的な走行が可能
ダストボックスが水洗い可能
クイックスタートガイドで簡単スタート
消耗品が安い
強力な吸引力が魅力です▼
ホワイトカラーのみなので汚れが心配
ECOVACS(エコバックス)DEEBOT N7スペック
水拭き機能 | あり |
---|---|
走行スタイル | レーザーマッピング |
清掃スタイル | オート/エリア/カスタム |
吸引口 | メインブラシ |
高さ(CM) | 9.3 |
清掃効率 (一回の清掃でダストの除去率) |
92% |
最大稼働時間(分) | 110 |
バッテリー | 3,200mAh リチウムイオン |
バッテリー駆動時間 | 110分間 |
充電時間 | 4時間 |
ダストボックス | 430 ml |
水タンク | 240 ml |
吸引能力 | 2300Pa |
騒音レベル | 65/70/73dBa |
段差乗り越え能力 | 20 mm モッププレートなし |
重さ | 3.6 kg |
本体サイズ | 350*350*93mm |
カラー | ホワイト |
複数階マップ | 対応 |
その他機能 | バーチャルウォール、衝突、落下防止等 |
モデル特徴 | 最大 2300Paの吸引力と使い捨てモップ搭載モデル |
開封レビュー
【セット内容】
- 掃除機本体
- メインブラシ
- クリーニングクロスプレート
- 水タンク
- フィルター
- クリーニングモップ
- 使い捨てクリーニングモップ x 10
- サイドブラシ x 2
- ドッキングステーション
- メンテナンスツール
- 取扱説明書
筐体
筐体はホワイトボディで、サイズはいわゆるお掃除ロボットの一般的なサイズです。ル○バを見た事がある方は、それを想像してみて下さい。
フタを開けるとダストボックスとメンテナンスツールが格納されています▼
メンテナンスツール(はけ)▼
裏側をひっくり返すとタイヤとメインブラシが確認できます▼
両サイドにサブブラシをセットします。色分けされているので左右を間違える事は無いと思います▼
お尻側には水拭き用のウォータータンクを格納します▼
水拭きモップは、使い捨て10枚と洗って使える2タイプがはいっていました▼
水ぶきモップは↓こんな感じで裏側にセットします
※ 工夫すればクイッ●ルワイパー系の市販の不織布モップも使えそう
充電ドック
充電ドックはシンプルで、接点が2つあるだけです。
お掃除ロボットがオートで戻ってくるので、壁際にセットしておきます▼
裏側はコードが巻き取れるようになっているので、長いようなら短くして設置できます▼
ドッキングした様子▼
アプリ連携
ECOVACSは、専用のスマートホンアプリを使う事で細かい設定が可能です。掃除のスケジュール管理ができるほか、現在の掃除状況を手元で監視できます。Google Home または Amazon Echo をお持ちであれば、お掃除の開始時間や方法を話しかけるだけで指定できます。
ECOVACS HOME
開発: Live Smart. Enjoy Life. 評価 無料 |
アプリの設定・項目
アプリはメールアドレスを登録しアカウントを作成します。登録が済んだら、アプリを起動しWifi設定の後、ロボット掃除機の機種を選択して完了▼
アプリからの操作は単純で、機種を選ぶと「自動清掃」の開始、「充電器に戻る」アイコンが表示されています▼
「ロボットを入力する」という項目は、掃除後に部屋のマップが作成されてから使用します
そうそう、左上の設定から「日本語」にしておかないと、ロボットが英語を話します💦
可動方法・動作検証
取扱説明書の他に、クイックスタートガイドが入っているので、まごつく事はないと思います▼
我が家で一番ごちゃごちゃしていて、変則的な形の部屋でテスト走行しました。子供達の自転車置き場兼、多目的ホールを掃除してみました。ほぼ自分達の部屋に居るので、寝る時だけ使っている寝室です。
自分たちで掃除しているのですが、四角い部屋を丸く掃除しているので、あちこち埃が溜まってそうです。
広さは 13畳以上あると思ますが、パーティションやロードバイク、ちゃぶ台、パソコンデスクなどが置いてあるので、掃除できる床面積は限定的です▼
フタを開けて主電源をオンにして、アプリで「自動清掃」をタップ、もしくは本体のボタンを1回押すと掃除スタート▼
Wifi外からでも操作が可能でした▼コンビニに出かけたついでに、LTE回線からテストしてみました。帰宅したら動いてました。
障害物にはソフトに当たるので、家具を傷つける心配は無さそうです。動作音と挙動確認用の動画をアップしておきました▼
音はかなり静かです、パソコンデスクの下のカーペット部に登ると、自動判別して動作音がガーーっと大きくなります。
また、段差は2センチまで対応とありましたが、もっと高い段差まで乗り越えられました。掃除のエリアが広がって便利ですが、入って欲しくないエリアに障害物として置いた 3cmくらいの本を乗り越えていました。
基本的には、一通り部屋の淵を移動してマッピングした後、中央部を塗りつぶすように掃除するようです。
アプリを眺めていると、部屋のマッピング(地図作成)しながら、掃除をしてくれます。
