中国メーカーOPPO傘下のスマートフォンメーカーOnePlus(ワンプラス)より、新世代Androidスマートフォン2モデルが発表されました。
OnePlusといえば、最新のトレンド技術を詰め込んでいるにも関わらず、他社のハイエンド端末と比べ、破格の値段で入手できる端末として人気があります。また日本の携帯キャリアのバンドにフル対応している事から、日本では根強いファンを抱える中華SIMフリー端末となっています。
Oneplus 8 / 8 Proスペック
8 | 8 Pro | |
---|---|---|
OS | Oxygen OS Android 10ベース |
|
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 | |
GPU | Adreno 650 | |
ディスプレイ | 6.55 インチ 2,400×1,080(FHD+) |
6.78インチ 3168×1440(QHD+) |
RAM | 8 GB / 12 GB | |
ROM | 128 GB /256 GB | |
外部ストレージ | 非対応 | |
リアカメラ | 4,800万画素(f/1.75):メイン 1,600万画素(f/2.2):116°超広角 200万画素(f/2.4):マクロ |
4,800万画素(f/1.78):メイン 4,800万画素(f/2.2):120°超広角 800万画素(f/2.44):ズーム 500万画素(f/2.4):カラーフィルター |
フロントカメラ | 約 1,600万画素(f/2.45) | |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
|
認証方式 | 指紋認証、顔認証 | |
防水 | 非対応 | IP68等級 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | |
Bluetooth | 5.1 | |
バッテリー | 4,300mAh | 4,510 mAh |
充電 | 有線充電:30W(5V/6A) ワイヤレス充電:非対応 |
有線充電:30W(5V/6A) ワイヤレス充電:30W |
対応バンド | 2G GSM: GSM850 / GSM900 / GSM1800 / GSM1900 3G WCDMA: B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B9 / B19 CDMA: BC0 / BC1 / BC10 4G LTE-FDD: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 66 / 71 LTE-TDD: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 46 / 48 MIMO:LTE: B2 / 4 / 7 / 25 / 66 / 41 / 48 5G 5G:N2 / N5 / N66 / N41 / N71 NR:N2 / N66 / N41 MIMO:LTE: B2, 4, 7, 25, 66, 41, 48 |
|
GPS | GPS/ A-GPS / GLONASS / GALILEO / BDS | |
インターフェイス | USB-C | |
サイズ幅:72.9 mm 高さ:160.2 mm 厚さ:8.0mm |
サイズ幅:72.9 mm 高さ:160.2 mm 厚さ:8.0mm |
|
重量 | 180グラム | 199 グラム |
筐体レビュー
2モデルともに、ディスプレイはパンチホール型のノッチを採用しています。
画面サイズは、無印8が6.55インチ、解像度2,400×1,080の2Kスクリーン。8Proの画面は3168×1440ピクセル(QHD+)、いわゆる1440Pディスプレイ。Galaxy S20シリーズなど、各社最新ハイエンドモデルのトレンドの画面解像度を採用しています。
どちらのモデルも有機EL液晶を採用しており、リフレッシュレートは無印8が90Hz、8Proが120Hz。どちらのモデルもHDR10+規格に準拠する、高ダイナミックレンジの再生に対応しています。
指紋認証はインディスプレイ(画面内)に配置され、顔認証システムも搭載しています。指紋認証の方式に関しては不明です。
無印8のカラーバリエーションは、グリーン系とブラック、パープル系のピンクの3色
8 Proのカラーバリエーションは、ブルーとブラック、グリーンの3色
グリーンのみ、指紋汚れに強いマットAGガラス仕上げとなっているようです。
端末側面にiPhoneのようなマナーモード用のスライドスイッチが配置されています▼
OnePlusシリーズは今まで、防滴のみの対応でしたが、8 Proが初めてIP68等級の防水・防塵規格に対応しました。無印8は防水非対応となっています。
バッテリー容量は、無印8が 4,300mAh、8 Proが 4,510mAh。USB-Cを使った有線充電はともに 30W(5V/6A)の急速充電に対応しています。
8 Pro側は30Wもの超急速のワイヤレス充電に対応していますが、専用の充電スタンド「Warp Charge 30 Wireless」が必要となります。
空の状態から50%まで30分で充電が可能としています。
ちなみに専用のチャージャー「Warp Charge 30 Wireless」の価格は$69.95(約7,500円)で、公式サイトで販売されています。
プロセッサー/メモリー
2モデルともに、プロセッサーにはクアルコムのハイエンド向けチップセット「Snapdragon 865」を搭載しています。
QSD865は、旧世代モデルのSnapdragon 855と比べCPUで25%、GPUで25%の性能が向上しています。AnTuTuスコア(v8)は約 56万ポイント。iPhone 11 Pro Maxでのスコア約53万を超える処理性能を誇るSoCです。
メモリ/ストレージの組み合わせは、無印, 8Pro共に(RAM / ROM )8 GB + 128 GB /12 GB + 256 GBの2種類の構成のモデルが用意されています。
Proのメモリは新世代LPDDR5規格を採用しており旧世代と比べて29%高速化されていますが、無印は旧モデルと同じLPDDR4Xとなっています。ストレージはUFS 3.0規格を採用しています。
またOneplusシリーズ独自の「Fnatic Mode」も健在です。 Fnatic Modeは、端末内の全てのリソースをゲームだけに集中する事で、3Dグラフィックがグリグリの重いゲームであっても、より快適に遊べるようになるOnePlus独自のモードです。
カメラ
インカメラは両モデルともに、ディスプレイ内のパンチホール内に格納されており、ともにSonyのIMX471を搭載した1600万画素のセルフィレンズを採用しており、ポートレートモードで背景をボカシた美しい写真撮影が可能としています。
