中国のメーカーNubiaでは、本格派ゲーミングスマホ「Red Magic」シリーズの第3世代モデル「 Red Magic 3(红魔3)」を発表しました。
今回発売された「 Red Magic 3」は、有機ELの大型ディスプレイ(6.65 インチ)を採用し、現在最高クラスのプロセッサーのSnapdragon 855を搭載するなど、ゲームのプレイに特化したアンドロイド端末となっています。またこの端末は、高負荷のゲームによる発熱に対応するために、放熱用の空冷ファンを本体に内蔵しているのが最大の特徴です。
Nubia Red Magic 3スペック
【 Red Magic 3 仕様】
OS | Redmagic OS 2.0 (Android 9.0ベース) |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 855 |
GPU | Adreno 640 |
ディスプレイ | 6.65 インチ 2340×1080 Pixcels 有機EL |
RAM | 6 GB / 8 GB / 12 GB |
ROM | 64 GB / 128 GB / 256 GB |
カメラ | フロント: 16.0MP リア: 48.0MP |
microSD スロット |
最大 512 GB デュアルSIMモデルのみ |
SIM | NanoSIM シングル、デュアルモデルあり |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 5,000 mAh |
対応バンド | 3G WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 CDMA BC0/BC1 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8 B12/B17/B18/B19B20 B26 TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 171.7×78.5×9.65mm |
重量 | 215 g |
その他 | – |
筐体レビュー
6.65インチの大画面FHD+ディスプレイ(2340×1080)は、リフレッシュレート90HzのAMOLEDを採用
背面にはゲーミング端末らしいライトストリップが付いており、その上部には指紋センサーとファン換気口、シングルカメラが付いています▼
従来の液冷システム(ベイパーチャンバー)に加え、本体内部に空冷ファンを内蔵した「ICE 2.0多次元立体放熱システム」を採用しているのが最大の特徴です。
空冷システムに使われているファンの羽根は、超軽量のナノ材料で作られており重さは1グラムに収まっています。ファンはブラシレスモーターによって非常に低い電力消費で駆動します(14,000rpm)。ファンの寿命は約3万時間。同社によると従来の液冷システムと比べ、500%の冷却効率がアップしたとしています。問題はファンがフルパワーで動作している時、どの程度の音になるのか気になるところです。
スマートフォンを横に持った時には、端末のコーナーにはショルダートリガーを配置する事が可能です
さらにリアの指紋センサー部もゲームボタンとして設定する事ができます。つまり画面のマルチタッチを加えると、合計5本の指で操作することが可能です
“Red Magic Game Space 2.0″ゲームモードメニューを開くことで、ゲームを選択したり、通知、ファン速度、画面記録、ゲーム関連の設定が可能です
フロンドのデュアルスピーカーは、DTS:Xサラウンドサウンドおよび3Dサウンド効果を実現しています
バッテリー容量は5,000mAh、Quick Charge4.対応で 27WのUSB PD充電に対応しています
本体はIP55規格の防塵防水に対応しています。)放熱ファンや大容量バッテリー、大画面化によって本体重量が 215 gと若干ヘビーな点が残念ポイントです
有線拡張用のアクセサリーも用意されており、優先LANポート、USB Type-Cポート、3.5mmジャック追加する事が可能です
フロントカメラは16MP F/2.0。リアカメラにはSONYのイメージセンサー「IMX586」採用の48MP f/1.7のカメラを搭載(広角80.32°)。8Kビデオ撮影や1920fpsのスローモーション撮影にも対応しています。
内部スペック
SoCにはクアルコムの新型高性能チップセット「Snapdragon 855」を搭載しています。スナドラ855は、GPUに独自コアの「Adreno 640」を採用しており、従来の845と比べゲーム性能が20%向上しました。また7nmプロセスとなったことで、演算性能が45%、AI性能が3倍向上しており、Antutuベンチマーク スコアは、約34万と言われています。他社の7nmフラッグシップ SoC(Kirin 980、Apple A12 Bionic)と比較しても、最高のパフォーマンスを発揮します。現在最高クラスのチップセットです。メモリオプションは、(RAM / ROM)6GB+64GB、8GB+128GB、12GB+256GB の3つのバリエーションが用意されています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応しており、都市部及び地方での使用に問題はありません。3G帯のプラスエリア(B6)には未対応です。
SoftBank:LTEバンド1,3,8 に対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、VoLTE SIMでの利用は可能です。スペック上は通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMにも対応していますが、未検証なので何とも言えません。
【 対応バンド 】
3G WCDMA:
B1/2/4/5/6/8/19
CDMA
BC0/BC1
4G: FDD-LTE
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8
B12/B17/B18/B19B20
B26
TDD-LTE
B34/B38/B39/B40/B41
Red Magic 3 価格・発売日
Red Magic 3は、中国国内では5月3日から発売されています。
価格は6GB+64GBが2899元(約4万7000円)、8GB+128GBが3499元(約5万6800円)、12GB+256GBが4299元(約7万1000円)。米国、カナダ、英国、欧州向けのグローバルバージョンは5月下旬に発売予定です。
カラーバリエーションは、赤、黒、迷彩、赤青グラデーションの4色
タカシ
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