2018年8月13日より中国のスマートホンメーカー UMIDIGI の新端末『UMIDIGI Z2 PRO』のプレオーダーが開始されます。
UMIDIGI Z2 PROは、同社のフラッグシップ端末「UMIDIGI Z2シリーズ」の最上位モデルです。今年6月に発売された下位モデルの「UMIDIGI Z2」は2万円台という価格設定にも関わらず、ドコモプナバンド対応 + ノッチ (切り欠け) ディスプレイをはじめ、顔認証やガラスボディを採用するなど、お手軽価格で最新技術が全部入りという事から日本では大人気端末になりました。
今回発売される Z2 PROは、SoCにHelio P60を搭載し、NFCやワイヤレス充電にも対応したミドルアッパーレンジ端末として登場です。
ECサイトの「GearBest」では、2018年8月13日より発売を記念してプロモーションセールを実施予定です。
※ ちなみに最近話題の「UMIDIGI」は昨年UMIから改名したメーカーで、読み方は「ユミディジ」と読むようです
追記:実機を入手しましたのでレビュー記事を投稿しました▼
UMIDIGI Z2 PRO スペック
【UMIDIGI Z2 PRO 仕様 】
OS | Android 8.1 |
---|---|
SoC | MediaTek Helio P60 (MT6771) |
ディスプレイ | 6.2 インチ 2246 x 1080 Pixcels |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
カメラ | フロント: 16.0MP + 8.0MP リア: 16.0MP + 8.0MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 3,550 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13 B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28 TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 CDMA: CDMA BC0 / BC1 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 15.34 x 7.44 x 0.83 cm |
重量 | 165 g |
その他 | NFC / GLONASS / Qi充電 |
Z2 とZ2 PROの違い
Z2 | Z2 PRO | |
---|---|---|
ROM | 64 G | 128 G |
NFC | X | ○ |
充電方式 | 18W (有線) | 15W (Qi充電) 18W (有線) |
バッテリー | 3,850 mAh | 3,550 mAh |
筐体レビュー
UMIDIGI Z2シリーズは、ディスプレイ下の物理ボタンを排除し、さらにノッチ(切り欠け)をつける事でディスプレイ占有率が非常に高く(約90%)大画面がコンパクトボディに収まっています。
ディスプレイはゴリラガラス5.0を採用した6.2インチの FHD+スクリーンで、アスペクト比19:9 の縦長画面▼
本体は2重にコーティングされたガラスボディで、端末側面はメタルフレームで保護されています▼
端末の背面にはデュアルカメラの下に指紋認証部。ステレオミニジャックは廃止し、USB-Cからの変換アダプタが同胞されています▼
セラミックボディの特別エディションも同時に発売されます▼
ハンズオンした海外動画を見ると、HUAWEI P20 PROとほぼ同じサイズでした。大きさをチェックしたい方は家電量販店などでHUAWEI P20 PROを手に取ってみると良いでしょう。
背面の指紋認証に加えフェイスロック(顔認証)にも対応しています▼
NFC対応でモバイルSUICAやGoogel Payが使えます▼
有線充電18W (9V / 2A)の急速充電に対応しているほか、15WのQiワイヤレス充電も可能です▼
カラーはトワイライトとカーボンファイバーブラックの2色とセラミックエディションの3タイプ▼
写真を見るとセラミックエディションはワイヤレス・チャージャー(充電器)が付属しています▼
セラミックエディションの開封の儀からハンズオンまでの動画(GEARBEST)▼
カメラ性能
UMIDIGI Z2シリーズのリアカメラは16.0MP + 8.0MP のデュアルレンズ仕様。Samsung製のフラッグシップセンサー “S5K2P7” を採用し、ピクセルサイズ1.12um 、F/1.7の明るいレンズを搭載しています。前景・背景をぼかした一眼レフのような写真や、夜間のローライト下での撮影に強そうなカメラです。
フロントはノッチ部に2つのカメラが格納されています▼
内部性能レビュー
SoCにMediaTek Helio P60を採用しており、AnTuTuベンチマークスコア(v7.0)は約12万のミドルアッパーレンジ端末です。MediaTek Helio P60チップセットは同社が「Mobile APU」と呼んでいる AI演算基内蔵というのが特徴のプロセッサーです。AIタスクを CPU・GPU・APUを活用しシームレスに処理するように設計されており、GPUで駆動するAI処理と比較して1/2の低電力で実行できます。ゲームなどにおいては、最大25%の電力効率化としていますのでバッテリー消費を抑えながらプレイできます。
OSはAndroid 8.1(Oreo)を採用▼
対応バンド / SIM
UMIDIGI Z2シリーズは DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。※ SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。3G帯のプラスエリア(B6)には対応していないのが残念ですが、プラチナバンドでほぼカバーできます。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、スペック上は VoLTE SIM、通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能となっています。しかしながらAUの場合、実際にSIMを挿してみると3G通話できない事がありますので注意が必要です。
3G: WCDMA
B1/B2/B4/B5/B8
TD-SCDMA
B34/B39
4G: FDD-LTE
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13
B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28
TDD-LTE
B34/B38/B39/B40/B41
CDMA: CDMA
BC0/BC1
まとめ / 価格
「UMIDIGI Z2」は、CPUを除いたほぼ全ての機能がハイエンド端末級という事で、日本国内で話題になりました。3万円を切る価格設定も丁度良い手頃感がありますね。
今回発売された「UMIDIGI Z2 PRO」は Z2の上位モデルながら、ワイヤレス充電とNFC機能に対応した以外は極端にスペックを引き上げておらず、SoCもアッパーミドルレンジクラスに留めています。標準価格も約$350 に抑えているので、どうせなら Z2 PROを買った方が末永く活用できるでしょう。
特にモバイルSUICAや電子マネーをお使いの方は、NFC機能は必須ですので手頃な上位機種にまとまっていると思います。
UMIDIGIの新製品のデバイスは、ほぼ全てドコモプラチナバンド対応しており日本のユーザーから注目のメーカーです。最近発売となった1万円台から買える下位シリーズの「UMIDIGI ONE / ONE PRO」も需要がありそうです。
UMIDIGI Z2 PROはGearBestで 8月13日よりプロモーションセールを開催予定です。発売を記念し8月13日~8月19日まで、通常モデル :$349.99→$299.99 、セラミックバージョンは$399.99→$359.99 で販売されます。
【GearBest】
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タカシ
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