リアカメラは、無印8がトリプルカメラ、8Proがクアッド(4眼)カメラの構成。特徴的な仕様としてProのカメラの一つが「カラーフィルター」カメラを採用しています。
8 Proのカメラ構成は、メインカメラには 1/1.4インチの大きなイメージセンサー「SONY IMX689」を採用した4,800万画素(f/1.78)カメラ、サブカメラにはSony IMX586を採用した4,800万画素(f/2.2)120°の超広角カメラ、800万画素(f/2.44)のハイブリッド3倍ズームカメラ、500万画素(f/2.4)カラーフィルターカメラのクアッド構成となっています。
気になるカラーフィルターカメラに関しては、「Photochrome filter(フォトクロム・フィルター)」となっており、4種類のフィルター撮影が可能になるようです。
カラーフィルター撮影▼
無印8にはマクロレンズが付いていますが、8 Proはマクロモードでソフトウェア的に接写する仕様です。
120度の超広角撮影は壮観ですね▼
一方、無印8側のカメラは、メインカメラにSony IMX586を採用した4,800万画素(f/1.75)しており、サブカメラには1,600万画素(f/2.2):116°超広角レンズと200万画素(f/2.4)のマクロレンズのトリプルカメラ仕様。
最近はエントリーモデル端末でも、同じソニーのイメージセンサーを搭載した4眼カメラが主流となっていますので、少し寂しい仕様です。
ちなみに動画録画は、両モデルともに4K video at 30/60 fpsまで対応しています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
また2モデルとも、同社では初の5G(ミリ波、Sub-6)対応の機種となります。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンド(B3)に対応しています。 さらに高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンド(B19)にも対応しています。しかしながら僻地や山間部で若干電波を掴みやすい3G帯のプラスエリア(3G WCDMA-Babd6)には未対応となります。
SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1とプラチナバンドB26(18を内包)に対応しており、 VoLTE SIMが利用可能となっています。通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMでも利用可能となっています。しかしながらauのSIMは、端末による相性がありますので、実際に動作確認が取れるまでは要注意です。
【 対応バンド 】
3G WCDMA:
B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B9 / B19
CDMA:
BC0 / BC1 / BC10
4G LTE-FDD:
B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18
19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 66 / 71
LTE-TDD:
B34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 46 / 48
MIMO:LTE:
B2 / 4 / 7 / 25 / 66 / 41 / 48
5G
5G:N2 / N5 / N66 / N41 / N71
NR:N2 / N66 / N41
OnePlus 8 / OnePlus 8 Pro まとめ、価格
OnePlus 8の価格は、8+128GBモデルが699ドル(約7万 5000円), 12+256GBモデルが799ドル(約8万 5000円)
OnePlus 8 Proの価格は、8+128GBモデルが899ドル(約9万 6000円), 12+256GBモデルが999ドル(約10万 7000円)
Galaxy S20シリーズやMi 10シリーズなど、各社最新のハイエンドモデルは、一律パンチホール型ノッチになりましたね。
スペック的にもほぼ横並びですが、気になるのが価格面。
「最新トレンド機能全部入りのハイエンドモデルが最安値」というのが、OnePlusシリーズの最大の魅力でした。
しかしながら新モデルのラインナップを比較すると、ライバル各社はほぼ据え置き価格でリリースしているのに対して、OnePlus 8 Proに至っては前モデルの7T Proと比べて約1.7万円値上がりしています。
またXiaomi Mi 10シリーズなどは、高負荷SoCを搭載するにあたり、VC液体冷却を更に進化させて、3000mm²大きなベーパーチャンバーを採用するなど、冷却システムの強化を前面に出しています。一方OnePlus8シリーズの冷却システムに関しては、一切公表されていない点が気になります。
OnePlus 8 / 8 Proは、海外ECサイト「Banggood」「Geekbuying」の2社でプリセールが開始されています。
しかしながらBanggoodでは、担当者の方から連絡があり、ジャパンダイレクトメールは暫く日本向けの発送ができないと状態となっています。
DHL・UPSを使った「Expedited Shipping Service」なら発送が可能なようです。
商品名 | クーポン | 価格 |
---|---|---|
GearBest | ||
Oneplus 8 8 GB+128 GB/グリーン |
プレセール | 73,364円 |
Oneplus 8 8 GB+128 GB/ブラック |
プレセール | 73,364円 |
Oneplus 8 12 GB+256 GB/ブラック |
プレセール | 84,314円 |
Oneplus 8 12 GB+256 GB/グリーン |
プレセール | 84,314円 |
Geekbuying | ||
OnePlus 8 8+128 GB |
プレセール | $ 679.99 |
OnePlus 8 Pro 8+128 GB |
プレセール | $ 989.99 |
BangGood | ||
OnePlus 8 8+128 GB |
BGOP8822 | $ 649.99 |
OnePlus 8 12+256 GB |
BGOP8121 | $ 749.99 |
OnePlus 8 Pro 8+128 GB |
BGOP8P801 | $ 849.99 |
OnePlus 8 Pro 12+256 GB |
BGOP8P121 | $ 949.99 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
下記ページからチェックしてみて下さい
タカシ
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