IoT機器メーカー「SwitchBot」の新製品「SwitchBot Co2センサー温湿度計」を設置してみました。
SwitchBot Co2センサー温湿度計は、NDIR方式のCO2センサーを採用した高精度の二酸化炭素濃度計 です。温湿度計機能も実装しており、時計、日付、天気予報機能や快適指数表示などの表示にも対応。
部屋の空気・温湿度・快適度を可視化して表示し続けてくれます。
SwitchBot Co2センサー温湿度計は、スマートホンから警告範囲のCO2濃度を設定しておけば、範囲を超えると通知・アラームを鳴らしてくれる機能も搭載しています。
現在、発売記念セールで10月2日まで15%オフで購入可能です。
ページコンテンツ
SwitchBot Co2センサー温湿度計
- 温度範囲:-20°C~80°C
- 温度精度:
±0.4°C(-20°C~0°Cにおいて)
±0.2°C(0°C~65°Cにおいて)
±0.3°C(65°C~80°Cにおいて) - 湿度範囲:0~99%RH
- 湿度精度:
±3%(0%~10%)
±2%(10%~90%)
±3%(90%~ 99%) - CO2測定範囲:400~9999ppm
- サイズ: 92mm x 79mm x 厚さ 25mm
- 重さ:154g
開封レビュー・セット内容
【セット内容】
〇 SwitchBot Co2センサー温湿度計
〇 単3電池 x 2本
○USB-Cケーブル
〇 取扱説明書
筐体レビュー
シンプルなデザインの本体に所狭しと情報が表示されています。バックライトはありませんがLCD画面は見やすいです▼
手に持ったサイズ感▼
端末の上にはボタンを配置。アプリへのペアリングやリセット、ビープ音ストップなどに使います▼
電池は単3電池2本▼
USB-Cを使った給電にも対応しています。
キックスタンド式です▼
重さは実測で154グラム(電池込)▼
動作レビュー
専用アプリ「SwitchBot」を使って管理します。ファームウェアのアップデートも可能です。
SwitchBot
開発: wonderlabs, Incorporated 評価 無料 |
SwitchBot温湿度計の使い方
セットアップ
アプリをインストールしたら、SwitchBotにアカウントを作ってログインします▼
・端末の上に付いているボタンを2秒間長押し
・画面にブルートゥースマークがでます
・アプリの「+」>「デバイスの追加」をタップ
・CO2センサーを選択するとアプリに登録完了
スマホと連動することによりログが残るようになります。グラフで見ることができます。日、週、月、年と長期間のログが残せます▼
※データはローカルに最大68日間分、アプリに最大2年間分保存できます。
アラート設定
SwitchBot CO2センサー 温湿度計には、指定した温湿度から外れた場合にアラート(通知)で知らせる機能が搭載されています。
CO2センサー の設定を開き、アラートから最高・最低の二酸化炭素濃度を設定します。
温度・湿度計もありますので、そちらのアラートも設定可能です。
切れ目の部分が安全な温湿度。赤い部分に入るとアラートで知らせます▼
設定した範囲を外れると通知が届きます▼
またアプリでも異常があると赤文字で表示されます▼
アラートに関しては、スマートホンに通知を送るだけでは無く、本体を鳴らす機能も実装されています。
アラートの範囲内に入ると、文字盤を点滅させながらビープ音が10回なります。
Bluetooth接続できない場所からデータを見る場合、iOS/AndroidともにSwitchbotのハブ機器が必要となります。
Switcbot ハブ製品を連動
SwitchBot CO2センサーは、Bluetooth接続でスマートホンと接続しますので、範囲外に出ると温湿度の確認ができません。
またBluetoothから外れるとアラートも届きませんので、SwitchBot から発売されているハブミニ/ハブ2などのハブ機器が必要となります。
天気予報アイコンの表示などにもハブ機器が必要となります。
以前はSwitchBotハブとの接続を指定する必要がありましたが、「SwitchBot アプリv9」からは自動でハブ製品に接続されるようになりました。
