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【実機レビュー】低価格で高いANC性能の完全ワイヤレスイヤホン「QCY HT03」

中国の音響ガジェットメーカーQCY(キューシーワイ)より発売されている、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン 『QCY-HT03(以下:HT03)』が手元にやって来ました。さっそく実機をレビューしてみたいと思います。

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 AirPods Pro風の自然なデザイン
 タッチ操作のカスタマイズ可能
 ANC機能の消音音域が広い
 ケースを開けただけでペアリング完了
 自然な外音が聞こえるアンビエントモード
 低遅延モード機能実装でゲームにも使える
 Bluetooth 5.1対応で音が途切れ難い

 

残念な点
 apt-xコーデック非対応
 イヤホンからの操作がシビア

 

HT03スペック

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
モデル番号(型番) BH2HT03A
Bluetootthプロファイル HSP, HFP, AVRCP, A2DP
チップ
対応コーデック AAC、SBC 
再生周波数帯域 20-20Khz
感度
音楽再生時間 5時間/ 6時間(ANCオン/オフ)
Bluetoothバージョン  5.1
有効距離範囲 10 m 
防水防塵等級
ドライバーユニット φ 10 mm
インビーダンス
イヤホン充電時間 約 120 分
ケース充電時間
バッテリー容量
ケース:380 mAh
イヤホン:50 mAh

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • HT03イヤホン x 1ペア
  • 収納充電ケース x 1
  • イヤーピース   S / M / L 各 2
  • USB-C充電ケーブル x 1

 

取扱説明書は、英語と中国語のみ。日本語の表記はありません

 

製品レビュー

イヤホン本体

HT03は、イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナル(耳栓)タイプのTWS(トゥルー・ワイヤレス・ステレオ)です。

イヤホン本体は、いわゆる「耳からうどん」と呼ばれるスティックタイプデザイン。
全体的に艶アリ加工でカラーバリエーションはブラックのみ。
Apple のAirPods Pro風のデザイン。ポケットモンスターの「マダツボミ」に似てますよね▼

 

良くみるとラメが入っています

 

イヤーピースを外したベース部は楕円形▼

 

重さは片側約 5.0グラム▼

 

チャージケース

充電ケースは縦型デザインで、小さな石鹸のようなサイズ感じ。ポケットに入れて持ち歩けるサイズです▼

 

いつものようにリップクリームと並べてみます。サイズ感が分かるかな?▼

 

ケースのサイズは、実測で 奥行 25.8 x 幅 58.5 x 高さ54ミリ▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 42.3 グラム▼

ケースの前側にLED1灯で充電状況を確認する事ができます▼

 

バッテリーについて

1回の充電で約 6時間の長時間使用が可能です(ANC機能を使用している時は5時間)。ケースへ戻す事で合計 3回イヤホンを満充電できます。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に 2回程度で間に合いそうです。

 

通話テスト

HT03には、ノイズキャンセリング用の4つのマイクが内蔵されており、雑音をカットしたクリアな通話を実現しています。

オンライン会議に使ってみましたが、小さな声でも相手に声が届きました。
また外に持ち出して、通話しながら買い物に出かけましたが、スマートホンの音声通話と遜色のない自然な会話が可能でした。交通量の多い通りを歩く時は、さすがに厳しいです。
声の変質もありません。音声通話する上でのストレスは全く感じませんでした。在宅ワークで使えるレベルの音質です。

 

使い方

操作方法

操作はスティック部に感圧センサーとなっており、タップの回数と長さで音楽・通話の操作を行います。この操作もAirPods Pro風ですね。

  左(L) 右(R)
音楽操作
2回タップ 再生 / 一時停止
1.5秒タッチ 低遅延モード モード切替
3回タップ 音声アシスタント起動
Siri, OK Google など
次の曲へスキップ
通話
2回タップ 通話/電話を切る
1.5秒間タッチ 通話拒否
その他
4.5秒間タッチ パワーオフ
1.5秒間タッチ パワーオン

※ モード切替は、ANC、外音取り込み、通常モードがローテーションで切り替わります

 

操作・装着感

操作性について

充電ケースの蓋を開ける事でイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。

ケースを開けると「コネクテット(接続済)」の音声ガイダンスが流れます。フタを開けると 秒速で接続されますので、音声を聞く機会は少ないと思います。

またケースに戻してフタを閉めると、ペアリングが解除されて自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。数日間、何度も出し入れしましたが、一度も接続トラブルはありません。

ただし、イヤホンからの操作が難しく、思ったように反応してくれません。右側トリプルタップで音楽スキップしますが、かなり慣れないと難しいと思います。

 

