パートナーのスマートホンに無断でGPSアプリをインストールしておいて、浮気や不倫の調査のために常に居場所を確認し続けるという話をよく耳にします。
また会社支給のスマートホンの位置情報が把握されていて、社員がサボらないように見張っているブラック企業もあるようです。イジメっ子のスマホにGPSアプリをインストールしておいて、追いかけて行って悪さをするといった、陰湿なイジメにも使われる事もあるとか…
しかしながら、GPSで監視するには相手の了解が必要で、無断でインストールして位置情報を調べると違法行為にあたります。
それでも無断で勝手にGPS情報を調べられるようにしているパートナーは少なくありません。元カレや元カノが勝手にインストールしてストーカーに成り下がるといった事案もあるようです。
当ブログにも「自分の居場所がいつもバレている気がする。スマホにGPSアプリが仕掛けられているのではないか?」「自分のパートナーは勝手にスマホをいじるタイプで、やきもち焼きだからGPSで調べているのでは?」チェックする方法は無いのか?という相談を何件も受けました。
そこで今回は、自分のスマートホンの位置情報が勝手に調べられていないかチェックする方法と、GPSアプリで調べられない自衛策をご紹介します。
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Google端末を探す
「Google端末を探す」はAndroidにデフォルトで入っているセキュリティ機能で、紛失したスマートホンの位置を探したり音を鳴らしたりできる機能です。そのため、別にアプリをインストールする必要が無く、相手のGoogle端末の位置を調べる事が可能です。
ブラウザで「Google端末を探す」からアカウントにログインするだけで、アカウントで管理している端末全ての位置情報が確認できます。
またAndroidアプリ「端末を探す」を使っても同様の操作が可能となります。
地図が表示され端末の現在位置が分かります。(サンプルなので広域地図にしていますがピンポイントで表示されます)▼
この機能を使うにはGoogleのIDとパスワードが必要となるので、通常は相手から聞き出さないと調べる事ができません。
しかしながら一番ステルスで確実な方法なので、勝手にIDとパスワードを使って調べられているケースが多いようです。
自分が外出中、留守宅にPCやタブレット端末があれば、Googleアカウントにログインした状態のブラウザがで「Google端末を探す」を開くだけで簡単に調べられます。この事に気が付いていない方も多いのでは無いでしょうか?
自宅にログインしたノートPCがあったため、実際に私の友人が奥さんに居場所を把握され続けていました。オッパブ、ソープ、キャバクラ通いと浮気も全てバレバレだったようです。
「Google端末を探す」からのガード方法
この機能をオフにすると、本当に紛失した時にスマホを探し出す事ができなくなります。そのためオフにするにはリスクが伴います。
そこで実際に「誰かに調べられたら通知を表示する」設定にしておくのがベストです。デフォルトでは、GPSで調べられたら「端末を探す によってこの端末の場所が特定されました」と通知が届く仕様となっていますが、相手の位置情報を調べる場合、通知が届かなくしてしまうのが常套手段です。
「Google端末を探す」を使わなくて良いという方は、後述の「端末管理アプリ」でオフにして下さい。
検索されたら通知を表示する方法
設定を開き「アプリ」→「Google Play開発者サービス」をタップ▼
「通知」を開き「Google Play開発者サービス」の通知を全てオフにする▼※ これがオンになっている場合、既に誰かに調べ続けられている可能性があります
Googleパスワードを変えて2段階認証
開発者サービスの通知をオンにした状態で、「端末の場所を特定」の通知が表示されたらGPSで調べられたという事になります。
また上の開発者サービスの通知がオンになっているという事は、誰かがオンにした可能性が高いのでパスワードを変更する必要があります。
お使いの Google アカウントを開きログインして「パスワード」を変更します。また同じ方法でパスワードが漏れてしまっても認証できなくするために、2段階認証もセットしておくと安心です。
