中国のスマートホンメーカー Huawei より, SIMフリースマートフォン新端末『Huawei HONOR X10 Max (荣耀X10 Max)』が発売されました。
Huawei HONOR X10 Max は、7.09インチ(2280×1080)の巨大ディスプレイ端末。プロセッサーには MediaTekの Dimensity 800オクタコアCPUを搭載したミドルハイレンジモデルです。
HONOR X10 Maxスペック
OS | Magic UI 3.1.1 Android 10.0ベース |
---|---|
型番 | KKG-AN00 |
SoC | MediaTek Dimensity 800 (MT6873) |
GPU | Mali-G57MP4 |
ディスプレイ | 7.09 インチ 2,280 x 1080 Pixcels |
RAM | 6 GB / 8 GB LPDDR4x |
ROM | 64 GB / 128 GB |
MicroSDカード | 最大 256 GB |
フロントカメラ | 800万画素 |
リアカメラ | 4,800万画素(F/1.8):メイン 200万画素(F/2.4):深度ToFセンサー |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋(端末サイド)/顔 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 5,000 mAh |
対応バンド | 2G: GSM: B2/B3/B5/B8 3G: WCDMA/HSPA+/DC-HSDPA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 4G: FDD-TLE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26 TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 CDMA BC0(800MHz) 5G:NR N1/N38/N41/N77/N78/N79/N80/N81/N84 |
GPS | GPS、AGPS、Glonass、BeiDou |
インターフェイス | USB-C |
サイズ | サイズ幅:84.91 mm 高さ:174.37 mm 厚さ:8.3 mm |
重さ | 227 g |
筐体レビュー
ディスプレイは脅威の7型超えの7.09インチ。水滴型ノッチを採用した解像度2,280 x 1,080(FHD +)のIPS液晶。画面占有率は91.93%。
HDR10規格に準拠しており、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できます。
背面のデザインが市松模様っぽいのが特徴的です(ブルーモデルのみ)▼
カラーバリエーションはブラック、シルバー、ブルーの3色
生体認証は、端末サイドに配置された指紋認証システムと、IRによる顔認証に対応しています。サイドの指紋認証は、スマホを握っただけでロックが解除されるので、最速の端末ロック解除と呼ばれており、ファンが多いですね▼
デュアルタイプのステレオスピーカーを搭載しているので、巨大画面を活かしてメディア再生端末として楽しめそうです▼
5,000mAhの大容量バッテリーをを搭載しており、22.5Wの急速充電に対応しています。
NFCに対応しているのでGoogle Pay などの非接触決済の利用が可能です。しかしながらFelica未対応なのでモバイルSuicaやおサイフケータイ機能は利用できません。
サイズについて
一番気になるサイズは、やはり結構大きそう。
数字とイメージ画像ではサイズ感が分かり難いので、iPhone 11 Pro Maxの本体サイズと比較してみます▼
HONOR X10 Max | iPhone 11 Pro Max | |
---|---|---|
高さ | 174.37 mm | 158 mm |
幅 | 84.91 mm | 77.8 mm |
厚さ | 8.3 mm | 8.1 mm |
やはり巨大ですね。
まさに「Phone」と「Tablet」を併せた「ファブレット」と呼ぶにふさわしい画面サイズ!
ちなみにファブレットの定義は、5.5インチ以上7インチ未満としていましたが、それを超えてしまったので、実質はタブレットに分類されるサイズですね。
では通話可能タブレット?今後はファブレットの定義が変わりそうです。
プロセッサー/メモリー
SoCには、5G通信に対応したMediaTek製の新型チップセット「Dimensity 800(MT6873V)」を搭載しています。
Dimensity 800は、ARM Cortex-A76(2.0GHz) x 4 + A55(2.0GHz)x4のオクタコア構成のSoCで、MediaTek社としてはミドルレンジモデルとしては初の7nm FinFET製造プロセスを採用しています。
AnTuTuスコア(v8)の総合は約320,000万ポイント。ミドルレンジ端末としては最高クラスの処理性能となっています。
メモリーは6 GB、8 GBの2モデル。ストレージ(ROM)の容量は、128 GB / 256 GBの組み合わせが用意されており、 256 GBまでのMicroSD外部ストレージに対応しています。
カメラ
リアカメラは、メイン4,800万画素(F/1.8)と、深度撮影用の200万画素(F/2.4)ToFセンサーのデュアル構成。
4眼カメラ以上がトレンドの昨今、2眼カメラでは少し寂しい仕様ですが、48MPの高精細カメラだけでも十分綺麗な画像が撮影可能です。
システム手ブレ防止電子画像安定化(EIS)に加え、PDAF(像面位相差オートフォーカス)、顔検出、顔美容モードなど、ファーウェイ機ならではの写真撮影機能や、AI性能が充実しています。
インカメラには800万画素(F/2.2)のポートレートレンズを採用。Ai美肌・美顔モードを搭載しています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)。また5G帯に関してもデュアル待ち受けに対応しています。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。またプラチナバンドB19にも対応していますので、高い建物の影や地下、郊外での通信にも強いです。また3G帯のプラスエリアB6に対応しているので、僻地や山間部で若干電波が掴みやすくなります。
5G帯に対しては、Sub6のn78/79に対応していますが、ミリ波非対応です。一応ドコモ端末で5Gバンド回線は使えます。
SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
5G帯に対しては、Sub6のn77に対応しているのでソフトバンク端末では 5Gバンド回線が利用できます。
AU:主主バンドのB1、プラチナバンドB26(18を内包) に対応しています。通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMにも対応していますが、AUバンドの場合は要検証となります。
5G帯に対しては、Sub6のn77/n78対応しています。au端末で5Gバンド回線は使えます。
【 対応バンド 】
3G: WCDMA/HSPA+/DC-HSDPA
B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
4G: FDD-TLE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26
TDD-LTE:
B34/B38/B39/B40/B41
CDMA
BC0(800MHz)
5G:NR
N1/N38/N41/N77/N78/N79/N80/N81/N84
価格・販売・まとめ
Huawei HONOR X10 Maxは、大画面に加えてデュアルステレオスピーカーを搭載しているので、ゲームのプレイや動画視聴などに最適で、マルチメディア端末としても流用できるファブレットに仕上がっています。もうタブレットは不要ですね。
注意点としては、Huawei 社の端末なのでGoogleサービスがインストールされていません(Google マップ/ YouTubeなど)
Huawei 独自のHuawei アプリストアがインストールされていますが、日本向けでは無いので使い難く、アプリのラインナップもかなり寂しい内容となっています。
そのため Aliexpressなどのバイヤーは、ショップが独自に、Google Play ストアをインストールして販売しているケースもあります。
また自分でPlayストアをインストールする事も可能ですが、一部のアプリは中華モデルにインストール出来ないのでご注意下さい。
HONOR X10 MAXの標準価格は下のようになっています。最低構成モデルで$ 268(約28,700円)と、非常にコストパフォーマンスの高い価格設定となっています。
- HONOR X10 Max 5G(6GB + 64GB)を1899元($ 268)
- HONOR X10 Max 5G(6GB + 128GB)を2099元($ 297)
- HONOR X10 Max 5G(8GB + 128GB)を2499元($353)
[source:Huawei central]
Aliexpress: Huawei HONOR X10 Max
※ 記事執筆時現在(2020年 7月7日)は、Playストアインストール版は販売されていませんでした。
タカシ
最新記事 by タカシ (全て見る)
- ARグラスが最大69%OFF「100台限定!XREAL開発者製品ラストセール」を実施 - 2024年11月21日
コメント