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【レビュー】スマートロック「Sesame3(セサミ3)」スマートフォンやApple Watchでドアの施錠・解錠

予約注文していた人気のスマートロック「SESAME3(セサミ3)」がようやく到着して、我が家もようやくスマートロック生活に入りました。
8日間使ってみた感想をレビューしてみたいと思います。

 

スマートロックとは

スマートロックは、いわゆるスマート家電、IoT家電とも呼ばれるインターネット接続で操作きる玄関の鍵。Apple homekitには非対応です。
厳密にはインターネット接続だけではなく、Bluetoothでも作動します。玄関のカギのサムターンに装着することで、スマートホンやApple Watchから施錠・解錠操作が可能となります。

またオートロック機能が付いているので鍵のかけ忘れ防止にもなりますし、ゲストにLINEなどで鍵を渡す機能、玄関の半径数メートルに入ったら自動解錠、さらにはNFCタグを使ってスマホをかざすだけでロックが解除できるなど、ロックに関して至れり尽くせりのガジェットです。

別売りのWifiモジュールをオプションで購入すると、外出先から鍵の状態を確認・施錠する事も可能です。

 

スマートロックの選択肢について

スマートロックは、セサミシリーズの他、Qrio Lock(キュリオロック)が有名です。

昨年、Qrio Lockの購入を考えていたのですが、Amazonではあまりにも低評価で「結局は鍵で入った」「アプリのアップデートで動作しない」など、カギとして致命的なレビューが目につきました。
一番気になったのが製品の重量が240グラムという点。帰宅時に、両面テープが剥がれ落ちていて家に入れなかった、というレビューが何件か見受けられました。

またSONYの完全子会社にも関わらず、サポートに関する不満や疑問が多く、まともに対応してくれたという報告すら見かけません。

そんな中、気になっていたもう一社のスマートロック「セサミシリーズ」のニューモデルSESAME3が昨年末に発表されました。

 

セサミの運営会社は、サポートが親切・丁寧で、製品が低価格、多機能、で人気があります。非対応のサムターンに関しては、個別に3Dプリンタでアダプターを作成してくれるという徹底したサポート体制。

価格もQrio Lockが2.4万円に対して、SESAME3は税込 ¥6,380。しかも多機能で評価も高いです。

迷わず申し込んだのですが出遅れてしまい、初回の受付に間に合わすに2月出荷分になってしまいました。

 

Qrio LockとSESAME3比較

  SESAME3 Qrio Lock(Q-SL2)
税込み価格 ¥6,380 ¥24,840 
対応OS iOS:9.0 以降
Android:4.3以降
iOS:10.3 以降
Android:5.0以降
手ぶら解錠 あり  あり 
NFC解錠 あり なし
iPhoneショートカット 対応 非対応
Applw Watch対応 あり あり
オートロック形式 時間設定 センサー式
ゲストキー発行 あり あり
追加可能ゲスト人数 20人 99人
電池 CR123A x 2本  CR123A x 4本
(駆動2本/2本予備)
予備電池 なし あり
バッテリー寿命
1日に10回使用で計算
約 510日
約 840日※
予備電池使用
専用リモコン  なし  あり
Qrio Key
Wifiモジュール  あり  あり
Wifiモジュール価格税込 ¥2,178
Qrio Hub
¥10,454
規格外サムターン
アダプター対応
あり
別途 600円
なし
サイズ 長さ:92.7 mm
幅:57 mm
高さ:54.5 mm
長さ:115.5 mm
幅:57 mm
高さ:77mm
重さ(電池含) 147グラム 240グラム

手ぶら解錠:ドアから一定距離離れた後、再度指定範囲内に入ると自動解錠
※ Qrio Lockのバッテリー寿命は、予備電池を使った時のもので省エネモード時の数値です
 

開封レビュー

セット内容

・3Mテープ(2回分)
・CR123A 電池(2本/1回分)
・精密ドライバー 1本
・金属製土台アダプター 1個
・金属製土台アダプター用ネジ(4個。1セット)
・NFCタグ 1枚
・取り扱い説明書

取説はドアへの装着方法のみ、アプリの使用方法はありません

 

装着・設定方法

我が家のサムターンは、ドアに直接ペタッとある一般的なタイプ▼

 

高さを調整してみます。少しだけ傾いているので高さ調整金具が必要そう▼

 

付属の精密ドライバーで、数ミリだけ高くして金属金具を取りつけました▼

 

脱脂のために無水エタノールで、ドアの取り付け付近は拭いておきます▼

 

3Mの強力両面テープを付けます▼

 

これで取り付け完了▼

※少し曲がって付けたので家族からは「付け直し」の要望が殺到しています😢

 

アプリで調整

取り付けが終わったら、アプリを起動してセサミに近づいて自動検索されたSESAME3を登録▼

 

施錠・解錠の位置を調整するだけで完了▼

 

 

