今回ご紹介する完全ワイヤレスイヤホン 『COUMI TWS-817A』は、Bluetoothバージョン 5.0に対応しており途切れ難く、約 5時間の連続再生が可能な完全ワイヤレスイヤホンです。IPX5等級の防水に対応しているので、スポーツジムやジョギングなどで使っても汗や雨の心配がいりません。
今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプル品をご提供頂きました。数日間使い倒して、実機のレビューをしてみます。
COUMI TWS-817Aスペック
型番 | TWS-817A |
---|---|
Bluetootthプロコトル | A2DP/ AVDTP HFP / HSP / SPP |
再生周波数帯域 | 20Hz – 20,000Hz |
通信距離 | 約10 m |
音楽再生時間 | 約 5 時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
防水等級 | IPX5 |
ドライバーユニット | φ6 mm |
インビーダンス | 不明 |
イヤホン充電時間 | 約 1-1.5時間 |
バッテリー容量 |
ケース:430 mAh イヤホン:40 mAh |
イヤホン重量 | 約 4.6グラム |
ケースサイズ | 57.5 x 28.3 x 43.2mm |
ケース重量 | 約 44.5グラム |
対応オーディオコーデックは、スペック上に見当たりませんでしたが、SBC/AAC再生を確認できました。Apt-Xは非対応のようです。
開封の儀
【パッケージ内容】
COUMI イヤホン x 1ペア
イヤーチップ:S/M/L 各 1ペア
収納充電ケース x 1
USB-C充電ケーブル x 1
取扱説明書などの紙類
取り説は日本語対応で、詳しく解説されています▼
製品レビュー
イヤホン本体
イヤホンがデバイスとワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetoothイヤホン(TWS)です。
ハウジングにはブランドのロゴ「Coumi」がデザインされています▼
筐体はつやつやで、チープ感はありません▼
カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色▼
イヤーチップは、S/M/Lそれぞれ1セット▼
イヤホンの重さは片側が約 4.6グラム。結構軽量です▼
イヤホンの保護グリルは細くて繊細なアミアミがついています。一見何も付いていないように見えます▼
イヤーピースを外したベース部の太さは約 5.6ミリの真円型。耳の穴が小さい人でもイヤーピースを調整する事で無理なく使う事ができるサイズです。
IPX5の防滴仕様。汗や雨程度の水から防げる防水等級です。
チャージケース
収納ケース兼充電器はかなりコンパクト▼
Airpodsのケース風の縦型ケースで、ポケットに入るくらい小さいです▼
イヤホン格納時のケースの重さは約 55グラム▼
ケースにはバッテリーのインジケーターが4つ付いており、白色 LED4灯で 25%刻みで残量が確認できます▼
充電ポートはUSB-C▼
イヤホンは磁気でロックされるので、逆さまにしても飛び出たりしません。この磁気が意外と大切で、カバンやポケットの中で、間違えてケースが開いても、デバイスに勝手に接続される心配はありません▼
ケースに戻すだけでイヤホンの充電が開始されます。片耳イヤホンのバッテリー容量は40 mAh、ケースの容量が430mAh。両耳を5回フル充電する事が可能です。
1回の充電で約 5時間使えるので、通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週1回程度で済みそうです。
4つのインジケーターのうち、両端2つのLEDがそれぞれのイヤホンが充電中である事を知らせます。
充電中のイヤホン側のLEDが点滅するので、イヤホンが外れて充電できていないような失敗はありません▼
通話テスト
Coumiにはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
試しにコンビニで、ハンズフリー機能で通話しながら買い物してみました。言葉始めの音がデジタル割れして不明瞭になりがちです。
例えばこんな風に、黄色文字部分が聴き取り難い➡「なに食べたい? おにぎりは梅と昆布でいい? めん太子もあるよ」
使えない事はありませんが、あまり通話機能には期待しない方が良いと思います。
使い方
操作方法
イヤホンの背面がタッチ式のセンサーになっており、タップの長さと回数で操作を行います。
ロゴマークのあるハウジング部が全てタッチ領域です。
左 | 右 | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 再生/一時停止 | |
2回タップ | 前の曲へスキップ | 次の曲へスキップ |
3回タップ | Siri、OKグーグル作動 | |
3秒長押し | 電源オン Siri、OKグーグル作動 |
|
4秒長押し | 電源オフ | |
通話 | ||
1回タップ | 通話 | |
1-2秒間長タップ | 通話拒否 | |
2秒間長タップ | 電話を切る |
電源がオフの時に10秒間長タップする事で工場出荷状態に戻す事ができます。
またペアリング中のデバイスのBluetooth機能をオフにしておけば、ペアリング先のデバイスを変更可能です。
操作・装着感
ケースから出しただけでペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。ケースから取り出すと両耳から「TWSパワーオン」→「コネクテット」の音声が順に流れます。
何回も繰り返し出し入れしてテストしてみましたが、ケースから取り出して両耳に装着し終えるくらいに接続が完了しています。
またケースに戻すとペアリングが解除され、電源が切れて自動的に充電が始まるので、デバイスとの接続に関する手間は一切ありません。
私は今まで、タッチ式ボタンのTWSを幾つも使って来ましたが、タッチのタイミングがシビアな製品が多いです。
しかしながらCOUMIは、操作を受け付けるとピッと受け付け音がしますし、タップのリズムも比較的慣れやすいと思います。
耳に入れた後、後ろ側にネジるようにするとフィットします▼
コンパクトなので、耳からはみ出る事もありません
装着していても目立ちません▼
音質
高音域から低音まで、平均的にクリアで綺麗な音が鳴ります。低音域は低音域周波数の音源を聴いてテストすると、数値どおり20Hzまでしっかりと出ていました。
また価格の割には音の解像度も十分で、ジャズやオーケストラでは楽器の聴き分けができるレベルです。
またライブ音源を聴くと、音場の広さも伝わってきますし、アーチストの移動がしっかりと把握できるほどの定位感も、ある程度再現できていると思います。
この価格(エントリーモデル)のBluetoothイヤホンとしては、十分に合格点に達していると思います。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、物理的に外部の騒音を緩和するノイズアイソレーションのデザインです。
密閉感があって、受動的に外音を遮断します。
音切れ・音飛び・遅延
電車での移動やコンビニやスーパーの買い物に使いましたが、途切れたり音飛びするようなことはありませんでした。
遅延に関しては、YouTubeの遅延確認用動画などを使ってチェックしましたが、よくよく見て分かるコンマ何秒のズレ程度です。
動画鑑賞していても、口と声のズレが気になるほどではありません。
ザックリした感想
フィット感があって外れ難い
価格以上の音質
操作がミスし難い
1回の充電だけで約5時間の使用が可能
遮音性が良く環境音が聞こえない(メリットでも)
価格・販売サイト
COUMI の標準価格は 3,999円。取り扱いECサイトは、日本Amazonでのみ取り扱っています。
タカシ
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