キーボードメーカーの Akko (アッコ)から発売された『Akko 7th Anniversary MOD 007 PC』が手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。
『7th Anniversary MOD 007 PC』は、製品名のとおり「Akko MOD 007 PC」の7周年記念のアニバーサリーバージョン。同社のマスコット「Akkoちゃん」がデザインされたド派手なキーキャップが特徴的です。
「MOD 007 PC」のノーマルモデルは「csピアノスイッチ」を採用していますが、「7th AnniversaryMOD 007 PC」では、FPSゲームで流行しているラピトリ(ラピッドトリガー機能)搭載の磁気スイッチ(Magnetic Switch)を採用しており、ノーマルモデルと内容は大きく異なります。
可変アクチュエーションポイント、可変リセットポイントに対応しており、自分なりのキーボードに仕上げる事が可能な最新・最強ゲーミングキーボードです。
ページコンテンツ
Akko 7th Anniversary MOD 007 PC スペック
タイプ | リニア |
---|---|
RPの調整幅 | 0.2-3.8mm |
AP調整幅 |
0.2-3.8mm |
押下圧 | 50±10gf |
トータルトラベル(Total Travel) | 4mm |
プレトラベル(Pre Travel) | 2.0±0.3 mm |
スイッチ | Cream Yellow Magnetic Switches |
サイズ | 75% |
配列 | EN |
接続インターフェイス | USB-C |
ケーブル長 | 1.5m |
重量 | 1000グラム |
サイズ | 32 x 147 x 333 mm |
開封レビュー
【パッケージ内容】
・Akko 7th Anniversary MOD 007 PC本体 x 1
・接続用USBケーブル(コイルケーブル)
・キーキャッププラー x 1
・スイッチプラー x 1
・ユーザーガイドx 1
筐体
このキーボードは、Fキー、矢印キー付きの75%のコンパクトなENキーボードです。
ボディはABS + PC素材のシャーシを採用。白が基調で同社のマスコット「Akkoちゃん」がデザインされたピンクのキートップの鮮やかなデザインです▼
あちこちに「アッコちゃん達」が配置されています▼
ガスケット構造を採用しており、キースイッチを保持するプレートを柔軟性のある素材で挟み込むことで、軸がぶれず騒音と振動が低減される構造を実現しています。また内部の空間にも3 層の吸音パッドを使用し、打鍵時に余計な音が反響しないよう設計されています。
筐体右上には、マルチメディアを物理的に操作できる「マルチメディアボリュームノブ」を搭載。物理的にボリュームをコントロールできます。
有線接続はUSB Type-Cを採用しています▼
キーキャップは圧入されているだけなので、付属のキーキャッププラーで簡単に取り外しが可能です▼
スイッチは独自のCream Yellow Magnetic Switches(クリーム イエロー マグネティック スイッチ)を採用▼
3ピンタイプのメカニカルスイッチと互換性があるホットスワップ可能なソケットが搭載されており、スイッチも簡単に交換可能です。ちなみに5ピンは非対応です
キートップ(キャップ)はPBTキーキャップ。優れた耐久性と長い耐摩耗性を実現しています。色々とプリントされていますが、手の油で色が褪せたり消えない加工が施されているとしています
足を引き出すと角度を付ける事ができます。高さは2段階に調節可能▼
キーボードを真横から見ると、ステップ・キーボードになっています。スカルプチャー構造で、しっかりと内側に向かって凹レンズのようになっています▼
RGB
RGB演出の設定はキーボードのFnキーと一緒にキーを押す事で色、パターン、速度などが変更可能です。イルミネーションは数多くの照明効果が用意されています。
ゲーミングキーボード的な電飾ピカピカ設定もできます。ブレス、ネオン、常時点灯など一通りのRGB設定に対応しています▼
波紋効果にも設定できます▼
単色で点滅しないモードも用意されています。
Magnetic Switches
打鍵音・鍵打感
スイッチは独自のCream Yellow Magnetic Switches(クリーム イエロー マグネティック スイッチ)を採用
リニアタイプで「カチッ」という音やクリック感はありません。キーを押し下げる深さで重さが増してゆきます。後述しますが「ラピッドトリガー機能」搭載なので、クリック感は邪魔なんですね。
メカニカルキーボード(ゲーミングキーボード)独特のカチャカチャ音はありません。ノイズは底を打った時に鳴ります。
また本体がアルミ合金ではないので、メカニカルキーボード特有の、強く叩くと天板の反響でキーン・カーンという金属音は鳴りません。カナリ静かです。
キースイッチにぐらつきは無く、スタビライザー部も均一で安定しています。
Cream Yellow Magnetic Switchesの打鍵音の動画をあげてみました▼
もちろん「Nキーロールオーバー」に対応しています。ゲーミングキーボードとしては必須スペックですね。
専用アプリ・ラピッドトリガー(RAPID TRIGGER )review
専用のアプリを使えばキーのリマップ、マクロ、イルミネーション切替、ラピットトリガーなど、多岐にわたる設定が可能となります。
従来のキーボードは、キー入力が反映されるアクチュエーションポイント(AP)と入力がオフに切り替わるリセットポイント(RP)が固定されています。しかし、ラピッドトリガー機能搭載モデルでは、設定した距離を移動するだけでオン・オフが切り替わるため、指定したキーごとに超高速・正確な操作用遅いキーなどに指定したりすることが可能です。
従来はアクチュエーションポイントを限界まで浅くしても、リセットポイントはそれよりも上である必要がありました。そのため、キーを深く押し込んだ場合には、キー入力は高速になるが、キー入力がオフになるRPが遠く遅くなってしまいます。
その点ラピッドトリガーでは、RPがAPより浅く設定する事も可能です。APとRPをそれぞれ0.2mmに設定すれば、キーが深く押し込まれた状態でも0.2mm戻せば入力をオフに、再度0.2mm押せば入力を即座に受け付けてくれます。
AP/RPの調整幅は 0.2-3.8mmで、0.1mm単位で設定が可能です。キー別に細かく設定する事で、自分なりのゲーミングキーボードとしてカスタマイズできます。
キーを完全に離した時にラピッドトリガーがオフになる。Non-Stop ラピッドトリガー(連続ラピッドトリガー)機能も搭載されています
まとめ・ゲームプレイ
私はあまりFPSゲームをプレイしていないのですが、久しぶりに「Apex Legends」で遊んでみました。
ラピッドトリガー機能搭載キーボードは初めて触れたので、最初は設定がなかなか上手くいかずに苦労しました。
しばらく調整しながらプレイしていると、バランスのとりかたが分かったようで「カナリ有利になった」事が実感できました。
WASDのアクチュエーションポイントを0.2mmに設定しただけで、キャラの反応が強烈に早くなりキャラコンが楽になりました。
また、ゲームではあまり使わないキーのアクチュエーションポイントを深く設定すると、ゲーム中の誤タイプも減りました。
“FPSはラピッドトリガー搭載キーボード最強”と言われる意味が分かります。
派手なデザイン問題ですが、みなさん好きなキーキャップに変えて使うと思いますので問題にはならないでしょう。
販売サイト・価格
Akko 7th Anniversary MOD 007 PCは、キーボード専用の通販サイトMechkeysにて購入可能です。
価格は149.99ドル。 Ice Cream Pink / Ice Cream Purpleスイッチモデルも販売されています。そちらのモデルの価格は139.99ドル。
ショップの方から当ブログ用に割引クーポンを発行して頂きました。
クーポンコード:rezv5
割引:5ドル
※ ショップ(Mechkeys)の方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします
タカシ
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