Android/iOSのヴィジェットに登録しておけば、毎回アプリを起動する必要がありません。

もたつく事もなく即解錠できます▼

 

オートロック機能

SESAME3のオートロック機能は、解錠からの経過時間によるロックとなります。

設定方法は、アプリを開き設定したいセサミをタップし「オートロック」にチェック。
すると秒数を設定する画面に切り替わります。

設定できる時間は、3秒から1時間の間。私は15秒に設定しています。ドアを開けて外に出て、門の付近でロックの音を確認してから出かけます。

Wifiモジュールを購入していれば、外出先から施錠の確認をする事ができます。

 

手ぶら解錠の設定

SESAME3には、外出時に鍵から指定距離離れた後、再度範囲内に入るとロックを解除する “手ぶら解錠”という機能が実装されています。

この機能を使うには、アプリの権限で位置情報の使用を「常に」に設定する必要があります▼※設定画面は違いますが、Android端末でも同様の設定を行います

 

アプリを起動し「手ぶら解錠」を選択。赤い円で指定の範囲を設定して「手ぶら解錠」をオンに▼

これで設定完了です。しかしながら手ぶら解錠の判定がシビアで、帰宅しても結局は手動で解錠する事が多いです。
またスマートフォンのセサミアプリをバックグラウンドで起動しておく必要があり、GPSを許可しているのでバッテリーの消費も気になります。

 

NFC解錠

SESAME3はNFCの解錠に対応しており、スマートフォンをかざすだけで解錠が可能です▼

 

NFCシールが1枚セット内容に含まれていますので、スマートフォンのNFC機能を呼び出してスキャンします▼

 

iPhoneの場合、ショートカットアプリを開き「オートメーション」から「個人用オートメーションを作成」を選択▼

 

  • いつを“セサミが検出されたとき”
  • 行う:セサミを解錠する
  • 実行の前に尋ねる:オフ

 

Bluetoothが届く範囲なら反応するので、少し離れた所にシールを貼っても動作します▼

 

この機能は、NFCの位置合わせが難しく、何度もタッチするので時間が掛かりました。
また何故かエラーも多いので使っていません▼

 

アプリ起動から解錠までのラグ

アプリの起動から解錠可能になるまでの時間を計ってみます。

iPhoneのヴィジェットから解錠までは平均で約 3秒▼

 

Apple Watchのコンプリケーションから起動して解錠まで約4秒▼

 

Apple Watchアプリは↑の例は最速の場合。アプリがバックグランドで起動している状態からだと 6~7秒かかることもあります。
ドアの前に立ってからスタートすると少しモタモタしますので、玄関に近づきながら起動するようにしています。

 

締め出し対策

ドアの向こうでスマートロックが外れて落ちてしまったり、スマートフォンの電池が切れて使えない事も考えられます。その時のためにカギは常に持ち歩くようにしています。

しかしながら手ぶらで出かけた場合などを想定し、ロック付きのキーボックスを購入しました▼

 

この中にカギを入れて、更にカギ付きの郵便受けの中に入れておく事にしました▼

これで締め出し対策もパーフェクトです。

 

ザックリ感想

普段私は、Apple Watchだけを装着して、ジョギングやコンビニに出かける事が多いです。
支払いは ApplePay(iD)でできますし、遠くまで走り過ぎてしまってもモバイルSUICAで電車で帰って来れます。

そしてようやくカギも持たずに出かける事が可能となりました▼

セサミのオートロック機能が便利で、子供のカギのかけ忘れを心配する事が無くなりました。ただし、ドアを開けて見送ったりモタついていると、ロックされてしまいますし、奥さんがゴミ出しの時にスマートホンを持たずに締め出される事もありました。

普段、子供はカギを持って出掛けるのですが、自分では開けずにチャイムを鳴らして家の人に開けさせます。
我が家は 1階が玄関で 2階がリビングになっているのですが、2階から遠隔操作で玄関のカギが空けられるようになりました。

2階からBluetoothが届かなければ、Wifiモジュールを購入予定でしたが不要となりました。外からロックの確認や解錠、音声でロック解除する事も無いと思います。Wifiモジュールはパスです。

家族の反応は、特に喜んでもいませんが不便を感じてもいないようです(無反応)
妻は出荷を待つ間「未来がやって来る」と喜んでいましたが、女性は結局カバンの中からスマートフォンを出すので、カギと手間は同じとの事でした。
しかしながら、2階リビングから解錠できる点は高評価のようです。

 

販売サイト・価格

現在はAmazon などでは取り扱っておらず、公式サイトでのみ購入可能です。ちなみに発送はAmazon倉庫からとなっています。
記事執筆時は、5月15日発送分の予約受付をしています。

価格は¥5,800 (税込 ¥6,380)。Wifiモジュールは税込 ¥2,178

CANDYHOUSE公式 ➡  SESAME3販売ページ / Wifiモジュール

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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