海外旅行に行って一番ありがたいのがFree Wifiスポット。筆者は、現地に行くと最初にプリペイドSimを買うのですが、それでもホテルの中や空港などでは、非常にお世話になっています。日本でも東京オリンピックに向けて、都内に3万か所を目標に無料Wifiを設置する予定です。
しかし、ここで気になるのが安全性!一般的に無料Wifiは危険と言われており、スターバックスの無料Wifi(at_STARBUCKS_Wi2)なども、暗号化されていないので利用が不安視されています。そこで、今回はVPNを通して安全に無料Wifスポットiを使う方法を解説します
無料Wifiの危険性は?
Wi-Fiの通信は「WEP/WPA/WPA2・TKIP/AES」などの暗号化することで、端末と無線LANスポット間の通信を暗号化してセキュリティを高めることができます。
暗号化されているWi-Fiは鍵マーク▼
しかし、無料Wi-Fiスポットの多くは暗号化されていないので、スニッフィング(通信傍受)されてパスワードやメールの内容など重要な情報を盗聴されてしまう危険があります。
VPSを通してセキュリティ強化
「VPN GATE」と呼ばれる、筑波大学および SoftEther が運営しているVPNの学術実験サービスを利用する事で、無料で安心してWifiスポットを利用する事ができるようになりますので、今回は『VPN GATE』を使った設定方法をご紹介します
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
iPhoneでVPN GATEを使う方法
設定アプリを開き『一般』→『VPN』→『VPN構成を追加』▼
VPNの設定を入力▼
サーバー:VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクトを開き『L2TP/IPsec・Windows, Mac,iPhone, Androidクライアントソフト不要』の項目に「L2TP/IPsec」と書かれているサーバーを選択。「○○○.opengw.net」をコピーし貼りつける。
アカウント/パスワード/シークレット:全て『vpn』を入力
入力が終わったら完了をタップし状況「未接続」をオン▼
接続が完了したら画面上部に「VPN」の表示▼
VPNの接続設定プロファイルを登録したら設定に「VPN」のオン/オフのスイッチが現れます
次回からはココから一発でVPNに接続が可能です
※「VPN GATE」はボランティアが運営しているVPN中継サーバーなので、同じサーバーがいつまで稼働している訳ではありません。VPNサーバーが使えなくなったら、編集より新しいサーバーに変更します。
スターバックスの「at_STARBUCKS_Wi2」の安全性について
スターバックス公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス「at_STARBUCKS_Wi2」は、暗号化されていません。
公式サイトにも、ログインID/パスワードだけがSSL暗号化されていると明記されていますね。
ログイン後に関しては、「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化しておりませんので、秘匿性の高い情報を送受信する場合には、セキュリティを確保するSSLやインターネットVPNなどを用いて通信内容を保護することをお勧めします。
公式サイト>>セキュリティ
まとめ
LANでは、自分宛てのパケット以外は流れてきませんので、暗号化されていない無料Wifiでスニッフィング(パケットキャプチャ)されたとしても、余程の事が無い限り盗聴される心配はありません。
有名企業の提供している公衆無線LANサービスなら、暗号化されていなくとも神経質になる必要はありませんが、用心のためにVPNを使って利用する事をお勧めします。
しかし、情報収集用のインチキ公衆無線LANはプロミスキャスモードで稼働しているので、全てのセグメントを傍受する事が可能になります。見知らぬフリーWifiに接続する事は非常に危険です。
また、中国など国のファイアーウォール内から外部のTwitterやYoutube、Googleなどにアクセスする際にもVPNが活躍します。
タカシ
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