サウンド機器メーカーSOUNDPEATS AUDIO(サウンドピーツ・オーディオ)から、 旗艦モデルの完全ワイヤレスイヤホン 『Opera 03 / Opera 05(オペラ スリー・ファイブ / スリー)』がクラウドファンディングMAKUAKEに登場します。
手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。
Opera 03 / Opera 05は、 ハイレゾ/LDAC コーデック対応の完全ワイヤレスイヤホンで、SOUNDPEATSが同社史上 最高峰モデルとしてる期待のシリーズです。
数週間前に届きましたので、日常的に使用してみました。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
12mmダイナミックドライバーとBAドライバー搭載
繊細で迫力のある重低音
高級感ある落ち着いたデザイン
ENC通話ノイズキャンセリング機能でクリアな音声通話
装着したまま外音が聞こえるパススルー機能搭載
ゲームなどにも使える低遅延モード実装
1回の充電で最高 9時間の使用が可能
アプリでイコライザー調整が可能
ハイレゾ認証取得済み、LDAC高音質コーデック対応
防水レベルがIPX4の日常防水レベル
SoundPEATS Opera 05 / Opera 03スペック
イヤホンタイプ | カナル |
---|---|
チップセット | 非公開 |
Bluetootthプロファイル | HFP、HSP A2DP、AVRCP |
接続方式 | TWS / TWS Mirroring |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
再生周波数帯域 | 20Hz~40kHz |
音楽再生時間 | 9時間(充電ケース併用33時間) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
防水等級 | IPX 4 |
ドライバーユニット | φ12 mmダイナミックドライバー +バランスド・アーマチュアドライバー 2基(Opera05) 1基(Opera03) |
通話ノイズキャンセリング | ENCノイズリダクション マイク内蔵 |
ノイズキャンセリング | ANCノイズキャンセリング |
イヤホン充電時間 | 約 1.5 時間 |
バッテリー容量 |
不明 |
ケースサイズ | (L*H*W):69.17×44.89×30.94mm |
ケース重量 | 約 58.8グラム |
イヤホン重量 | 約 7.3グラム |
Opera05:13,999円 Opera03:10,999円 |
開封の儀
【パッケージ内容】
- Opera 05/Opera 03イヤホン x 1ペア
- イヤピース x 6 (S/M/L各2)
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書
製品レビュー
イヤホン本体
イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
イヤホン形状は雪だるま型でハウジング部は艶アリのメタル製。耳に装着する部分はお団子型のイヤホンに近い形状になっています。
高音質・多機能のモデルなので少し大きいデザインとなりますが、むしろそのデザインが高級感があります。
ハウジング部のブロンズ色のフェイスプレートが特徴的で、プレートには同社ロゴマーク「S」が入ってます。ちなみに03と05にデザイン的な違いはなく、カラーのみが異なります▼
同じに見えますが、03がブロンズで05はゴールドに近いブロンズ色です。
グリル部も同じメタルカラーです。
両モデルともにイヤーチップはS/M/Lの3サイズが用意されています。
防水等級はIPX4に対応しています。IPX4はいわゆる日常防水、雨や汗程度の水に対して有効です。
03の重さは実測で片側 約 7.2グラム(公称7.3グラム)▼
05の重さは約7.3グラム。公称値では両モデルとも同じですが、実測だと違いました。
チャージケース
充電ケースは小型で、握ると全て隠れてしまうサイズです▼
背面のヒンジ部にはロゴがはいっています。
写真ではみにくいですが、帯の部分にも何か書かれています▼
リセットボタンはサイドに配置されています。
ケースのサイズは、実測で 幅69.2 x 高さ 44.9 x 厚さ31.1 ミリ▼
いつものようにリップクリームと並べてみます▼
03はイヤホンを格納したケースの重さは約 59.3グラム▼
05の重さは約60.1グラム。違いは誤差の範囲内ですね
充電ポートはUSB-C。USC-Cポートまでブロンズ色になっています。
ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。
緑点灯:100-50% / 黄色点灯:49-10% / 赤点灯:10%以下
充電時は、緑:100%-50% / 緑点滅:99-70% / 黄色点滅:69-20% / 赤点滅:20%以下
Qiワイヤレス充電には非対応です。ケースのコンパクト化とワイヤレス充電のどちらが嬉しいかは賛否が分かれそう。
1回の充電で約 3時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 33時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に 1回程度で間に合いそうです。
※ 仕様には書いてありませんが、LDACコーデックで使用すると2割くらい減りが早いと思われます。
使い方
ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。
後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了▼
操作方法
イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 音量下げる | 音量上げる |
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
1.5秒間長押し | ノイズキャンセルモード パススルーモード ノーマルモードの切替 |
次の曲へスキップ |
3回タップ | 音声アシスタント Siri、OKグーグル起動 |
|
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る | |
3回タップ | 通話切替 | |
1.5秒間長押し | 通話拒否 |
※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒間長押し。LEDが白と赤に点滅したらリセット完了。
専用アプリ
SOUNDPEATS
開発:yong yang 評価 無料 |
