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【実機レビュー】BA+DD のリケーブル可能なハイブリッドイヤホン「TRN TA1 Max 」

音質に定評のあるオーディオ機器メーカー TRNより発売されている、ハイブリッドイヤホン『TRN TA1 MAX』の実機レビューをしてみます。

TA1 MAXは、DD(ダイナミックドライバ) と BA(バランスドドライバ)をそれぞれ 1基搭載したハイブリッドIEM(インイヤーモニター・イヤホン)です。低価格にも関わらず KnowlesのBAを搭載しハイエンド機に迫る高音質を実現している事が特徴です。

 

TRN TA1 MAXスペック

 

型番 TRN TA1 MAX
再生周波数帯域 10Hz-40kHz
DDドライバ Φ10 mm
インビーダンス 22Ω
感度 118dB
振動版 ベリリウムコーティング振動板
接続端子 3.5mm
対応端子 2Pin
ケーブル長さ 約 1.2 m
重さ イヤホン:8.6 g
ケーブル:12.5 g

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • TA1 MAX本体x 1
  • ケーブル x 1
  • 変換プラグ 3.5mmステレオミニ-ステレオ標準プラグ
  • イヤーピース x 7セット
  • 収納ケース x 1
  • 取扱説明書などの紙類
取扱説明書は日本語対応

ざっくり感想

お勧めポイント
 メタルボディがお洒落
 音漏れが少ない
 バランスが整った音質設計
 2種類の音質にチューニングしたイヤーチップ付き
 2基のハイブリッドドライバ搭載
 リケーブル規格に準拠しておりケーブル交換可能
 ケーブルが絡み難い
 低価格で高音質体験できる
 お洒落なデザイン
 収納ケース付
 

 

残念な点
 音場が狭い
 

1MORE

筐体

TRN TA1 MAXは、有線のカナル型インイヤーイヤホンです

 

アルミニウム合金材料を使用したメタリックボディ。ハウジング部もメタルのフェイスプレートで、半開放型のハウジングになっています。

 

ケーブルは、4芯の銀メッキ線を編み込んだタイプで、2Pin(0.78mm)に準拠したリケーブル可能タイプです。
最新のハイエンドイヤホンは、ケーブルを着脱式にする設計が主流です。ケーブル交換する事で面白いように音が変わるので、自分の好みにイヤホンをチューニング・調整していけるという楽しみがあります。
ワイヤレスで使用したい場合、Bluetoothレシーバーを使う事ができるのもリケーブルタイプの良い点ですね。

 

ケーブルもクリアデザインで、ハウジング部と調和したデザインとなっています

 

マイク付きケーブル版も販売されています。

 

イヤーチップ

好みに音をチューニングできるよう、2種類のイヤーチップが付属しています。

透明タイプ:バランスタイプ
ブラック:低音重視タイプ

 

 

革製収納ケース

付属の収納ケースは、質感の良いプラスチック製。内側には傷防止の布が貼られています。表面にはTRNのロゴがあります。

ぐしゃっと突っ込んでも楽に出し入れが可能です

 

装着感・遮音性

TA1 Maxは、いわゆるSHURE(シュア)掛けして装着するタイプのイヤホンです。画像のように耳の上を通して引っ掛けるように装着します。
ゴツゴツして見えますが、装着しても痛さや違和感はなく、有線イヤホンにありがちな、線が引っ掛かって外れるような事も少ないです。

密閉率が高い設計で、音漏れや外音ノイズがかなり軽減されるので、音楽への没入感が違います。

ワイヤー無しのチューブタイプで、タッチノイズも抑えられています。

 

音質


30時間エージングしてから使用しました。チューニングは、DD(ダイナミックドライバー)側でパワフルかつキレのある中低音域を表現しつつ、BAドライバーでボーカルの声に明確なディテールを与える事を狙った構成となっています。
KnowlesのBAを使用しており高音域のレンジは広く聞こえますが、思ったほど超高音は聞こえてきません。女性ボーカルのサ行が刺さる事もありませんでした。低音域は、量も伝わってきますが、音質もハイレベルな低音が表現されています。また、しっかりと深い低音も聴こえます。低音がズンズン効いたEDMでは、迫力あるキックドラムが楽しめます。
出音の強さのイメージは、中音  ≧ 低音≧ 高音という感じです。

中音域が綺麗に出ているので、ボーカルやピアノ、バイオリンの音はかなり前に出ているように聞こえます。声量が弱いヴォーカルの曲でも、しっかりと目の前に定位して、声がしっかりと聞き取れます。

音の情報量(解像度)が多く音圧もあるので、フルオーケストラを聴くと臨場感と迫力があります。しかし、全体的に音場は狭く感じます。音の残響感が近いので、音の鳴っているところ自体が全体的に近く感じます。
また解像度的には、アコースティックギターであっても、指と弦がぶつかったり擦れる音、いわゆるトランジェントまでがハッキリと聞き取れます。

 

TA1 MAXはハイブリッドドライバを採用しており、BA( バランスド・アーマチュア)ドライバーは、Knowles製 33518を採用しています

DD(ダイナミック型ドライバー)は、ベリリウムメッキ振動板の10 mmフルレンジドライバー。ベリリウムはチタンの半分の密度と超剛性を持っており、深い低音を正確に鳴らすことができる低周波数応答を備えた、ダイアフラムコイルの理想的な素材と言われています。

 

TRN TA1 Maxまとめ・価格・販売サイト

TRN TA1 Maxを使って、仕事中に音楽を聴き続けていますが、本当にバランスが整った音質だと感じます。さすがにリケーブル可能な有線イヤホンなだけあって、Bluetoothイヤホンや、エントリーモデルの有線イヤホンでは聞き取れない音が聴こえます。

TRN TA1 Maxの価格は、$57.90。オーディオ専門店「HiFiGO」では$46にて購入可能です。高級イヤホンは上を見るときりがありませんが、TA1 MaxはエントリーモデルのBluetoothイヤホンと同じ程度の価格で購入する事ができます。高音質を体験するハイエンドイヤホンの入門機として良いイヤホンだと思います。

 

TRN TA1 Max
1BA+1DD ハイブリッドイヤホン ダイナミックドライバー1基+Knowles社製バランスド・アーマチュア型ドライバ1基搭載 2Pin リケーブル 着脱式 3.5mm 
 

 

※ Hifigoさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューしています。

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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