サウンド機器メーカーEarFun (イヤー・ファン)より、コストパフォーマンスの高い低価格の完全ワイヤレスイヤホン 『EarFun Free Mini 』が発売されました。
早速手元にやって来ましたので、数日間持ち歩いて聞き続けてみました。
Free Miniは、同社のエントリーモデルFreeシリーズのエントリーモデルに位置づけられる機種で、ノイズキャンセリング(NC)やQiワイヤレス充電などの贅沢機能はありませんが、小型で防水仕様、高音質で実質2千円台で買える高コスパTWSとなっています。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
ノイズアイソレーション設計で遮音性が抜群
音漏れが少ない
迫力のある重低音
1回の充電で最高 5時間の使用が可能
IPX7防水でお風呂・シャワーでの使用も可能
装着していても目立たないデザイン
低音が強くボーカルが際立たない
ケース電池残量が分かりにくい
Free Mini スペック
型番 | TW102B |
---|---|
Bluetootthプロファイル | HFP、HSP A2DP、AVRCP |
対応コーデック | AAC、SBC |
再生周波数帯域 | 不明 |
通信距離 | 約15 m |
音楽再生時間 | 約 5時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
ノイズキャンセリング方式 | – |
防水等級 | IPX 7 |
ドライバーユニット | φ6 mm |
インビーダンス | 不明 |
イヤホン充電時間 | 約 1.5 時間 |
ケース充電時間 | 約 2.5 時間 |
バッテリー容量 |
ケース:470 mAh イヤホン:40 mAh |
ケース重量 | 約 38 グラム |
ケースサイズ | 約 67 x 25 x 31 mm |
開封の儀
【パッケージ内容】
- EarFun Free miniイヤホン x 1ペア
- イヤーチップ:S/M/L 各1ペア
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 掃除用の綿棒 x 1
- 取扱説明書などの紙類
製品レビュー
イヤホン本体
イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
イヤホン本体は丸型で、ずんぐりした壺のようなデザイン。いわゆる「お団子型」とは少し違いますね。薄っすらと「earfun」のロゴが入っています。
本体カラーは艶消しブラックで高級感があります▼
重さは片側約 4.1グラム▼
イヤーピースは、 S / M / Lの 3種類のサイズが用意されています▼
イヤーピースの穴は独特な構造で、ゴミが入らないように格子状になっています。音が遮られて音質に支障が出るのでは?と考え、他のイヤーピースと聞き比べてみましたが、このデザインで音質への悪影響はでていないようでした。
イヤーピースを外したベース部は円形▼内側は丸っこくなっており、耳の形にフィットしやすく遮音性が高いデザインです
防水等級はIPX7に対応しています。IPX7は一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」という規格レベル。シャワーを浴びながらでも使えるレベルです。実際には、汗や雨の中でのアウトドアスポーツで使用が推奨されているようです。※ ケースは防水ではありません
チャージケース
充電ケースはAirPods Proのケースと同じくらいの小型サイズ。ポケットにポンと入ります。
リップクリームと並べるとサイズ感が分かりやすいですね。最近のTWSの一般的な大きさですね。▼
ケースのサイズは、実測で 奥行 26.3 x 幅 54.7 x厚さ43.4 ミリ▼
ケースの底には、PSEと技適マークがついています▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 38.0グラム▼
充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリー電池残量のインジケーターは、1灯だけついている白色LEDの光り方で確認できます。
5秒間点灯:10%以上 /5回赤点滅:10%以下(要充電)
1回の充電で約 5時間も使えます。ケースでの充電を含めると合計 20時間。通勤・通学の往復で使用するには十分な電池の持ちでしょう。現地に到着したらケースに戻せば充電されますしね。ケース本体への充電は週に1回程度で間に合いそうです。
通話テスト
EarFun Free mini はイヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
