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中華のAirPodsクローン「i11 TWS完全ワイヤレスイヤホン」レビューと使い方

先日「中華AirPodsは買ってはいけない」という記事を書きました。
その時TwitterのDMで「レビュー記事に使用した i7 TWSは古いモデルでダメだが、i11以降のモデルの出来はなかなか良いですよ」との情報を頂きました。

中華AirPodsは買ったらダメ!「Tws i7S」を徹底検証【レビュー】
Amazonで良く見かけるApple AirPods風の中華AirPods。性能がどんな物だか使ってみた結果をレビューしたいと思います。Amazonでは名前や価格帯が違う中華AioPodsが大量に販売されていますが、製品の大半は3~4種類の同じイヤホンです。中華の汎用ノーブランド製品に、販売業者のブランド名を付けて、それらしく販売しているだけです。【2019最新版】とか (簡易版Airpods)なんて表記もありますが、中身はどれも同じです。今回は、一番よく見かける「Tws iシリーズ」の「Tws i7s」を購入してみました。Amazonでは1,900-2,500円程度が相...

そこでさっそく入手してきましたので、実機のレビューをしてみます。

追記:AirPods Proのクローンは下の記事を参照してください

【レビュー】凄い再現率のAirPods Proインスパイア品!Apple H1チップ搭載!?「A3 Pro」
Apple の完全ワイヤレスイヤホン「AirPod Pro」のオマージュイヤホン「A3 Pro」を入手しましたので、さっそくレビューしてみたいと思います。AirPodsの発売以来、次々と中華AirPodsと呼ばれる似せた商品が発売されています。i TWSシリーズなど、中華製のAirPodsレプリカが著しく進化を遂げており、デザイン・機能ともに本家に近づいています。ニューモデルのAirPods Proに関しても、クローン品が日々進化を続けながら続々と発売されています。前回はその中でもエントリーモデルのAirs Pro 3をレビューしましたが、見た目だけ似せていて...

TWS i11スペック

箱無しで安く購入しましたが、中身は本物のi11でした。
本物のi11の確認方法は記事内にあります。

音楽再生時間 約 2-3 時間
ケースでの充電回数 約 5回
Bluetoothバージョン  5.0
Bluetootthプロコトル AVRCP,HFP,HSP
対応コーデック SBC、AAC
ドライバーユニット φ8 mm
マイク感度 107DB SPL +/- 3DB
バッテリー(ケース) 300mAh
ケース充電時間 約 2.5時間
イヤホン充電時間 約 70分
イヤホン重量  約 3.3グラム
ケース重量 約  33グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】
i11イヤホン x 1ペア
収納充電ケース x 1
充電用ライトニングケーブル x 1
取扱説明書

 

取り説は英語と中国語のみ。これは正規の取説では無さそうです▼

 

筐体レビュー

イヤホン本体

デザインはApple のTWS「AirPods」のクローンです。一目では区別できないほどに似せてますね▼

 

ハウジングにある縦に空いた切れ目がAirPodsより少し細く小さくて、黒い点もありませんね▼

 

また「うどん」部の内側下にあるはずのL/R表示もありません▼

 

本物AirPodsとはマイクの孔の位置も少し違います。本物は孔が少し上。
偽物を知っていれば見分け方は簡単ですね▼

 

i11ではIPX6等級の防水と書かれていますが、本当に防水に対応しているのな?

よくよく見ると、つなぎ目にバリやズレがあります▼

 

イヤホンの重さは片側 3.3グラム▼

 

充電用の接点は2つ穴が開いてます(本物は1つ)▼

 

ケース

収納ケースは充電器も兼ねており、イヤホンを5回フル充電する事ができます。

ケース外部には第一世代のAirPodsと同じくLEDインジケーターはありません。ケース裏側にはボタンが付いています▼

 

ケースへの充電は、ライトニングケーブルを使います▼

 

イヤホンを収納した状態のケースは約 30グラム▼

 

ケースの作りは良くできていて、逆さにしても蓋が開いたりイヤホンが落ちたりはしません。

ケース内部にもLEDインジケーターは付いていません▼

 

イヤホン充電用の接点▼

 

JM-85と書かれたシールが貼ってあります。型番なのかな?▼

 

i11の使い方

充電

ケースへの充電時は、ケースの中側から赤く光が漏れてきます▼※ ケースの充電が終わっても赤のままです

イヤホンへの充電時は青く光ります。ケースのボタンを押すと、イヤホンへの充電のオンオフを切り替えが可能です▼※ 本家AirPodsではケースのボタンはハードウェアリセットとなっています

 

ペアリング

ケースから取りだすとペアリングモードに入り、イヤホンの首のあたりが赤と青に点滅します▼

 

iPhoneの場合、Airpodsとして認識されディスプレイに「接続」ボタンが表示されます▼※ Android端末の場合、通常のBTイヤホンと同様にBluetoothの項目に「i11」と表示されるのでタップしてペアリングします

 

iOSではケースとイヤホンのバッテリー残量も確認できます▼

しかしながら本家Airpodsのように、BluetoothからAirpodsの名前や機能の設定項目は開けません。
またi11既知のバグとして、ケースのバッテリー容量は常に68パーセントと表示されています。
このバグで本物の i11だと確認できました。

 

操作方法

操作はイヤホンのハウジング部をタップして行います▼

 
1回タップ 再生/一時停止
2回タップ 音量下げる 音量上げる
3回タップ 次の曲(動画) 前の曲(動画)
2秒長押し Siri、OKグーグル作動
5秒長押し 電源ON/OFF
通話/電話を切る 1回タップ

