筆者は、パネルを太陽に当てるだけで充電できてしまう太陽光発電が大好きで、ソーラーパネルが付いているモバイル・バッテリーやライトなどをついつい買ってしまいます。しかし、実際に使ってみると、手の平サイズのソーラーパネルでは何日太陽に当てても全く充電されない気休めソーラーチャージャー機能ばかりでした。そこで、本格的な折り畳み式のソーラーチャージャーを購入して、震災時や夏フェスなどで実用に耐えられるのか実験・レビューしてみます
Aukey ソーラーチャージャー デュアル 20W
筆者は、以前にも12Wの少し小さ目のソーラーチャージャーはを持っていましたが、雨が降ってきた事に気が付かずに壊してしまいました。そこで、今回は高出力+ある程度の防水である事を重視し、Amazonで評価も高かった「Aukey ソーラーチャージャー デュアル 20W」を購入しました。
追記:現在は改良版の21Wモデルになっています▼
開封するとカラビナが何故か3つ?2つで吊るという意味で、1個は予備なのでしょうね▼
畳んだサイズはA4サイズ強(A4コピー紙と比較)▼
こんな感じでカラビナを付けて吊り下げるのが基本▼
重量:836.4g
サイズ:500x305x5mm
折り畳む後:305x175x30mm
iPhoneとサイズ比較▼
自立するように支えが出るようになっている事に少し感動▼
出力は5V/最大2.4Aが2ポート▼
野外で充電テスト
残念な事に、この日は薄曇りで、たまにしか雲の切れ間がありませんでした(4月上旬)
薄曇りでもピーク時には0.81Aの出力が得られました。
雲の切れ間には、写真に収められませんでしたが、瞬間的に1.34Aを確認しました
完全に曇ってしまうと、0.2A~0.45A程度
Android端末を1時間充電してみた結果、35%から59%まで充電できていました。薄曇りの日にしては上出来です
災害時対策に?
これがあれば、災害時のスマートフォンの充電には困らない事が証明されて安心しましたが、筆者の本当の目的は「エネループ」充電
電池があればLEDランタンなどにも使えるので、USBからニッケル水素電池を充電できて、モバイルバッテリーにもなる商品を買ってみました
エネループProを装着して充電テスト▼
ちょうど曇ってしまったのですが、この後13時から夕方まで充電して空だったエネループに充電する事ができました
ちなみに、このニッケル水素式のUSBチャージャーは安物なので、コンセントからでも充電速度がでません▼
これだけの高出力が期待できるソーラーチャージャーなら、単三を4本まとめて充電できるタイプのモバイル充電器が欲しくなります。毎日4本の単三電池が充電できれば、災害時にサバイバルできそうですね。
太陽光発電のテクニックについて
冒頭にも書きましたが、筆者は太陽電池(ソーラーパネル)が好きです。以前、自宅のベランダにも80Wのパネルを設置して車のバッテリーに充電して使っていました。そこで、ついでに効率の良い太陽光発電の方法を解説しておきます。
ソーラーパネルは太陽が垂直に当たっている時が一番発電されます。家庭の屋根に常設しているパネルは、シーズンで太陽の角度が変わるので、全国平均で30度くらいの角度で設置するのが効率的だとされています(地域で違います)
今回、一番覚えておいて欲しい事は、真夏のギンギンの太陽が一番発電できるという誤解。パネルの発電効率は、表面温度が25℃での発電量が最大値となるので、真夏の気温が30度以上になる日には、パネル表面が超高温になってしまい、発電効率がガクンと落ちます。太陽電池モジュール(ソーラーパネル)は半導体でできているので、非常に熱に弱いのです。一番発電効率のよい気候は、5月だとされています。
また、ソーラーチャージャーからは、直接スマートフォンに充電はしないで、一度モバイルバッテリーに充電するのが安全です。ソーラーチャージャーの出力は、雲の加減で乱高下しますし、炎天下の中にスマホを放置する事になりますので、端末に良いとは言えません。どうしても直接充電が必要な場合、スマホをパネルの日陰に置いて、直射日光に晒さないようにしましょう。
改良版の21Wモデルになっています▼
タカシ
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