サウンド機器メーカーEdifier(エディファイア)より発売されている、完全ワイヤレスイヤホン 『Edifier X3 Lite』が手元にやって来ました。
Edifier X3 Liteは、Edifierのライトユーザー向けのエントリーモデル。日常的に持ち歩いて使い続けてみました。使用感を共有したいと思います。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
片耳4グラムの超軽量設計
コンパクトでポケットに簡単に収まるケースサイズ
左右片側での利用に対応
全音域でクリアなサウンド
Aiノイズキャンセリング機能でクリアな通話
1回の充電で最高 6時間使用できる
IP55防水・防塵で豪雨やシャワーでの使用が可能
60msの超低遅延ゲームモード搭載
Edifier X3 Lite スペック
対応コーデック | SBC |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
音圧レベル(感度) | 94±3dBSPL(A) |
インピーダンス | 16Ω |
通信距離 | – |
再生時間 | イヤホン単体で :6時間 充電ケース併用で:24時間 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
低遅延モード | あり(60msの超低遅延ゲームモード) |
装着検出機能 | なし |
防水等級 | IP 55 |
マイク感度 | – |
ドライバーユニット | φ6mm多層振動板ダイナミックドライバー |
イヤホン充電時間 | 約 1.5時間 |
ケース充電時間 | 2 時間 |
バッテリー容量 | 3.7V 37mAh(イヤホン) 3.7V 350mAh(充電ケース) |
ケース重量 | 33g(イヤホン+充電ケース) |
サイズ | イヤホン 19.5*21.45*25.3mm 充電ケース: 54.3*40.8*25mm |
開封の儀
【パッケージ内容】
- X3 Liteイヤホン x 1ペア
- イヤーピース 3 セット
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書などの紙類
製品レビュー
イヤホン本体
X3 Liteは、左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
イヤホンデザインは丸っこい「お団子タイプ」です。本体は艶消し形成のアイボリーホワイト▼
イヤーピースとイヤホン本体は同色に拘っているようですね。ハウジング部には「EDIFIER」のロゴマークが入っています▼
グリル部は円形で直径が太め▼
イヤーピースは3サイズが用意されています。
カラーバリエーションは、ホワイトの他ブラックもあります
重さは片側約 4.0グラム▼
※ ケースは防水ではありません
チャージケース
充電ケースは縦置き型の形状。かなり小さいのでポケットに入れても嵩張らないサイズ
いつものようにリップクリームと並べたサイズ感。ケースのフタには「EDIFIER」のロゴが入っています▼
背面にUSBポートも配置されています▼
ケースのフタの裏に技適マークがついています▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 34グラム▼
充電ポートはUSB-C、Qiワイヤレス充電には対応していません。
ケースにはインジケーターは、1灯だけついていますがバッテリー残量は確認できません。充電中は赤く点滅し満充電で消灯します。
1回の充電で約 6時間も使えます。ケースでの充電を含めると合計 16時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に2回程度で間に合いそうです。
Edifier Connectアプリ
Edifier の独自アプリ「Edifier Connect」を利用する事で、イコライザー機能やゲームモード(低遅延)の切替などが可能となります。
Edifier Connect
開発: BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD. 評価 無料 |
通話テスト
通話に関しては、AI搭載のスマートノイズキャンセリング技術を使用しており、周囲のノイズをキャンセルしたクリアな通話が可能としています。
外で歩きながら使っても風切り音も緩和されます。運転中も声が明瞭に聞こえてストレスは全く感じませんでした。Web会議やテレワークでも余裕で使えます。
使い方
操作方法
イヤホンからの操作は、背面の板の部分がタッチセンサーとなっています。
タッチセンサーは持つ時や手が触れた時、誤操作の心配がありますが1回タップがないので誤操作はありませんでした。
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
3回タップ | 前の曲へスキップ | 次の曲へスキップ |
2秒間タップ | ゲームモード切替 | 音声アシスタント |
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る | |
2秒間タップ | 通話拒否 |
操作・装着感
操作性について
充電ケースからイヤホンを取り出すと電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。何度か片耳がペアリング失敗しましたが、一度ケースに出し入れして接続できました。
装着感
4グラムと超軽量なので、耳への負担は全く感じませんでして。
耳にフィットしたので、長時間装着していても痛みや違和感はありません。耳に入れている事を忘れてしまう事もあるくらい自然でした。
また、ウォーキングやジムのランニングマシン、買い物の時にも装着し続けましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。
ちなみに私は耳の穴が極端に小さく、6ミリを超える太さのイヤホンはSのイヤーピースを使っても奥まで入らず、緩んで外れてしまいます。
気になったのでΦを計ってみると6ミリぎりぎり。耳穴が小さい方は注意が必要ですね。
小さく丸くて本当に目立ちません。画像では白く見えますが、肌色寄りのアイボリーなのでヌーディな感じに見えます▼
正面から見ても飛び出たりしません▼
斜め前方から見ても不自然さはありませんね。メーカーロゴがシンプルでアクセントになっていて良いですね▼
音質
音の出力に関しては6mmのダイナミックドライバーを採用。
若干ドンシャリ寄りの派手なチューニングですが、中音域もしっかり出ています。ヴォーカルの中音域が他の楽器にかき消されてしまうような事もありません。ヴォーカルの押し出しが強く、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明瞭に聞き取る事ができます。
低音域は、迫力や重みは感じませんが、丁寧に楽器の特徴をしっかりとらえて鳴っています。
音場は狭く感じます。音の残響感が近いので、音の鳴っているところ自体が全体的に近く感じます。定位感は自然ですね。
音質で残念な点は、ドンシャリ系なので「歯擦音が気になる曲」いわゆるサ行が刺さる曲は若干気になります。
さすがにエントリーモデルなので、押し出しが弱く音の情報量はソコソコですが、アコギやヴァイオリンなどの弦楽器の伸びも聞き取れる解像度があります。何を聴いてもライトな感じがありますが、整ったバランスでクセの少ない、とても聴きやすい音です。
専用アプリのEQ機能を使う事で、音の傾向を変える事もできます▼
音切れ・音飛び・遅延
人混みや満員電車などでも使いましたが、音切れ・音飛びするような事はありませんでした。遅延に関しては、ゲームプレイに最適な「ゲームモード」を搭載しています。
ゲームモードを使うまでもなく、動画鑑賞程度ならノーマルモードでも遅延は全く感じません。Netflixで映画を観ても人の口の動きと音のズレは感じませんでした。ゲームモードは、コンマ何秒単位の反応が必要なFPSゲームなどでしか必要なさそうです。
まとめ・価格
Edifier X3 Liteを使った印象は、ライトな感覚でサブイヤホンとして持ち歩くには丁度よいイヤホンだと思います。
ワイヤレス充電や装着センサー、マルチポイント機能などは搭載されていませんが、その分機能を絞り込んで格安モデルながらにソコソコ鳴ってくれます。
また外の騒音をカットする ノイズキャンセリング機能は実装されていません。しかしながら、狙遮音性が高いノイズアイソレーション設計になっているので、下手なノイキャンTWSより受動的なノイズキャンセリング性能はあります。
Edifier X3 Liteの価格は¥4,990。Amazonと楽天にて購入可能です。
タカシ
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