中国のスマートホンメーカー Ulefone より新端末『Ulefone Armor 3 / 3T 』が発売されました。
Armor 3Tは 同社のアウトドア向けスマートホン「Armor シリーズ」の最新モデルで、IP68の防水・防塵規格に合格したタフネス端末になっています。
10,300mAhの超大容量バッテリーを搭載しており、数日間のキャンプや縦走登山でも無充電で使い続ける事が可能です。一番の特徴は、最大出力2Wの小型無線ハードウェア機能を内蔵しており、最大5kmまでの距離が通信可能となっています。スキー場内での無線通信や電波の届かない僻地での無線交信・登山時の非常通信などにも使える本格派の端末として登場です。
Ulefone Armor 3Tスペック
【Ulefone Armor 3T 仕様】
OS | Android 8.1 Oreo |
---|---|
SoC | MT6763T ( Helio P23 ) Octa-core |
ディスプレイ | 5.7 インチ 2160 x 1080 Pixcels |
RAM | 4 GB |
ROM | 64 GB |
カメラ | フロント: 13.0 MP リア: 21 .0MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
バッテリー | 10,300 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8 TD-SCDMA: 34 / 39 CDMA BC0 / BC1 4G: FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 26 / 28A / 28B TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 16.48 x 7.92 x 1.82 cm |
重量 | 3,737 g |
その他 | Gorlila glass5.0 / GLONASS Beidou / NFC / Qi充電 |
筐体レビュー
画面は5.7インチIPS液晶の2160 x 1080 ピクセルFHD+ディスプレイ(アスペクト比18:9)▼
同機が認証を受けている「IP68」防水・防塵規格とは、「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。さらに水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格、アメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。-40℃ ~ 80℃までの過酷な環境下での使用にも耐えられるとしています。
ディスプレイはGorlila glass5.0で保護されていおり、TPU、アルミニウム合金強化ポリカーボネート素材で堅牢にボディを保護しています▼
アウトドア向けのホルダーやストラップ類が多数付属しています▼
ロック解除は端末サイドの指紋認証とFaccID(顔認証)の2種類に対応▼
デュアルスピーカーに対応しているので、ステレオで動画を鑑賞する事が可能です。
このデュアルスピーカーにより、アウトドアの無線通話で明瞭なハンズフリー通話を実現しています▼
NFC機能も搭載されているので モバイルGoogle Payなども使えます▼
10,300mAhの超大容量バッテリーを搭載しており、最大1300時間のスタンバイ、最低でも4日間の連続使用が可能としています。72時間の音楽再生、19時間の動画再生が可能です。電源の無い環境下(数日のキャンプや縦走登山など)を無充電で乗り切る事を想定しているようです。
充電に関しては、18W(5V / 2A)の急速充電に対応しています。
カラーはオレンジとブラックの2色▼
内部性能レビュー
SoCにMediatek製のHelio P23(MT6763T)を採用しているミドルクラスの端末に分類されます。Helio P23には3種類の型番があり、当機に搭載されているMT6763Tはクロック数が最大2.5GHzの最上位SoCです。またRAM 4 GB、ROM 64 GBに加え、最大 256GBまでの外部SDカードに対応しています。
OSはAndroid 8.1(Oreo)を採用しています▼アウトドアで便利な専用アプリが多数インストールされています。
騒音計/水平器/高度計/拡大鏡/水平気 / 垂直計/アラーム
心拍計 / Gセンサ/コンパス / 圧力計など
カメラ性能
リア カメラはSONYのIMX230を採用した大口径 f/1.8の大口径21.0MPを搭載。フロントカメラは13MPの高画質カメラを採用しています。防水カメラを兼ねて「自然の中で美しい写真を撮影する」というのが、アウトドアスマホの最近のトレンドです。
無線機能
Armor 3Tは、400-470MHz帯のデジタル移動無線無線通信機能が搭載されています。プライベートコール、グループコールが可能です。無線の出力は1W-2Wで 電波は最長で 5 Km 届きます。免許や資格・登録なしで使用できる低出力タイプの特定小電力無線は0.1Wまでとなっています。また「デジタル簡易無線」、いわゆるトランシーバーは最大5Wまでとなっているので、日本での使用には、使うには総合通信局(総務省)への申請が必要です。
しかし「技適マーク」が付いていなければ無線機として日本での使用はできません。最近の中華端末は日本市場も視野に入っていますの、もしかしたら 技適マークを取得しているかもしれません。
「Ulefone Armor 3T」から無線機能を排除した「Ulefone Armor 3」も同時に発売されます▼
対応バンド
「Armor 3 / 3T 」はDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ: LTEの主要バンドのB1, B3に加え プラチナバンドB19に対応しているので快適に使えます。プラチナバンドは「エリア対策バンド」とも呼ばれており、山間部や地方などで広く使われている周波数帯で、地方に限らず都市部でも、地下やビル内など電波が届き難いエリアにはプラチナバンドが有効です。3G帯のFOMAプラスエリア B6(800MHz帯)に対応していないのが残念です。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、スペック上は VoLTE SIM、通話に3G帯(EVDO BC0) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能となっています。しかしながらAUの場合、実際にSIMを挿してみると3G通話できない事がありますので注意が必要です。
3G: WCDMA
B1 / 2 / 4 / 5 / 8
TD-SCDMA:
34 / 39
CDMA BC0 / BC1
4G: FDD-LTE
B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12
13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25
26 / 28A / 28B
TDD-LTE:
B34 / 38 / 39 / 40 / 41
まとめ / 価格
「UHANS K5000」「DOOGEE S80」など、近距離通信が可能なトランシーバー機能内蔵のタフネス端末が続々とリリースされています。
こんかい発売された「Armor 3T」は本格的な小型無線のハードウェアを搭載していますので、山岳での非常通信用として使う事もできるレベルです。
氷点下40℃まで耐えられるタフな仕様になっているので、過酷な雪山登山の時に持って行けば安心ですね。ただし、この端末で無線を使うと電波法に抵触してしまう可能性がありますので注意が必要です。
「Ulefone Armor 3T 」の標準価格は $379.99(4万 4,552円)に設定されています。今現在は、海外通販サイト「GearBest」のみで販売されており、12月10日から16日までの間、$100オフの$ 279.99(3万 2,311円)で販売されています。Geabestでは、「Ulefone Armor 3T 」を買うと様々なアクセサリーがおまけで付いてくるキャンペーンを実施しています。
【GearBest】Ulefone Armor 3T
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