イヤホン本体を目視した限りでは、通話マイクは左右それぞれに1つずつしか実装されていないようです。CVCノイズキャンセリングマイクを複数持つイヤホンには叶いませんが、静かな室内であれば苦痛なく通話できるという感じの通話音質です。
使い方
操作方法
イヤホンの背中側をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 音量下げる | 音量上げる |
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
3回タップ | 前の曲へスキップ | 次の曲へスキップ |
2秒間長押し | Siri、OKグーグル起動 | |
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る | |
3回タップ | 通話切替 | |
2秒間長押し | 通話拒否 |
※ リセット:ケースから出して左右を同時に10秒間長押し
操作・装着感
操作性について
充電ケースから取り出すとイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
フタを開けてから耳に装着するくらいに、電源オン➡ペアリングの工程が終えている感じです。
収納時はケースに戻すと、ペアリングが解除され自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面のハウジングを適当に叩けば受け付けてくれます。操作系で残念なポイントは、音楽のスキップの3回タップが難しく、私は左側は3回に一度失敗して一時停止になってしまいます。
装着感
耳の形に合わせた人間工学に基づいた設計(エルゴノミクスデザイン)で、イヤホンも軽くフィットするので装着していても違和感はありません。。スポーツジムに持って行きましたが、ピタッとフィットして落ちたり緩んだりする事はありませんでした。長時間装着していても痛みはありませんでした。
まるっこい部分は耳の中に埋もれて、つまみのような部分のみが外に出てくるデザインです▼
正面から見ると筒のように見えます▼
斜め前方から見るとスタイリッシュ。個人的にはかっこいいと思います。
音質
チタンコーティングの複合振動板を採用した6 mm径ドライバを搭載しています。
Free Miniは耳にガッチリフィットして密閉率が高いので、とにかく重低音が強く迫力があります。
音の解像度も高く、中高音も澄んで透き通った音質で、低価格帯のTWSイヤホンでは聴こえないような音も聞き取れます。
しかしながら低音域が強いので、曲によってはヴォーカルがバンドに打ち消されて聞き取り難い事もあります。例えばメレディス・ブルックスのBitch(ビッチ)を聴くと、ギターのジャーン♪ジャーン♪の隙間に何か呟いているようにしか聴こえません。
重低音でお馴染みのビリーアイリッシュの bad guyを聞くと、脳が揺れるほどズンズン感が楽しめます。この曲はヴォーカルが聞き取り難いという事もありませんでした。曲によって合う合わないがあるイヤホンですね。
とにかく派手にジャンジャン、ズンズンした音楽を楽しみたい方にオススメの音質です。キックの効いたEDM好きな人は良いチューニングだと思います。
音切れ・音飛び・遅延
FRS(GreenRadio Stereo)」と呼ばれる左右同時伝送技術を採用しており、混雑した都市部でも途切れにくい接続性を確立しています。
スマホに通知が届いた時に一瞬途切れる事がありますが、それ以外は途切れたり音飛びはありませんでした。また左右のイヤホンの接続も強固で、右耳側を手で覆っても左側のイヤホンが切れる事もありません。
遅延に関しては、動画を観ても人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。
ノイズキャンセリング機能
EarFun Free miniは、外の騒音を抑える ノイズキャンセリング機能は実装されていません。しかしながら、狙ってか偶然か分かりませんが、遮音性が高いノイズアイソレーション設計になっているので受動的ノイキャン機能が享受できます。
つまり耳に完全にハマり込むので、図らずも耳栓になって外部の騒音を遮断して音楽を楽しむ事ができます。
まとめ・価格
Free miniは、イヤホン、ケース共に小さくコンパクトです。EarFun miniの価格は¥3,799。Amazonの販売ページでは、1,100円引きのクーポンが発行されているので、2千円半ばで購入可能です。2千円台とは思えない音質ですよ。
さらにメーカーの方から割引のクーポンコードをいただいております。
- コード:GPUAEMUN
- 割引:200円オフ
- 期間:2/15 00:01 JST – 2/27 23:59 JST
タカシ
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