専用アプリからは、イヤホンのファームアップデート、ノイズキャンセリング機能切替、パススルー機能・イコライザー最適化機能などを利用できます。
操作・装着感
操作性について
イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ケースから出すと「コネクト」と音声が流れます。私のタイミングだと耳に入れた時に、ちょうどペアリングが完了するタイミングでした。
またケースに戻すと自動的に充電が開始され、ペアリングが解除されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面のハウジング部を軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。SOUNDPEATSの定番の曲操作方式。使い慣れている人は戸惑う事はないでしょう。
慣れると使い易いですが、1回タップで音量調整なので、手に持った時などに音量が変わってしまう事があります。設定アプリから1回タップ機能をオフにする事もできます。ちなみに耳から外して一時停止、再装着で再生再開する機能はありません。
装着感
サイズは多機能な分、お団子型のSOUNDPEATS製品より一回り大きいですが、気になる程ではありません。
付けた感じは自然で、圧迫感や違和感はありませんでした。
昼間は一日中装着しており、音楽やオーディブルを聴いていました。バッテリーが減るとケースに戻して使い続けていました。違和感や痛みはありませんでした。
夕方にはスポーツジムでも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。
装着図
Opera 03と05では色味しか違いませんが、
装着した感じは、見た目ほどゴツくなく付けている事を忘れる程自然です▼
斜め前から見た様子▼
正面から見るとシルエット的に少し耳からハミ出ますが、不自然さはありません。ブロンズ色のプレートと帯が印象的です▼
音質
Operaシリーズは、Φ12mmダイナミックドライバーとBA型ドライバ(バランスド・アーマチュアドライバー)搭載しています。
両モデルの違いはバランスド・アーマチュアドライバーの数。05は2基搭載していますが、03は1基となります。
両モデル共通の音質の特徴は、解像度が高く音の情報量が盛りだくさんという印象。フルオーケストラの迫力は凄いです。
エントリーモデルのイヤホンでは、埋もれて聞こえなかった様な細かな音が聴き取れます。
特に低音の質がとても素晴らしく、低音が明らかに強いのですが、クラブやコンサートで巨大スピーカーの前に立ったような酔ってしまう強さでは無く、メリハリあり、楽器の特徴をしっかりとらえた弾むように低音が聴こえます。また全音域でクリアで音の広がりが感じられ、曇りや篭りがありません。解像度もあり、音の抜けも良いです。
低音>高音>中音の順で音の押し出しが強くなっています。いわゆるドンシャリ系まではいきませんが、迫力のあるチューニングです。
Opera 03とOpera 05の音質の違い
2モデルを聴き比べると解像度は05の方が高く、音場も一回り広がる感じです。ライブ音源を聴くと明らかに05側が勝っています。
私はiPhoneを持ち歩いているので、AACコーデックで聴いてみましたが、AndroidでLDACコーデックで聴くと、音の解像度と音圧がグィーンと一回り大きく広がる感じです。どうせ聴くならLDACがお勧めです。
ノイズキャンセリング、パススルー機能
イヤホンの右耳を1.5秒間タッチする事で、ANCオン ➡通常モード(ANCオフ)➡ 外音取り込み(パススルー)の順で切り替わります。
ハイエンドモデルのノイキャン性能までは到達していませんが、エントリーモデルでは消す事のできない中音域まで消音してくれます。女性の声も遠くに小さく聴こえる程です。(エントリーモデルのノイキャン機能では、男性の声レベルがギリギリ消せない音域と言われています。)
電車の中でノイズキャンセリング機能をオンにすると「ゴーガタンゴトン」という音が「サー」っという音が聴こえる程度までカットされます。音楽を聴いていると、電車の騒音が全く気にならなくなります。
ノイズカットの音域は、航空機のジェット音、エアコンの音や電車のモーター音、車のエンジン音などの低音域に効果的です。電車での通勤・通学では電車のノイズが消えるので、自分の世界に入れます。エントリーモデルのノイキャン機能では、男性の声レベルがギリギリ消せないと言われています。
ノイズキャンセリング時の音質に関しては、ノイキャン時でもノーマル時の音に近く、楽曲の音が変質してしまう事はありませんでした。ホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。
外音取り込み機能(パススルー)についても、かなり高性能だと感じました。両耳のイヤホンを外しながらネックスピーカーで聴いているような錯覚に陥るくらい外音が聴こえます。パススルーでデジタル変換された音という事も感じないくらい自然な音が聞こえてきます。
風切り音のチェックのために、扇風機の前でパススルー機能を使いましたが、少しだけパサパサ音はしますね。風が強い日にパススルー機能はお勧めしません。ちなみにANCオン、ノーマルモード時は風切り音はしません。
音切れ・音飛び・遅延
仕事に2週間近く持ち歩いていましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことは滅多にありませんでした。ただし、スマートホンのロックを解除した時や、通知が届く時などは一時的に途切れる事がありました。この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。
まとめ・価格
Operaシリーズは、SOUNDPEATSが社運をかけて開発したフラッグシップモデルです。LDACコーデック対応のインナーイヤーTWSとして同社から「Capsule3 Pro」が発売されていますが、上位モデルといった位置付けでしょうか。
ノイズキャンセリング機能は明らかにOperaシリーズの方が上です。
ノイズキャンセリング機能、音質、デザインと、満足のいくTWSに仕上がっていると思います。
Operaシリーズは、クラウドファンディングMAKUAKEに2023年3月24日の11時より登場します。早く購入する程安く購入可能で、最大40%オフで買う事ができます。
【価格】
- SOUNDPEATS Opera 05:13,999円
- SOUNDPEATS Opera 03:10,999円
【MAKUAKE】SoundPEATS Opera 05 /Opera 03
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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