中国スマートホンメーカーUMIDIGI(ユミデジ)より、ミドルレンジクラスの新端末「UMIDIGI Power 3 」が発表されました。
今回発売された「 UMIDIGI Power 3」は、MediaTek社製プロセッサーのHelio P60を搭載したミドルレンジの端末です。
パンチホール型ノッチの超大画面ディスプレイを搭載し、Samsungの4,800万画素 イメージセンサーを採用したクアッド(4つの)カメラを搭載しています。
Power 3(パワースリー)の名前のとおり、6150mAh の大容量バッテリーとAI電源管理機能を搭載しており、バッテリーの心配をしないで長時間使用できるのがウリのスマートホンです。
UMIDIGI Power 3スペック
OS | Android 10 |
---|---|
SoC | MediaTek Helio P60 |
GPU | ARM Mali G72 MP3 |
ディスプレイ | 6.53 インチ 2340 x 1080 Pixcels |
RAM | 4GB LPDDR4X |
ROM | 64 GB |
カメラ | フロント:16MP リア:48MP+13MP+5MP+5MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋/顔 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
NFC | 対応 |
バッテリー | 6,150 mAh |
対応バンド | 2G: GSM B2 /B3 /B5 /B8 3G: WCDMA B1 /2 /4 /5 /6 /8 4G: TDD-LTE B34 /38 /39 /40 /41 4G: FDD-LTE B1 /2 /3 /4 /5 /6 /7 /8 /12 /13 17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B 66 /71 CDMA1X: BC0 /BC1 |
インターフェイス | USB-C |
防水 | 非対応 |
サイズ | 162.1× 77.2 × 10.3 mm |
重量 | 228 g |
その他 | Glonass, Beidou, Galile |
筐体レビュー
6.53 インチで2340 x 1080のFHD+ディスプレイ。アスペクト比は19.5:9 の縦長画面。
フロントカメラは画面左上のパンチ穴ノッチに格納されています▼
カラーバリエーションは、スペースグレー、ミッドナイト・グリーン、レッドの三色▼
NFC対応でGoogel Payなどが使えます。FeliCa(フェリカ)は未対応です▼
インターフェイスはUSB-Cを採用。最近省かれる事が多い3.5mmオーディオジャックは、しっかりと実装されています。生体認証の方法は簡易的なフェイスアンロックに加え、指紋認証は端末背面に配置されています。
指紋認証は画面内インディスプレイ認証や端末側面に配置されのがトレンドなので、後ろに付いているとケースの制約も多く、少し古臭く感じてしまいます。
しかしながらUmidigi Xで採用していた、エントリーモデル向けのGoodixの光学式画面内指紋センサーは、反応が鈍く認証失敗も多かく不評でした。こちらの方が確実でしょう。
ちなみに最新の画面内認証では、クアルコムの画面内指紋認証「3D Sonic Sensor」などの超音波方式を採用していないと実用的ではありません。
内部性能レビュー
SoCにMediaTek Helio P60を採用しており、AnTuTuベンチマークスコア(v7.1)は約13~14万のミドルレンジ端末です。
MediaTek Helio P60チップセットは同社が「Mobile APU」と呼んでいる AI演算基内蔵というのが特徴のプロセッサーです。
AIタスクを CPU・GPU・APUを活用し、それぞれシームレスに処理するように設計されており、GPUで駆動するAI処理と比較して1/2の低電力で実行できます。ゲームプレイ環境などにおいては、最大25%の電力効率化としています。バッテリー消費を抑えながらプレイできるのが特徴です。
3D処理グリグリの重い本格的なゲームは厳しですが、ほとんどのアプリでストレスを感じる事なく操作できるレベルのプロセッサーです。
バッテリー
6150mAhの大容量バッテリーを搭載しており、18Wの高速充電をサポートしています。AI電源管理機能をがバッテリーをセーブするので、動画再生なら29時間できるとしています。
Umidigi Power3は大容量バッテリーの利を生かした、最大10Wリバース充電機能が搭載されています。パッケージに同胞されているOTGケーブルを使って、他のスマートホンやガジェット類に給電する事が可能です▼
カメラ性能
リアカメラの構成は、メインにSamsung GM1イメージセンサー採用の4800万画素(F1.79)のレンズ、サブには1300万画素の120°超広角レンズ、500万画素のマクロカメラ + 500万画素の被写体の3D情報を収集する深度センサー「ToFレンズ」のクアッドカメラ仕様となっています。
メインカメラに採用されているSamsung のイメージセンサー「GM1」は、1/2インチ4800万画素という超高解像の積層型CMOSセンサーです。1.6μmの大画素サイズで4-in-1 Light Fusionをサポートし、低照度および夜間の写真撮影も得意としています。
フロントは、AIビューティ機能、美顔モード搭載の16MP(F/2.0)カメラ▼
マクロレンズを使えばクローズアップショットを撮影ができます▼
対応バンド / SIM
UMIDIGI Power3は DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。※ SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
SIMスロットとは別にMicroSDスロットが用意されていますので、デュアルSIMを使っている状態でも拡張容量を活用できるのが嬉しいですね▼
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンド(B3)に対応しています。 さらに高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンド(B19)にも対応していますので、ドコモに関しては快適に使えます。また3G帯のプラスエリア(B6)も対応していますので、僻地や山間部で若干電波が掴めます。
スペック上ではドコモ純正端末とほぼ変わらないパフォーマンスが期待できます。
SoftBank:LTEバンド1,3,8 に対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEプラチナバンドB18に対応していませんが、B26に対応しているのでVoLTE SIMは使えます。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMにも対応しています。
※ただしAUの3G場合は要検証です
2G: GSM
B2 /B3 /B5 /B8
3G: WCDMA
B1 /2 /4 /5 /6 /8
4G: TDD-LTE
B34 /38 /39 /40 /41
4G: FDD-LTE
B1 /2 /3 /4 /5 /6 /7 /8 /12 /13
17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B
66 /71
CDMA1X:
BC0 /BC1インターフェイス
まとめ / 価格
UMIDIGI Power3の発売日は11月 11日から、価格は$199.99(約2.2万円)。発売当初はUMIDIGI公式ショップとアリエク(Aliexpress)内の公式ショップのみでのみの取り扱いとなっています。
エントリーモデル並みの価格にも関わらず、ミドルレンジクラスのSoCに加え、高解像度の4眼カメラや6,150 mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
UMIDIGI Power3は、「UMIDIGI X」で不評だったHD+画質の粗いディスプレイ解像度と反応が悪いインディスプレイ認証を改善したように見受けられます。
しかしながら画面サイズが6.53インチに加えて巨大バッテリーを載せているので、サイズや重さが気になります。デカい!
女性や手の小さい人が振り回せる大きさではありません。
軽いスマートホンは160 g台なので、228 gの端末で長時間ゲームなどをプレイした時の疲れ方の差は大きいです。
ただし充電できる間隔が長い環境の方や、一日中ヘビーに使い倒す方にとっては大容量バッテリーが嬉しい端末だと思います。
新iPhoneの一番大きいモデル「iPhone 11 pro max」と比較してみてます▼
サイズ | 重さ | |
---|---|---|
UMIDIGI Power3 | 162.1 x 77.2 x 10.3 mm | 228 g |
iPhone 11 Pro max | 158 x 77.8 x 8.1 mm | 226 g |
Aliexpressの公式ショップでのプレセールでは、同社恒例の大出血セール価格が設定されるようです。
【Aliexpress内公式ショップ】UMIDIGI Power3
【UMIDIGI公式ショップ】UMIDIGI Power3
タカシ
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