ホームプロジェクターメーカーのDangbeiより発売されている、小型のプロジェクター「Dangbei N2 Mini(ダンベイ エヌ・ツー・ミニ)」をメーカーさんの方からお借りしました。実機を使い倒して使用感を共有したいと思います。
Dangbei N2 Miniは、スタンド一体型の天井投影ができる小型プロジェクターです。以前ご紹介したDangbei N2の小型・エントリーモデルです。
プロジェクターを投影する壁がなくても、天井の開いているスペースが使えることから注目の機種です。
私も天井の壁紙に直接投影してみましたが、かなり快適に鑑賞できました。
ページコンテンツ
ザックリ・フラッシュレビュー
オート台形補正機能で斜めからの投影でも補正ができる
自動フォーカス機能搭載
専用スタンドで天井投影が可能
自動フィット機能で簡単にスクリーンに投影
6Wスピーカー搭載
スマホ、タブレットからキャスト投影可能
120インチの大画面投影対応
短い距離で大画面に投影が可能
画像の彩度が美しい
天井から吊して使用可能
電源アダプターが無くコンパクト
Dangbei N2 Miniスペック
OS | Linux |
---|---|
OTAアップグレード | 対応 |
光源寿命 | 約 30,000時間 |
光源 | LED |
明るさ | 200ルーメン |
Bluetooth | 5.2 |
Wifi | Wi-Fi 6, 2.4G/5G |
RAM | 1GB DDR3 |
ストレージ容量 | 8GB eMMC5.1 |
解像度 | 1920 x 1080 HDR10, HLG |
自動補正 | ±30°台形補正(垂直水平) |
オートフォーカス | あり CMOS オートフォーカス |
自動障害物回避 | あり |
ドルビーデジタル/プラス | 対応 |
オート台形補正 | 対応 |
推奨投影サイズ | 60~120インチ |
投影比 | 1.25:1 |
スピーカー | 6W、360° |
ポート | ・USB2.0 x 2 Type-A x 1 ・HDMI x 1 ・AC-IN x 1 ・3.5ステレオジャック |
消費電力 | 65W |
サイズ | 143 x 149 x 241 mm |
重さ | 1.72 kg |
開封レビュー / 同胞物
- 1 x Dangbei N2 Miniプロジェクター
- 1 x リモコン
- 1 x 電源コード
- 1 x 取扱説明書、保証書
- 2 x 単四電池
筐体
筐体は縦長のコンパクトな縦型で、スタンド一体型のシンプルなデザインです▼
レンズは大口径で明るいです
500mlの箱を並べるサイズ感が分ると思います(143 x 149 x 241 mm)▼
インターフェースはUSB-A(2.0)とHDMI、3.5インチジャックが1ポートずつ。少し寂しい構成ですが必要十分です▼
底面には1/4インチのネジ穴がありますので、三脚などにマウントできます。天井に逆さまに吊り下げる時にも使えます▼
コンパクトタイプなので操作はリモコンから行います▼
プロジェクターにスタンドが付いているので、真上に向けて天井投影も可能です。
リモコン・電源
リモコンには動画配信サービスのNetflix、YouTube、Prime Videoを一発起動ボタン(ショートカットボタン)も実装されています。
必要な電池は単四電池2本です。
電源ケーブルは外部アダプターは不要。内蔵電源ボード搭載で電源ポートをジンバル基部に配置しています。
持ち運び時には便利ですね。
機能レビュー
OS、アプリについて
電源を入れると、オートフォーカスでピント合わせが始まります。
アプリストアが用意されており追加インストールも可能です。ゲームなどもありますが、Googleではなく独自のストアなのでアプリは限定的です。
動画配信サービスのアプリはNetflix、YouTube、Prime Video、Hulu、Disney+などほぼ全て対応しています▼
NETFLIX, Prime Video , Youtubeは最初からインストールされていますが、他のサービスはアプリからインストール可能です。
Radikoはありませんが、NHKラジオと全国のFM局、ポッドキャストも聴く事ができます。
画質は暗部も潰れてしまう事なく、鮮やかな画像が楽しめます。ズームは縮小にも対応しています。ピントはオートフォーカス。リモコンからフォーカス調整も可能です。
動作音は結構静かですが、後ろからの排熱がモアッとした熱気を感じます。狭い部屋ならなら気温が少し上がるほど、冬は良いですね。
【画面サイズ】
明るさ 200 ISO ルーメンの投影。画像はシャープとまでは言えませんが、エントリーモデルとしては見やすい方です。解像度は1080P(1920×1080 FHD)
照明をつけた部屋での視聴は少し厳しいです。今回はN2 Miniの得意とする天井に投影してみました。私の仕事部屋はシーリングライトと梁が邪魔ですね。
※オススメの投影サイズは100インチとの事。120インチだと画面が少し粗く見えます。
オートフォーカス、オート台形補正機能
オートフォーカスは、電源投入時に自動的に補正されます。また、ピントが気に入らない時は、設定からフォーカス合わせが可能です。
台形補正(キーストーン補正)機能とは、真正面から投影せずとも、斜めから投影した台形を長方形に補正してくれる機能です。
この機能により、プロジェクターを邪魔な正面に置く必要がなく、好きな場所に置いて投影する事ができるようになります。部屋の真ん中に邪魔になる設置をせずとも、片隅に常設しておけるので結構便利な機能です。
オートキーストーンでの設定がピタッと来ない場合、投影設定から手動でキーストーンの設定も可能です。4P(4つの角)の位置を調整して補正ができます。見る方向に合わせた補正が出来て見やすいです▼
横方向だけではなく、縦方向にも台形補正が可能です。また天井に逆さまに設置しても正常に投影されるような設定も可能なので、置き場所を選びません。
オートフォーカス、自動台形補正、画面調整、障害物回避機能は、CMOSセンサーとAIアルゴリズムの組み合わせた「InstanPro AI」テクノロジーにより自然に実行されます。
スピーカー
「ドルビーデジタル」に対応した6W スピーカーを1基搭載しています。
本体がコンパクトなので、スピーカーは小さ目ですが違和感なども無く自然に聴こえます。迫力に欠けますが、セリフは明瞭に聞き取る事ができました。
N2 MiniをBluetoothスピーカーとして使用して音楽を再生しする事も可能です。
まとめ
Dangbei N2 Miniの魅力は、コンパクトボディと一体型スタンドの存在。何より価格が税込み39,900円という低価格が嬉しいです。
ちなみに上位モデルのDangbei N2の販売価格は、税込み65,800円。専用スタンドは税込み9,800円するので、お手軽価格で入門機にはオススメのプロジェクターです。
天井に投影できるので、壁に余白が無くてプロジェクターの導入を諦めていた人は、天井投影は検討の価値があると思います。
私はチェアの背もたれを倒して、フットレストを出して天井に投影して映画を鑑賞しました。寝室に置いてベットで寝転んで鑑賞・ゲームプレイなんて使い方も良いかもしれません。
オートフォーカスと自動台形補正機能は自然で、合わせが早くピタッと短時間で合わせてくれます。
テレビ番組が視聴できないスマートTVが流行していますが、Dangbei N2 Miniはスマートプロジェクターとしても使えそうです。
価格・販売サイト
Dangbei N2 Miniの販売価格は、39,900円(税込)。楽天、Amazonにて販売中です。
※実店舗での販売は、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなどで順次開始予定です。
※ メーカーさんの方からサンプル品をお借りしてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ

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