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【実機レビュー】Ai翻訳機能つきのノイキャン・ワイヤレスイヤホン「Edifier EvoBuds」

サウンド機器メーカーEdifier(エディファイア)より発売されている、完全ワイヤレスイヤホン 『EvoBuds』が手元にやって来ました。日常的に持ち歩いて使い続けてみました。使用感を共有したいと思います。

EvoBudsシリーズは、Ai翻訳機能が搭載された新モデルです。インナーイヤー型のEvoBudsと、カナル型の「EvoBuds Pro」の2モデル展開。
Ai翻訳機能は、最近のワイヤレスイヤホンのトレンドですね。

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 イコライザー機能に対応した独自アプリ
 13mm ダイナミックドライバー搭載
 力強い重低音と伸びのある高音域サウンド
 LDACコーデック対応
 外音取り込み-アンビエントサウンド機能実装
 本格的な適応型ANC機能搭載
 装着検出機能
 クリアな通話品質
 1回の充電で最高 7 時間使用できる
 15分の充電で180分の再生が可能
 IP54防水・防塵で雨・汗を防ぐ
 Ai翻訳機能がある
 低遅延のゲームモード搭載
 マルチポイント機能実装

 

残念な点
 ケースのバッテリー残量が分かり難い
 AACコーデック非対応
 

Edifier EvoBuds スペック

Bluetootthプロファイル A2DP、AVRCP、HFP
対応コーデック LDAC、SBC
再生周波数帯域 20Hz-40KHz
音圧レベル(感度) 93dB ± 3dB(A)
インピーダンス
通信距離 約 10 m
再生時間  ANC OFF:約7時間+28時間=35時間
ANC ON:約5時間+20時間=25時間
Bluetoothバージョン 6.1
低遅延モード あり(ゲームモード)
装着検出機能 あり
防水等級 IP 54
マイク数 4個
マイク感度 -38dB
ドライバーユニット 13mm ダイナミック
インビーダンス 不明
イヤホン充電時間 約 1時間
ケース充電時間 約 1.5時間
バッテリー容量
ケース重量 47 g(充電ケース)
サイズ  19.5×18.1×33.6mm(イヤホン)
58.68×50×49.92mm(充電ケース)

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • EvoBudsイヤホン x 1ペア
  • 収納充電ケース x 1
  • USB-C充電ケーブル x 1
  • 取扱説明書などの紙類

 

製品レビュー

イヤホン本体

EvoBudsは、左右が完全に独立したBluetooth接続のインイヤー(インナーイヤー)タイプのTWSです。

イヤホンデザインはAirPodsに代表される「スティックタイプ」です。本体は艶ありブラック+ガンメタリックの2色形成▼

 

スティック部には「EDIFIER」のロゴマークが入っています▼

 

グリル部は斜めに配置されています▼

 

Apple のAIrPods 4と並べてみます。サイズ、グリルの角度ともに似てます。

 

カラーバリエーションは、ブラックの他スターライト(ホワイト)もあります

 

重さは片側約 4.2グラム▼

防水・防塵に対してはIP54等級となっています。防塵は5「塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない」という規格レベル。防水等級 4は「 あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない」となっています。要は雨や汗程度の水なら大丈夫というレベルです。※ ケースは防水ではありません

 

チャージケース

充電ケースは一般的なサイズ。自立しない形状です。

 

リップクリームと並べたサイズ感▼

 

ケースの後ろ側ヒンジ部には「EDIFIER」のロゴが刻まれています▼

ケースの底にはUSB-Cポートとリセットスイッチ、LEDライトが配置されています。

 

ケースのフタの裏に技適マークがついています▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 46グラム▼

 

充電ポートはUSB-C、Qiワイヤレス充電には対応していません。
ケースにはインジケーターは、1灯だけついていますがバッテリー残量は確認できません。ペアリングモード時にはLEDが赤・白の順で点滅します。充電中はオレンジ、満充電で白に変わります。

バッテリーについて

1回の充電で約 7時間※ も使えます。ケースでの充電を含めると合計 35時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に2回程度でよさそうです。
さらに15分の充電だけで 180分間の使用が可能になります。ピンチの時でも少し待つだけで使えるのが嬉しいですね。
 ※ANCがオンの時は約5時間、ケースを含めて25時間です

 

 

Edifier Connectアプリ

Edifier の独自アプリ「Edifier Connect」を利用する事で、イコライザー機能やゲームモード(低遅延)の切替などが可能となります。

Edifier Connect

開発: BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD.
評価:3
 無料

icon-itunes
 

このイヤホンはアプリ必須です。多機能なのでイヤホンから全ての機能を操作・変更はできません。自分なりにアプリで設定して使う事をお勧めします。

アプリからは、ANC機能の強度・イヤホン感度・ゲームモードで低遅延設定、イコライザー調整が可能です。

 

通話テスト

通話に関しては、AI搭載のスマートノイズキャンセリング技術と片側2つのマイクロフォンを使用しており、周囲のノイズをキャンセルしたクリアな通話が可能としています。通話に使ってみましたが、通話品質はスマートホンでの直接会話に近い感覚で通話ができました。
騒がしい店内でもお互いの声が明瞭に聞こえてストレスは全く感じませんでした。Web会議やテレワークでも余裕で使えます。

 

使い方

操作方法

イヤホンからの操作は、タッチセンサー式となっておりイヤホン上部をタップして操作します。

  左(L) 右(R)
音楽操作
2回タップ 再生/停止
3回タップ 前の曲へスキップ 次の曲へスキップ
長タップ ANCモード切替
通話
2回タップ 通話/電話を切る
2回タップ 通話拒否