 

性能テスト

使用感

音楽操作に関しては想像以上に快適で、Airpodsには無い音量の調節まで可能です。Airpodsでは耳から外すと一時停止になる機能もありますが、Airpodsもどきには求めるべくもありませんね。

2秒間の長押しで音声アシスタントが起動してしまいますので、本体を持っているだけでSiriが反応してしまうのが困ります。
うどん部を持つ癖をつけるべきですね。

また取説には本家Airpodsと同じく「ケースのフタを開けると、自動的にデバイスと接続する」とありましたが、実際にはケースから取り出した時に「パワーオン」と音声が流れて接続されます。

 

音切れ・音飛び・遅延

コンビニに行ったり、あまり混雑していない電車に乗ってみましたが、一度も途切れたりしませんでした。
Bluetooth5.0+EDRが搭載という仕様は本当に実装されているようですね。
音ゲーをプレイしたり動画を観てみましたが、あまり気になる程の音の遅延は感じませんでした。

通話テスト

i11にはマイクが内蔵されており、スマートホンを取り出さずともハンズフリー通話が可能な機能が実装されています。
スーパーに行って、LINE通話で買う物を指示してもらいながら通話テストしてみました。
一度も途切れたり籠ったりぜず、スマートホンを耳に当てて通話しているのと変わらないほどに綺麗に通話できました。

その後、LINEの「通話テスト」機能を使って、室内、屋外などの環境下で内蔵マイクの感度と通話音量を試してみました。
こちらも良好でしたが、交通量の多い道路などでは厳しいです。i11にはバックグラウンドノイズを排除する「CVCノイズキャンセリング6.0」機能が搭載しているとありましたが、実は疑っていました。
本当に実装されていそうな気がします。

音質

開放型イヤホン(インイヤー)なので、密閉感が弱く遮音性に欠けるために、ズンズンした低音・重低音域が苦手です。
しかしながらインナーイヤー型のイヤホンの特性である、臨場感はしっかり出ていました。ライブ音源を聴くと没入感があります。
音質に関してはフラットな印象で、音の厚みがあまり感じられません。だからと言ってチープな音ではありませんし、平均的に色々なジャンルの音楽を楽しめると思います。

 

まとめ

旧モデルの i7を使った時、あまりの出来の悪さに笑ってしまうレベルでした。新モデルも全く期待していなかったのですが、かなり作り込まれていて完成度が高いです。

本物同様に黒い点を付けて「箱・取扱説明書なし」と、メルカリで本物として販売している人が居ても不思議ではないほどです。
ただし耳から外して一時停止機能がありませんし、接続名もi11と表示されるのでバレバレかな?

←i7 / i11→

TWSイヤホンとしての機能のレベルは高いですが、一番の弱点はバッテリーの持ち。約2.5時間しか使えません
最近のTWSは最長で7時間使える製品も発売されていますので、バッテリーのスタミナ的には見劣りがします。
それでも1時間程度の通勤・通学くらいなら不便は感じないと思います。ケースに戻せば充電されますし。

実は i11も既に旧モデルとなっているので、Amazonでは1,300円台から買えます。現行モデルは i14だったと思います。
私はAliexpressで箱無し560円(送料込み)で購入しました。

今回のi11が非常に良かったので、最新モデルも是非レビューしてみたいと思います。
追記:i14のレビューも追加しました

Aliexpress-i11 TWS

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 9 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. ペアリングができないんですけどやり方分かりますか?

    • >Smileyさん
      スマートホンのBluetooth項目をチェックしてみて下さい。
      他のガジェットが接続されていたら外します。
      もしくは既に他のスマートホンにペアリングしてしまっていれば外して下さい。
      その後、何度もケースから出し入れしてペアリングモードになっている事を確認してみて下さい。
      コメントありがとうございます。

  2. すごく分かりやすいです。
    充電ですが、充電の残量てどうやってわかるんですか?私は、アンドロイドです。
    後もう1個、充電で、LEDライトで、示してくれているとおもいますが、充電ができたとき、何で、分かりますか?
    返信宜しくお願いします⤵️

    • >Nk08さん
      ケースへの充電は、終了しても赤LEDのままなので分かりません。
      イヤホンへの充電は、ケースの青色LED点灯が消えたら満充電です。

      イヤホンのバッテリー残量ですが、最新Android端末の場合はBluetoothの設定で確認が可能です。
      メーカーによって表示されない場合もありますが、設定で接続しているi11を一度タップすると状態が分かります。
      こんな感じで表示されます「接続済み|バッテリー残量100%|アクティブ」
      コメントありがとうございました。

  3. iphone接続時に音が出る最小音量が大きすぎるなどありましたでしょうか?
    以前購入したものが音量調整ができず耳が痛くなってしまったので・・・

    • >NURAさん
      手元にあるものは特に音量の問題は感じませんでした
      中華製品なので品質にバラつきがあるのでしょうね
      コメントありがとうございます。

  4. こんばんは。
    ワイヤレスイヤホンを試してみたく、とりあえずi11かi14かの購入を検討しているのですが、どちらともios14で使用可能ですか?
    また、使用中イヤホンは発光したりライトが点減したり…ということはありませんか?

    • T.S.さん
      今引っ張りだしてチェックしてみましたが、どちらも問題なくつながりました。
      LEDの発光はペアリングの時だけしか光りません。ご安心ください。
      コメントありがとうございます。

  5. ありがとうございます。
    i11とi14の差は大してないとのことですので、とりあえずi11を試してみようと思います‼︎

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