装着感

信頼のあるAirPods Pro風のデザインなので、耳にフィットしてズレません。ジョギングに使っても問題ありませんでした。装着したまま過ごしても、耳と一体化したようで落ちたり緩んだりする事はありませんでした。また、耳への負担も少なく、痛みや違和感も感じませんでした。

黒なので装着してもシャープな感じです▼

 

前から見てもあまり目立ちません▼

 

音質

10mm口径ダイナミックドライバーを搭載しています。
音の解像度は価格なりですが、音圧が高く迫力のあるサウンドです。
特に低音域がメリハリがあって、単にズンズンした低音ではなく、DTMのキックは弾むように小気味よく鳴ってくれます。
音の抜けもよく、バンドのヴォーカルも楽器にかき消される事なくしっかりと聞き取れます。チューニングが良いのかなと思います。

 

音切れ・音飛び・低遅延モード

結構混雑している電車に乗りましたが、たまに一瞬音切れする程度。これはイヤホンが悪いのか、アプリの通知の影響か良くわかりませんでした。でも気になる程ではありません。

遅延に関しては、左のイヤホンを 1.5秒間タッチすると、遅延を抑えた低遅延モードに切り替わります。
低遅延モードで動画を視聴すると、動画を観ても人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。そもそも低遅延モードにするまでもなく、ノーマルモードでも遅延が少なく大画面テレビでドラマを見てもズレは感じませんでした。。

ちなみに低遅延モードは伝達距離が短いので、動画視聴やゲームプレイ時以外は、オフにしておく事を推奨されています。低遅延モードはセンシティブなようで、外出時に使うと音が途切れる事がありました。

 

専用アプリ

専用のアプリ「QCY」をインストールする事で、ボタンのカスタマイズ、イコライザー調整イヤホンを探す機能が使えるようになります。

ケース・イヤホンのバッテリー残量表示▼

 

イヤホンからのタッチ操作のカスタマイズ▼

 

イコライザーは、プリセットの他、カスタマイズも可能です▼

 

ノイズキャンセリング、アンビエント機能

HT03は、通話用のマイクのほかノイズキャンセリング、外音取り込み用のマイクが別に配置されています。

採用しているノイズキャンセリング方式は、ノイズと逆位相の音を再生して打ち消す「フィードフォワード方式」と、イヤフォンの内側に搭載したマイクでノイズを拾って、ノイズと音楽を足したものの逆位相を作る「フィードバック方式」を組み合わせたハイブリッド型です。
左側のイヤホンを1.5秒間タッチする事で、ANCオン ➡通常モード(ANCオフ)➡ 外音取り込み(パススルー)の順で切り替わります

ノイズキャンセリングのノイズ(騒音)をキャンセル(打ち消す)性能は、エントリーモデルでは低音域に限られています。最大35dbまでの音量に対して効果があります。

ノイズカットの音域は、航空機のジェット音、エアコンの音や電車のモーター音、車のエンジン音などの低音域に効果的です。電車での通勤・通学では電車のノイズが消えるので、自分の世界に入れます。
エントリーモデルのノイキャン機能では、男性の声レベルがギリギリ消せないと言われていますが、HT03は男性の声はカナリ打ち消してくれます。最近レビューした低価格モデルの中ではANC性能は一番高いと思います。

ノイズキャンセリング時の音質に関しては、ノイキャン時でもノーマル時の音に近く、音が変質してしまう事はありませんでした。ホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。

外音取り込み機能(パススルー)については、片耳のイヤホンを外したくらい外音が聞こえるようになります。
道路を安全に歩く時には、車の音を聞き取りたいのでオンにしておきたいですね。また電車内でのアナウンスも聞き逃したりしません。外出時には意外と役に立つ機能です。

 

まとめ・価格

HT03は、記事内にも書きましたように、低価格モデルとしてはANC機能が秀逸です。もちろん高価な部品やチップは使用していないと思いますが、デザインなどの偶然の産物なのかもしれません。不思議です。
もちろん数万円台の高音域までカットできるTWSとは、比べるレベルにも達していません。

音質も迫力があってチューニングも悪くありません。総合点はとても高いと思います。
問題はラメデザインに好き嫌いが分かれそうですし、操作の反応がシビアで難しい。それ以外の点はかなり満足度が高いイヤホンに仕上がっています。

QCY HT03の価格は$66.50。AliexpressやQCY公式ショップでは、$39.99まで値引きされています。

今回はメーカーの方から更に2ドルオフの割引クーポンを発行して頂いています。

クーポンコード:LUVEWSNEN8T0
割引:$ 3オフ

 

QCY HT03
アクティブノイズキャンセリングワイヤレスヘッドフォン
 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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