Android端末の故障の多くは充電できない・遅いなどの充電トラブルが原因です。メーカー保証も切れた古い端末は、修理に出すくらいなら安い端末を買えてしまいます。まだ使えるのに、充電が原因で泣く泣く破棄した経験をお持ちの方も多いと思います。私も、今まで充電トラブルが原因でタブレット端末やスマホを何台も買い替えました。
しかし今回、ある方法で何台かが生き返らせる事に成功しましたので、充電できなくなったAndroid端末の蘇生方法をご紹介したいと思います。
充電できなくなったDTAB
ちょうど先日、DocomoのタブレットD-TABが充電できない状態になってしまい、もともと1万円の端末なので破棄しようと考えていました。
付属していた充電器やUSB電源アダプターを変えても0.00Aで充電できず▼
調べてみるとDTABはMicroUSB部分が劣化して充電できなくなるトラブルが多い端末のようで、自分でジャック部分を交換している方もおられました。しかし、私は逆にケーブル側を合わせてみる事にしました。
大量のMicroUSBケーブルでチャレンジ
Dtabが充電できなかった付属の充電器・MicroUSBケーブルは、他の端末には充電できましたので、タブレット側のUSBジャック部の不良がほぼ確実です。
幾つかMicroUSBケーブルのジャック部分を比較すると、形状やサイズが全く違いました
どれかは合うだろうと家中のMicroUSBケーブルを片っ端から集めてみました▼
(実際には30本以上ありました)
急速充電対応の百均ケーブルも参戦▼
どれもダメ….▼
お!0.3A~0.5A..速度はでないが充電できるケーブルがありました▼
更に急速充電できるケーブルも発見!▼
33分の2の確率で充電できるケーブルが見つかりました。そのケーブルを使って一か月以上が経過していますが機嫌良く充電できています。
ついでに他の充電できなくなってクローセットで眠っていた端末でも試してみましたが、2台がケーブルを変える事で充電できるようになりました。Dtab同様にHuawei(ファーウェイ)社の端末はUSBジャック部分が脆いのか、他にも1台充電できなくなっていたスマホ(Ascend HW-01E)が蘇りました。しかし、今となっては古すぎて使い道が無いので、この機会に全て破棄しました。
また、充電ケーブルがAC充電に対応しているのかも大切です
参考エントリー:
充電が遅い時に手持ちのUSBケーブルが急速充電対応か調べるチェック方法 | スマホLABOホンテン
接点復活材を試す
接点部に付着したカーボンや汚れなどを除去し、接点を復活させるスプレーとう商品が販売されています。以前これを使って接触が悪くなったデジカメが復活した事があります。
ただし、スマートホンのUSBポートに直接スプレーすると内部に入り込んで故障の原因になる場合があります。爪楊枝の先にティッシュのこよりを付けて「接点復活剤」で拭き取るように掃除して下さい。
USBアダプターをチェック
付属のUSBアダプターを使っていた場合、まずは他の端末に使ってみて充電できるかチェックしてみて下さい。USBアダプターに問題がある場合、他のモノと交換しますが、タブレットの場合には、ある程度の電流量が必要ですので急速充電に対応したUSBアダプターが必要です。
Outputのアンペア数をチェック(1A以下は急速充電非対応)▼
また、この出力アンペア数は合計の場合が多いので、同時に2台充電すると出力が足りなくなるケースもありますので注意が必要です。
ここまで試してみて全てダメだった場合でも、Androidスマホはバッテリーを外す事ができる端末も多いので、直接充電する最終手段があります▼
充電できなくなったスマホやデジカメのリチウムイオン電池を直接充電する方法 | スマホLABOホンテン
後記
「大量のケーブルを徹底的に試してみる」という、誰でも思いつく「コロンブスの卵」的な対処法ですが、かなり効果的ですので是非試してみてください。
我が家には、歴代のスマホ・モバイルバッテリー・タブレット・Kindle・デジカメなどに付属していたMicroUSBケーブルが大量に転がっていました。さらに、一時的に百均で買ったモノや普段使い用には、Amazonベーシックの急速充電ケーブルを使っていますので、鞄・車の常備ケーブルを全て集めると50本近くになるかもしれません。
残念ながら、今回Dtabに充電できた白いケーブルの身元が不明なので、このケーブルがダメになった時には本当の寿命になってしまいます。
水没したり落として壊れた端末なら諦めも付きますが、充電ジャック部の接触不良は頭にきますね。充電できなくなった古い端末でも、相性が合うMicroUSBケーブルに巡り合えれば蘇る事が可能ですね。
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