アレクサやSiri、Googleアシスタントにも対応しています。
ハブを利用するとWifiの外からでも家電のリモコンと同様に、 二酸化炭素濃、温湿度計のチェックもできるようになりました。|
画面の表示設定
ディスプレイ表示に関しては、自宅の他の温湿度計の情報などを表示する事も可能です。
ちなみに左上の天気予報アイコンは、ハブに接続する事で利用可能となります。
我が家ではリビングには幾つも温湿度計がありますので、現在地の温湿度を表示するように指定しました。
アプリでSwitchBot CO2センサー を開き「ディスプレイ表示」から「データソース」を選択。「下部データ」で「現在地(ホーム)の温湿度」を選択しました。これで外気温がわかるので、犬の散歩に行く目安になるので便利です。
CO2濃度計の精度と性能チェック
CO2濃度の目安は、WHO(世界保健機関)厚生労働省の推奨数値は1000ppm以下としています。
しかしながら、閉めきった部屋で1000ppm以下をキープするのは難しいです。
SwitchBot CO2センサー は、厚生労働省の推奨するNDIR方式のCO2センサーを搭載しています。私は今まで「CO2濃度」を意識して生活した事が無かったので、数値を眺めながら換気のタイミングに関してテストしてみました。
換気をしないで半日エアコンの効いた部屋で仕事をしていると2,000ppmを超えてきます。朝起きた時の寝室は3,100ppmまでいって驚きました。プラシーボ効果かもしれませんが、高い数値をみると苦しく感じてしまうから不思議です。1800ppmを超えたら換気するようにしましたが暑い!エアコンの冷気が逃げるのでもったいないです。
ちなみに乾電池で動作させるとCO2センサーは10分おきに計測します。画面にも「minutes ago」と何分前に計測したか表示されます。
USB-Cから電力を供給すると1分おきにデータを更新します。
袋に入れて呼気を入れてみると。9999ppm!ちゃんと計測しているようです▼
CO2濃度の制度は問題ありませんが、環境が一気に変わった時に若干の遅延(ディレイ)を感じます。
ためしに9999ppmまで上げた直後、開けた窓の枠に置いてみます。
電池を使っていますが、アプリを使ってデータ更新をタップします。
1分経っても3280ppm。
3分後1716ppm▼
5分後ようやく正しい数値になりました。
この遅延はケース内に籠った空気の入れ替えにかかる時間の問題じゃないかな。制度はしっかりしていますが、ディレイには注意が必要です。
オートメーション機能について
CO2センサーはアラートを通知するだけではなく、二酸化炭素濃度や温度・湿度をトリガー(きっかけ)にしたオートメーション機能を設定する事ができます。
例えば「二酸化炭素濃度が1300ppmになった時、サーキュレーターをオンにして空気をかき混ぜる」という事ができます。
ちなみにサーキュレーターがIoTに非対応でも、ハブにリモコンを登録すれば操作が可能となります。
アプリの下のツールバーから「オートメーション」を選択。
条件を「CO2濃度が13000ppm以上」、実行で「サーキュレーター ON」で「オートメーションに保存」で完了です
SwitchBot CO2センサー 温湿度計 の価格・販売サイト
CO2センサーに関しては、中華製の低価格品なども販売されていますが、精度に問題があるものも多いです。
センサーすら入っていない製品もあるので、SwitchBot のような信頼のあるメーカー製がオススメです。
SwitchBot CO2センサーの価格は ¥7,980 (税込)。10月2日(水)まで15%OFF発売記念セール開催しています
性能をフルに活用したいのであればハブ機器も必要となります。
一番安いハブミニが¥5,480 (税込)、温湿度計や照度計もついたハブ2は¥9,980 (税込)で販売されています。
※ 今回はメーカーの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
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