中国メーカー Xiaomi が出資した会社「Black Shark Technology(黒鲨科技)」から発売されているゲーミングスマートフォン『 Black Shark 』の国際版(Global version)をご紹介します。
Black Shark は、SoCに Snapdragon 845を搭載したトップクラスのハイエンド端末で、熱を持ったCPUを急激に冷やす独自の「液冷システム」を採用し、ゲーム中の電話やLINE通知などを無視するモード(SHARK SPACE)まで搭載したゲームプレイに特化したスマートホンとなっています。
また専用のコントローラーも同胞されており、ゲーマーにとってはたまらない仕様のスマホです。
Black Shark スペック
【Black Shark仕様】
OS | JoyUI Android 8.1ベース |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 |
GPU | Adreno 630 |
ディスプレイ | 5.99 インチ 2160 x 1080 Pixcels |
RAM | 8 GB |
ROM | 128 GB |
カメラ | フロント: 20.0MP リア: 20.0MP + 12.0MP |
microSD スロット |
なし |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 4,000 mAh QC3対応 |
対応バンド | 3G WCDMA: B1 / B2 / B5 / B8 TD-SCDMA: B34 / 39 4G FDD-LTE: B1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 20 TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 16.10 x 7.54 x 0.93 cm |
重量 | 190 g |
その他 | Beidou / GLONASS |
筐体レビュー
「THEゲーミング端末」といった感じのスポーツカーを意識したデザイン▼
アスペクト比18:9、2160×1080ドットの5.99インチディスプレイ▼
アンテナはX型にデザインされて埋め込まれています▼
インターフェイスにUSB-Cを採用。端末の左サイドにはゲーム専用モードに切り替える「Sharkキー」が付いており、有線のイヤホンジャックはありません▼
通話マイクとは別にゲーム専用マイクが配置されており、スピーカーはHiFiレベルの音を実現しておりチームバトル音が干渉しないとしています▼
専用のBluetoothゲームコントローラでアナログスティック操作も可能です。ちなみに低価格のチャイナ版では同胞されていないこともあるようです▼
目を保護するブルーライトカット機能も搭載しています▼
カラーはブラックとグレーの2色▼
カメラ性能
フロントにはSony のハイエンドセンサーIMX376 採用の20.0MPカメラ。リア カメラにはSony IMX486センサー採用の f/1.75の明るい大口径レンズを採用した20.0MP + 12.0MPデュアルレンズの高画質カメラを搭載しています。
冷却システム
当端末の特徴である「液冷システム」とはヒートパイプとヒートシンクを使った水冷システムのようです。システムの放熱面積 6000mm2、CPUコア温度を8度下げる効果があり、ヒートパイプを使用していない端末に比べて20倍もの冷却効果を得られるとしています。
画像を見るとPCのヒートパイプとは全く違う形状で、どれがヒートパイプ部か?中央のアイスの棒のような物が怪しいです▼
内部性能レビュー
SoCに Qualcomm の Snapdragon 845を搭載。AnTuTuベンチマークスコア(v7.0)は約26~27万のスーパーハイエンド端末です。スナドラ845 は「OnePlus 6」や「Xiaomi Mi Mix 2S 」にも採用されているSoCで間違いなく現段階のトップクラスのプロセッサーです。
RAM 6GB / ROM 64GBモデルとRAM 8 GB / 128 GBの2モデル。GPUはAdreno 630で VULKANに対応しているので、超ハイスペックを要求する3D処理ゲームでもサクサク遊べるモンスター端末です。
Black Shark はチャイナ・英語版と国際版(Global Version)が発売されており、チャイナ版はPlayストアを自分でインストールする必要があります。
国際版は、Playストアがインストールされており、マルチランゲージ仕様となっています。OSはAndroid 8.1ベースの JoyUIとされていますが、Xiaomi独自OSのMIUIがベースとなっているようです。Android8.1ベースのMIUIベースのJoyUI。三段重ねOSですね。
SharkキーをスライドするとSHARK SPACEモードになります。通知や電話を無視する設定や、スライドする事で登録したゲームを一発起動する事も可能です▼
「SHARK SPACEモード」でのゲーム中にホームボタンを押すと、ゲーム専用のメニューバーを呼び出して通話拒否・通知などの独自設定が可能です▼
対応バンド / SIM
Black Shark はDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
SIMカードスロットにMicroSDカードは挿せません▼
ドコモ:プラチナバンド4G帯の Band19に対応していません。山間部や郊外エリアでの使用は難しい地域がありますが、街中での使用では問題ありません。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内でも快適に使えます。
AU:AUのSIMを挿しての使用は対応していません。
3G WCDMA:
B1 / B2 / B5 / B8
TD-SCDMA:
B34 / 39
4G FDD-LTE:
B1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 20
TDD-LTE:
B34 / 38 / 39 / 40 / 41
ライバル端末
Black Shark同様のゲーミングスマートホンに、今後発売予定の「ASUS ROG Phone」という端末が存在します。
SoCはBlack Sharkと同じSnapdragon 845を採用、RAMは8GB、内部ストレージは128GB ・512GBの2タイプ。アスペクト比が18:9の1080×2160ピクセル6インチ画面というスーパー・ハイスペックモデルです。OSとドコモのプラチナバンドに対応している以外は、スペック的にBlack Sharkとあまり違いはありません。
冷却システムは空冷ファンを装着する使用になっています▼
内部にも冷却用のカーボン板を配置するなど、こちらもCPUを冷やす独自の方式を採用しています▼
発売は未定ですが、GearBestでは早々と販売ページが用意されていますASUS ROG Phone
まとめ / 価格
Black Shark のスペックで一番関心したのが、電話やLINEの通知を無視できる「SHARK SPACEモード」でした。ゲームプレイしている最中に電話が鳴ってしまい、台無しになった経験がある方も多いのでは? 私も後少しでクリアという所で、通話による中断で失敗した事が何度もあります。難しいゲームであと少しでクリアという時には、電話が鳴らないかヒヤヒヤしますよね。
この端末は、思いつく限り快適にゲームをプレイする事に特化した端末です。PUBGモバイルや荒野行動はもちろん、端末性能を要求するリネレボやデレステなども快適にプレイできると思います。記事執筆現在、トップクラスのプロセッサーのスナドラ845を載せている端末なので、プレイできないゲームがあってはいけませんね。もしかしたらアス比18:9 の縦長画面に対応していないアプリがあるかもしれませんが、それはアプリのレビューでチェックしておくべきですね。
GearBestでは 7月30日 – 8月5日までの間セール価格で販売します。ROM 6GB+ RAM 64GBモデルが¥67,841 → ¥57,199、ROM 8GB+ RAM 128GBモデルが¥78,148 → ¥65,207 で販売されます。
【GearBest】
Black Shark (ROM 6GB+ RAM 64GB)
Black Shark (ROM 8GB+ RAM 128GB)
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タカシ
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