スマートホンでゲームをプレイしていると、端末が熱々になってしまいゲームがカクカクしたり落ちてしまう事があります。端末が熱を持ってしまった時には、アプリを再起動してもスグに同じ状況に陥ってしまうので、一時休憩して端末を冷やす必要があります。また、熱を持った端末は、電気がスパイラル的に熱に変換されてしまいますので、バッテリーも加速度的に消費してしまいます。
ゲームでマルチプレイをしていたり、荒野行動、ポケモンGOなどでは、気長に端末が冷えるまで何分も待つ事もできない状況も多いと思います。そこで、今回は熱を持ったスマートホンを超急速に冷やす方法をご紹介します。
熱は冷やすな!吸い取れ!
端末が熱を持ってしまった時、冷蔵庫に入れたり凍った保冷剤を当てて冷やしている方も多いですね。しかし、冷蔵庫や凍った保冷剤を使うと、温度差が激しすぎるので、端末の中に結露ができてしまう事があり、最悪の場合にはスマホが水没してしまいます。冷蔵庫から出して汗をかいた牛乳パックと同じ状況だと考えて下さい。
※結露は防水スマホでも関係なく内部に発生します。
熱対策として端末の電源を落として小型扇風機で冷やしたり、アルミ材の上に置いて放熱するのが一般的ですが、あまり即効性はありません。
私は色々な手段を試して、放熱板を付けたiPhoneケースまで自作してみました▼
関連エントリー:激冷えヒートシンク(放熱版)式のiPhone用の空冷アルミスマホケースを自作
色々と試行錯誤した結果、ノートPC用の冷却シートの上に置く方法が効果的でした▼
使っていると、冷却シートで熱を冷やしているというより、冷却シートに熱を吸い取らせている事に気が付きました
冷却シートが熱を持つので、ずらしながら冷やす▼
結局はジェルに熱を吸い取らせれば、もっと早く効率的に冷えるのでは?と考え大型の保冷剤を買ってきて実験してみました。
凍らせていない大型保冷剤サンドイッチ
この「保冷剤サンドイッチ」方式で熱を吸い取ると、PC冷却ジェルの数倍早く端末を冷やす事ができます。熱を持った端末をケースから出して、常温の大型の保冷剤で挟むだけで激冷えです。
37.7度まで熱を持ったiPhone▼
常温の「保冷剤サンドイッチ」内に挟んで30秒▼
25.5度(-12.2℃)▼
コツは、軽く押さえて端末と保冷剤を密着させる事。保冷剤が暖まってしまった時には、裏返したり端末を当てる位置をズラして冷たい位置を探す事。
試用前の保冷剤の温度は23.6℃▼
あっという間に端末を冷やす事ができました!
※ 実験したiPhone 7はアルミボディなので冷却速度が早いですが、プラスチックボディなどは1分から2分掛かる端末もありました。(ガラスボディ系のiPhone も冷えるのは早いです)
ポケモンGO用お出かけパック
「ポケモンGO」は端末が熱を持ってアプリが固まってしまう事が多いので、バック内に冷却ポケットを作っておくと便利です
タオルを使って保冷剤サンドイッチを作っておく▼
外出時は、カバンの中の保冷剤サンドイッチに突っ込むだけ▼
あとがき
ゲームをプレイする時、アプリを再起動したりして騙しだましプレイする事も多いと思います。しかし、端末の画面を消して30秒から1分間ぎゅっと保冷剤で挟むだけで完全復活します。
ダイソーで買ってきた「PC冷却パッド」2枚で挟んでも冷えましたが、ジェルの量が少ないので何度も位置をズラす必要がありました。
今回使った保冷剤のサイズは12cmx15cmです。近所の百均で見当たらない場合、ロゴスから同じくらいのサイズの保冷剤が販売されています。
専用の保冷剤も販売されています▼
本格的な冷却パッドも効果が高そうです▼
タカシ
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電子機器設計者として記事の読者様に注意させてください。
急速に温度を下げれば、高温から常温であっても内部結露する危険があります。
(防水機種の場合はある程度の急冷も設計仕様に入りますが)
重要なのは『最初から高温にしないこと』ですので、
理想はゲームプレイ中常時FANで風を当て続けることです。
スマホカバーは防風、保温材になるため条件を悪化させるため特に夏場の装着はお勧め出来ません。
もし常温保冷材を使いたい場合は、当てた状態でプレイし、保温材の温度が上がったら交換していく必要があります。
(吸熱しきった保冷材は保温材として機能し、逆に本体温度を上げるため。)
なお、温度を上げ下げすることは温度サイクルという、本体に負荷を与える行為ですので寿命の低下につながります。
>名無しさん
貴重なアドバイスありがとうございます。
コメントを参考にして、機会がある毎に記事内に注意喚起の文言を挿入したいと思います。