
座骨神経痛や腰痛をお持ちの場合、温めると痛みが緩和されケースが多く、常に使い捨てカイロを貼っているという方の話を耳にします。
幸い私は、腰痛では無いのですが、妻が座骨神経痛で 年に何度か酷くなる時期があります。
昨年、妻が傷みだして苦しんでいる時、”腰痛・神経痛・座骨神経痛には遠赤外線治療が効く” という医学レポートを見つけました。
そこで思いついたのが、豆炭(まめたん)アンカで患部を温めるという方法。温めるだけではなく、炭からの遠赤外線も出て最善手ではないか?と考えて試してみました。
すると、予想どおりの効果があったようで「じわーっと温かくカイロより痛みが和らぐ」との事で大好評。今では、手放せない存在で、イスやベットには常に豆炭アンカを持ち歩いています。
その後、腰痛・椎間板ヘルニアもちの知人達にも薦めて、炭の遠赤外線効果を確信しました。
炭を燃やすという原始的で、少し手間の掛かる方法ですが、腰痛・神経痛もちの方は試してみる価値はあると思います。
もしも効果が薄かったとしても、震災時の暖房として持っていると安心できるアイテムです。
豆炭アンカとは
そもそも豆炭アンカ(豆炭行火)をご存知ない方も多いと思います。
豆炭アンカとは、大正時代に開発され、昭和初期の頃から日常的に使われていた成形炭を使った湯たんぽの事です。
ちなみに豆炭(まめたん)は、石炭や低温コークス、亜炭、無煙炭、木炭などの粉を混ぜ、豆状に成形した固形燃料です。
豆炭▼
私は長年愛用しています。電気を使わず温かいので、冬の野宿やキャンプ・夜釣りには欠かせません。普段の生活でも小寒い日には、デスク下に置いてひざにブランケットを掛けて簡易コタツにして使っています。

ロックウールは消耗品で、交換用の替えが販売されています。冬に毎日使っても5・6年は持ちます。
豆炭アンカの使い方


注意して欲しい点は、メーカーによって品質が全く異なります。ダイソーでも売っていますが、スグに燃え尽きてしまうのでお勧めしません。
豆炭アンカの温かさは、10時間~15時間持つと言われていますが、ミツウロコの豆炭は丸一日(22-23時間)は持ちます。


画像ではボンベ式のコンロを使っていますが、普段はキッチンのガスコンロで火起こししています(撮影用です)


面倒だという方は、スーパーマメタンという着火剤が付いた簡単な豆炭もあります。ライターで火を付けるだけで、あっという間に火が起こせます。ただし30個で約 1,000円と割高です。






灰を砕いて、その上に使い終わった豆炭を置いています。まだ燃え残っていても、火鉢の灰のように熱伝導を遮って器が熱くなりません。

一酸化炭素中毒に注意
豆炭1つですが、一応一酸化炭素が排出されます。テントやコタツの中など、小さい密閉空間で使う場合には注意が必要です。
布団の中に入れて潜り込んだりしない限り、あまり気にする事のない排出量です。
私はテントでは、ベンチレーター以外にチャックを少しだけ開けて使っています。
気になるようでしたら、一酸化炭素チェッカーを置いても良いと思います
腰痛に豆炭アンカのススメまとめ
長時間温かい
震災時の暖房にも使える
遠赤外線で痛みに効果あり
電気を使わない
お布団・足元用のアンカに転用可能
少し大きいので持ち運びに不便で、扱い難いというデメリットもありますが、工夫すれば何とか患部に当て続けられます。
最近では、豆炭アンカを用意するのが私の日課になっています。夜 19時半くらいに余熱でまだ温かい豆炭を捨てて、新しい豆炭を装填しています。慣れれば全く苦になりませんね。
匂いもそれほど気になりません。むしろほのかなマメタンの香りが好きで、夏の蚊取り線香、冬の豆炭という感じです。
しかしながら、着火剤付きのスーパーマメタンは臭いので外で着火する事をお勧めします。
豆炭を使ったコタツ「豆炭炬燵」も見直されていますね。電気を使わないので、震災の時の暖房器具としても魅力的です。
登山する方は、冬に使っている山小屋があるので、知っているかもしれません。
豆炭アンカを腰痛・神経痛の痛み対策・緩和に使うという話は、豆炭が一般的ではないので聞きませんね。
炭=遠赤外線の代名詞なので、考えてみれば理にかなった対処療法だと思います。
腰痛・座骨神経痛・椎間板ヘルニアに苦しんでいる方は、暖を取る+痛みの緩和に一石二鳥です。
ただし私の狭い範囲内でのサンプリングの効果です。何となく賛同できる方で、火を使う事に抵抗が無い、震災用にも欲しいという方であれば、是非お試し下さい。
私が読んだ遠赤外線治療についての医学レポートは▼
豆炭を扱うのは面倒だという方は、ハクキンカイロでも遠赤外線を放射するので、手っ取り早い方法だと思います。
豆炭アンカは、ミツウロコと品川アンカが有名です。私はミツウロコ製を愛用しています。
8年くらい前までは、3,000円前後で販売されていました。しかしながら、最近のキャンプブームで、YouTubeなどで紹介されるようになり、ここ数年ECサイトでの価格は高止まりしています。





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