※再ペアリング:イヤホンをケースに戻し、ケースのボタンを3回押し

左右のイヤホンのタップ操作はアプリから変更可能です。

「装着検出機能」と呼ばれる装着センサー(耳から外して一時停止、再装着で再生再開)も搭載されていますが、ワンテンポ遅れて反応します。

 

操作・装着感

操作性について

充電ケースを開けただけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。

接続完了時には「ポンポン」という音で知らせます。収納時はケースに戻してフタを閉めると、ペアリングが解除され自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。反応速度も速く、あっという間に電源がオン→ペアリングまでが完了しています。

 

装着感

装着感は、軽く耳に負担を感じる事もありませんでした。
また耳にフィットしたので、長時間装着していても痛みや違和感はありません。耳に入れている事を忘れてしまう事もあるくらい自然でした。インナーイヤー型はカナル型と違いイヤーピースが無いので、合わない方も多く好き嫌いが分かれますね。私はインナーイヤー派です。

また、ウォーキングやジムのトレッドミル、買い物の時にも装着し続けましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。

ピカピカのメタリック色ですが、装着すると悪目立ちしません▼

 

正面から見てもスマートです▼

 

斜め前方から見ても不自然さはありませんね。メーカーロゴがシンプルでアクセントになっていて良いですね▼

 

音質

音の出力に関しては13mm複合ダイナミックドライバー。
とにかく低音に迫力がある特徴的な音質です。インナーイヤーが苦手な低音ですが、このイヤホンは得意。ズンズンと腹に響きます。
音のバランスは低音>>>>高音>>中音といった感じです。
高音域は乾いた感じですが、伸びがあって気持ちがいい音です。 

どちらかと言えばドンシャリ系の派手な音質で、曲によってはヴォーカルの中音域が他の楽器にかき消されて遠く聞こえます。
低音域は、ズンズンと下品に鳴らすだけではなく、丁寧に楽器の特徴をしっかりとらえて聴こえます。

ドンシャリ系ですが「歯擦音が気になる曲」いわゆるサ行が刺さる事もありませんでした。
またハイトーンボイスの女性ヴォーカルの声が、キンキン耳障りに聞こえる事もありません。
音場の広さに関しては狭めです。その分、ライブ音源ではアーチストが近くに感じられ迫力が伝わってきます。

専用アプリのEQ機能を使う事で、音の傾向を変える事もできます。ちなみにイコライザーで「高音ブースト」にしてみても、低音が強いです。

デフォルトでは「ボーカル」「映画」「低音ブースト」「高音ブースト」が用意されています。「カスタマイズ」からは各周波数帯の出力を調整できます。

 

ANC機能

適応型ノイズキャンセリング機能が搭載されており、周囲の状況を検知して自然にノイズを除去します。
ANC(アクティブノイズキャンセレーション)は、左のイヤホンのスティック部を長ピンチする事で切り替わります。

インナーイヤーイヤホンは、構造的にノイズキャンセリング機能は苦手です。
イヤーピースが付いているカナル型のように「孤独な静寂」とまではいきませんが、電車や交通量の多い道路などでは結構騒音をカットしてくれました。
中高音域はコンコンという音で漏れ聞こえてきます。
ノイズキャンセリング機能特有の耳への圧迫感は少なく感じました。

 

外音取り込み機能

外音取り込み(アンビエントサウンド)は、デジタル的に外音を取り込む機能で、会話や環境音を聞きながら音楽を楽しむ事ができる機能です。
「外音が聞こえる状態で安全にジョギングしたい」「テレワークで宅配便のピンポンに対応したい」人などに定番の機能です。

アンビエントサウンドはボリュウームが用意されています。

かなり自然に音がスルーして聞こえますが、少しデジタル的な音に感じました。

 

Ai翻訳機能

EvoBudsのウリは何と行っても「Ai翻訳機能」の存在です。この機能に特化した「翻訳イヤホン」と近い機能が用意されています。

 

翻訳には専用アプリを使います。アプリの右上の「翻訳」をタップして、自分の言語と相手の言語を選択します。

アイコンをタップすると話を聞くリスニング状態に入り、音声が途切れると自動的に画面上に翻訳され、翻訳音声が流れます。
自分側はイヤホンを2回タップするとリスニング状態に入ります。
対話モードと翻訳モードがあり、対面モードは向かい合わせに画面が見えるようになっています。

翻訳モード▼

 

音切れ・音飛び・遅延

人混みや満員電車などでも使いましたが、音切れ・音飛びするような事はありませんでした。遅延に関しては、ゲームプレイに最適な「ゲームモード」を搭載しています。
ゲームモードを使うまでもなく、動画鑑賞程度ならノーマルモードでも遅延は全く感じません。Netflixで映画を観ても人の口の動きと音のズレは感じませんでした。ゲームモードは、コンマ何秒単位の反応が必要なFPSゲームなどでしか必要なさそうです。

 

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。今モデルから対応しました。
この機能は例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。
スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でイヤホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、使用する事が可能です。

 

まとめ・価格

Edifier EvoBudsは、ワイヤレスイヤホンにAi翻訳機能がついてくる「お得なイヤホン」という印象です。
最新のAirPodsシリーズにも翻訳機能が実装されたので、今後はワイヤレスイヤホンの標準機能になりそうですね。
今までも、この機能に特化したイヤホンがありましたが、高価で重く大きいのがネックでした。
EvoBudsは、通常のワイヤレスイヤホンと同形状で軽いのが嬉しいですね。

Edifier EvoBuds の価格は¥8,980。楽天にて購入可能です。

 

Edifier EvoBuds 
ANCノイズキャンセリング / Ai翻訳機能
 

 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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