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【レビュー】登山で使えるアプリ初心者編!雲取山テント泊登山で使ってみた【山と高原地図・AR山ナビ】

以前、【iPhone/Android】おすすめ登山アプリ10選 と題して登山で使えるアプリをご紹介しました。
今回は、初心者編として基本的な2つのポピュラー登山アプリ「山と高原地図」と「AR山ナビ -日本の山16000-」をご紹介します。
実際に雲取山に登ってレポートしつつ使い方を解説したいと思います。

使用アプリ

今回はベーシックな地図・GPSロガーアプリ「山と高原地図」と、風景にかざすだけで山の名前が表示される「AR山ナビ -日本の山16000-」を使ってみました。

山と高原地図

開発:Shobunsha Publications, Inc.
評価:評価:(4.0/5.0)
無料 (アプリ内課金あり)

icon-itunes

 昭文社より出版されている登山地図の「山と高原地図」のアプリ版。「山と高原地図」は50年以上のロングセラー出版物で、登山・ハイキング用地図の定番です。1マップが500円のアプリ内課金で購入することができ、全61エリア(1500山)が用意されています。携帯が圏外や機内モードでも使用が可能で、コースタイムや水場の位置、高山植物などの見所も明記されているので、純粋な登山地図として登山計画に必携アプリです。ちなみに私は山行前に本版とアプリ版の両方を用意します。ちなみに「高尾山」は無料で付いてきます。

AR山ナビ -日本の山16000-

開発:Noriyoshi Tsunashima
評価:評価:(4.5/5.0)
無料

icon-itunes

 カメラをその山にかざすだけで山の名前を表示するアプリ。山頂などで「あの山何だろ?」と悩む事がなくなり、絶景ポイントでの楽しみが一つ増えます。登山に限らず展望台などでも使えます。

雲取山登山へ

この日(11月某日)は東京都で一番高い山「雲取山」にテント泊して来ました。雲取山は手軽でソコソコ登山の練習にもなるので、年に何度もテントを担いで登っています。
今回は鴨沢ルートと呼ばれるポピュラーなルートで登ってみました。
登山予定は、1日目「鴨沢バス停 → 七つ石小屋(昼食)→ 七つ石山山頂 → 奥多摩小屋(テント泊)  」、2日目「奥多摩小屋  → テントを残して雲取山登頂 → 奥多摩小屋  → 鴨沢バス停」…予定です。

鴨沢バス亭 9:35到着▼

ここで山と高原地図を出してメニューから「ルート記録開始」▼※ 山と高原地図の「雲取山・両神山」マップを購入しました。雲取山は「山と高原地図 奥多摩」にも収録されていますので、収録山数で考えたら失敗したのかも?

雲取山の登山口▼

七つ石小屋で昼食・トイレ休憩▼

そこから「AR山ナビ」で山を確認▼この小屋でドコモの電波がつながったので、暫くコーヒーを飲んだりメールの返信をしてボーっとしていました。

七つ石山は初めてなので標識でルート確認▼

ここで確認のため「山と高原地図」でマップを開いてみました。
ピンクのラインが歩いた道▼

七つ石山山頂へ到着▼

AR山ナビで周囲の山をチェック。三ツ峰山くらいしか有名な山は見当たらず..▼

奥多摩小屋に向かう途中に愉快な木「ダンシングツリー」があります▼

登山開始から約4時間半後、奥多摩小屋到着!

山と渓谷地図のルート記録を停止して、ここでテントを張ります▼

気温は2度を切っていたので、ダウンパンツに着替えコーヒーを入れ温まります▼

夜はホットウィスキーを飲みながら、晩飯にします▼

翌朝は3時に起きて朝食を食べた後、雲取山の山頂で日の出を見る予定でした。

しかし前日の夜、何度もテントの外で星空を観察したり、鹿の鳴き声を聞きながらの晩酌が気持ちよくて少し夜更かししてしまいました。
トイレに行くたびに満天の星空を星空観察アプリを使って観察していました。その様子は、残念ながらスマートホンのカメラでは写りませんでした。
ちなみに奥多摩小屋付近の携帯電波は3Gが微弱につながる程度で、圏外の時間もありました。LINEで写真を送ると少し時間が掛かります。

そして寝坊!朝起きると5時半を過ぎていました。登頂は諦めて撤収します。

夜中は氷点下まで下がっていたのでテントの周りは霜だらけでした▼ここから雲取山の山頂までは登り1時間掛かるので、バスの時間を考えて登頂は断念しました。
巨大なザックを背負って混雑した電車は避けたいです。

帰りも「ルート記録開始」。前日のログの続きを記録する事ができます。

帰りはブナ坂から巻き道ルートで下山▼

おっかない橋を渡って…▼

鴨沢バス停に到着!ここで記録終了。

全行程は ↓ こんな感じ▼

山と高原地図にユーザー登録するとルートの記録をサーバへ保存する事ができます▼

全行程 19.5km 歩行距離 7時間40分でした▼ルート記録機能を使うと、アプリがバックグラウンドで起動し続けて30秒に一度(変更可能)位置情報を取得します。そのため、バッテリーの消費が激しくモバイルバッテリーで充電しながら使用しました。
この機能を使う場合には、モバイルバッテリーの携行をお勧めします。

登山アプリの使い方(初心者編)まとめ

私は登山マップアプリは「YAMAP(ヤマップ)」、藪山でのナビ・ロガーは「ジオグラフィカ」をメインに使ってます。しかしながら会員登録や使い方など、初心者には少し煩雑なのでシンプルで1アプリで賄える「山と高原地図」の使い方をご紹介しました。低山登山なら、この2つのアプリで十分です。
「山と高原地図」は電波の届かない所でも読む事ができる登山マップなので、スマートホンに入れておいて水場やトイレ・非難小屋の位置を手軽に確認できるのでとても便利なアプリです。

でも、機能が限定的で、記事内でご紹介した広域・詳細地図が全て。他には付近の施設・交通・温泉の電話番号程度の情報のみです。施設をタップしても電話番号が表示されるだけで、地図上にリンクしていません。山と高原地図で登山計画機能を使いたい場合、月額400円で全ての地図が利用可能な「山と高原地図ホーダイ」というアプリになります。たまにしか登山しない人にとって月額課金は辛いですね。
そうは言っても、「山と高原地図」の紙マップ版 が1,080円(税込み)なので、登山地図にログ機能が付いて1マップ 500円はお買い得なのかな?
登山マップを無料で印刷したい場合、地図プリや山と渓谷社のヤマケイ・オンラインを利用すると磁北線付きのマップが印刷できます。
ただしA4版になりますので、何枚も印刷する必要がありますね。

ちなみに 山の名前を確認する「AR山ナビ16000」は、電車から遠くに見える山の名前を確認する事はもちろん、スカイツリーなどの高い建築物の名前も教えてくれます。摩天楼などを歩く都会観光にも使えそうです。

来年2019年 3月で奥多摩小屋が老朽化のため閉鎖になります。そこで慌ててザックを担いでテント泊に行きました。本当に残念です。
廃止までに後1回は泊まりに行こうと思っています。それ以降は雲取山荘テント泊になりますね。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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