2段階認証とは、IDとパスワードでログインする時、さらに電話番号向けに認証番号を通知する確実な方法です。
Google アカウントのセキュリティから設定します。
自宅PC・タブレットのセキュリティ強化
留守宅にGoogleアカウントにログインした状態のパソコンやタブレットが端末がある場合、家族やパートナーがPCを使うだけでスマートホンの位置がバレてしまいます。
またGoogleアカウントには「Googleロケーション履歴」「Googleフォト」というサービスもありますので、これがオンになっていると位置情報と足取りに加え、場合によっては撮影場所と時間付きの写真まで見られてしまいます。
- 自宅のパソコンのログインIDを変更して教えない
- 共有パソコンには自分のGoogleアカウントでログインしない
- 共有パソコンから自分のGoogleアカウントを削除する
など、自分のGoogleアカウントを使う事ができるブラウザがあれば、全て勝手に使えない状態にしておきます。
GPSアプリの調べ方
Playストアには浮気対策、子供の見守り、位置情報の共有SNSなど、GPS追跡アプリが多数リリースされています。自分のスマートホンに見知らぬアプリがインストールされていないかチェックする方法をご紹介します。
設定の「アプリ」を開き、見知らぬアプリが「位置情報」の権限を持っていたら危険です▼※ 見つかったアプリ名で検索して、GPS追跡系アプリや浮気調査系アプリならアンインストールします
さらに悪質なアプリは、「端末管理アプリの認証」の権限もオンにして、遠隔で様々な機能も使えてしまいます。中には勝手にカメラで撮影してしまったり、通話履歴を参照できる怖いアプリもあります。
それを調べる方法は、「設定」を開き「セキュリティ」から「端末管理アプリ」の順で開きます。
ここに「デバイスを探す」以外にインストールした覚えのないアプリは危険信号です▼※ アプリ名で検索して、GPSや浮気調査系アプリならオフにした後にアプリをアンインストールします
※ 「Cerberus(ケルベロス)」など、自力でアンインストールできないアプリもあります
※ 「Cerberus(ケルベロス)」「Androidアナライザー」「Spyzie(Android版)」はプロの探偵が使うレベルの悪質なスマホ監視アプリです
※ ここで「デバイスを探す」をオフにすることも可能です
GPS追跡アプリ一覧まとめ
GPS追跡アプリはあまりに多いので全てをご紹介できません。ベーシックなアプリのみピックアップしてご紹介しました。
基本的には、位置情報の権限を使う見知らぬアプリがインストールされていたら、Google Playストアでアプリ名を検索してみて下さい。
まとめ
最大の防衛方法は、GPSを常にオフにしておくのがベストです。Googleマップしか使わない程度の人なら、使う時だけオンにすれば良いでしょう。しかしながら、歩いてポイントをゲットするウォーキングアプリなど、GPS機能を常に使うアプリも増えていますし、実際にスマートホンを紛失した時に探す事ができないのは困りますね。
GPSアプリを勝手にインストールするのは犯罪行為です。もしもGoogleアカウントにログインして「Google端末を探す」を使っていれば、不正アクセス禁止法にも抵触してしまいます。
しかしながら浮気を疑ったり、いたずら半分に使ったりするのが当たり前になっていて、あまり罪悪感も持たないで使っている人がほとんどでしょう。機械音痴の方のスマートホンは、パートナーが設定している事が多いので、意味もなく位置情報を把握されているケースも多いようです。
夫婦間でも罪になりますので、一度でもGPSアプリでの逮捕者がニュースになれば減るのかもしれません。
さらにGPSアプリは、バックグラウンドで動き続け、一定時間毎に位置情報を送ったりするので、バッテリーの消費が激しくなります。
芸能人でも「カンニング竹山」の位置情報を、ザキヤマさんがGPSで調べられるとか、中川パラダイスという芸人さんは浮気性なので奥さんがGPSで常に見張っているとラジオで話していました。
同意なら良いのですが、勝手にやられた方は本当に腹が立ちますね。
タカシ
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