またマップ上では掃除ロボットの現在位置を確認できます(●がN7の現在位置)▼
掃除が終わると自動的に充電ドックに帰って、自分で充電を開始します。またアプリや本体のボタン長押しでも充電に戻るように指示できます。
充電ドックに戻る指示を出した様子▼
掃除したエリアは12平米(6.5畳)、掃除時間は14分という結果でした。障害物で掃除できない部分が多いので、こんなものだと思います▼
取れたゴミの量は凄い。ダストボックスがパンパンでした▼このゴミの量は試行錯誤しながら、連続で何度か可動した結果です。きちんと最後まで掃除したのは1回のみです。
最後は使い捨ての水ぶきモップを付けて掃除しました。結構汚れていましたね▼
掃除の指定方法
最初の掃除は、マップを作るので掃除禁止エリアや掃除方法を設定できません。絡んでしまうコード類などは、徹底的に片付けて掃除スタートするか、障害物を置いてガードしておく事と良いようです。
マッピングが済んだら高度な設定が可能となります。
バーチャルウォール機能
N7にはバーチャルウォール機能が搭載されており、進入禁止のエリアを指定する事が可能です。
マップ画面から「壁」アイコンをタップ。すると仮装境界線とモップ禁止エリアの指定が可能となります。
エリアの設定は、仮想境界線とモップ禁止ゾーンの指定が可能です▼
ちなみにバーチャルウォール機能(禁止エリア)の設定は、スタートした時しか出来ませんが、設定している間は掃除が一時停止します。
一度バーチャルウォール設定すると、次回からは禁止エリアとして判定され立ち入らなくなりました。私は入口のドアを開けたままにしていても、外に出て行かないようにしました。また息子のパソコンデスク周りは、自分で掃除機を掛けるとの事で、四角く立ち入り禁止エリアにしました。パソコンデスクで勉強している時、ウィンウィン掃除機が来て落ち着かなかったそうです💦
高度なマップ機能
高度なマップ機能を有効にする事で、3種類の掃除方法から選択できるようになります。
- エリア:部屋をブロック分けして好きなエリアだけを掃除するモード
- 自動:掃除ロボットに任せて掃除するデフォルトの方法
- カスタム:四角いエリアで囲った場所のみを掃除するモード
お掃除予約機能
指定した時間に掃除を開始するようにタイマーをセットする機能が実装されています。
「詳細」を開き「清掃予約」>>「+」から予約をいれます▼
毎日繰り返し予約も可能なので、仕事に行っている間に自動的に掃除してもらう事もできますね。
消耗品・メンテナンスについて
お掃除ロボットなので、オートで掃除、充電をしてくれますが、ゴミ捨てや水洗いなどのメンテナンスは人の手が必要です。
部品 | メンテナンス頻度 | 交換頻度 |
---|---|---|
クリーニングモップ(使い捨てタイプ) | / | 使用後毎回 |
クリーニングモップ(水洗いタイプ) | 使用後毎回 | 50回洗浄後 |
水タンク/クリーニングモッププレート | 使用後毎回 | — |
サイドブラシ | 2週間に1回 | 3~6カ月ごと |
メインブラシ | 週に1回 | 6~12カ月ごと |
スポンジフィルター/高性能フィルター | 週に1回 | 3~6ヶ月ごと |
レーザー距離センサー 回転ホイール 落下防止センサー バンパー 充電コネクタ ドッキングステーションピン |
週に1回 | / |
消耗品はDEEBOTシリーズの、OZMO 920/ T8/ N7/N8+ 共通のようです。メインブラシ(1)、サイドブラシ(4)、フィルタースクリーン (3)で5,980円で販売されています。人気の製品なので、格安の互換品も多数販売されています。
まとめ・価格・販売サイト
DEEBOT N7を数日間使ってみましたが、賢くて掃除を任せておいても安心できるという印象です。数年前に使っていた掃除ロボットは、見張っていないと変なところで座礁していたり、挟まって止まったりしていました。
N7は、一度覚えた掃除方法を完全に踏襲するので、余計な物を出しっぱなしにしていない限り問題ありません。
テストでは子供の部屋を使いましたが、今はリビングダイニングで活躍しています。どうしても出しっぱなしにしたい物も多いので、禁止エリアにまとめて置くようにしました。予約で勝手に掃除を開始しても安心です。
N7は、禁止エリア設定やレーザーマッピング方式を採用、カーペット自動検出、複数階のマッピングに対応しており、高価なハイエンド機と同等の機能が実装されています。
価格は税込み 4万6,800 円。販売ページ内に2,500円の割引クーポンが発行されていますので、実質 4万 1,300円で購入可能です。かなりの高コストパフォーマンスモデルだと思います。
販売サイト
ECOVACS DEEBOT N7は、Amazonジャパンで購入が可能です。
クーポンコード:ECOVACSN7
割引:2,000円オフ
有効期限:なし
※ 商品ページの2,500円OFFと併用可能
タカシ
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