中国メーカーXiaomiより、次世代フラッグシップAndroidスマートホン「Mi 10 s」が発売されました。
デザインは Mi 10 Ultraに酷似していますが、内部仕様はMi 10のマイナーモデルチェンジ版となっています。
Mi 10Tが全く異なる仕様でしたので、こちらがMi 10シリーズの正当継承機となります。
カメラ周りは、ほぼ変わりませんが搭載プロセッサーが「Snapdragon 865」➡「Snapdragon 870」へと増強されました。
またハーマンカードン(Harman Kardon)の音響チーム「Golden Ear」が監修したスピーカーシステムが一番のウリ。
同社ではXiaomi 史上最高の音質としていますが、評価サイトの音質ランキングでも全スマートホンの中でトップとされています。
XIAOMI MI 10S
OS | MIUI 12 Android 11ベース |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 870 |
ディスプレイ | 6.67 インチ(AMOLED) 2340 x 1080(FHD+) |
RAM | 8 GB / 12 GB |
ROM | 128 GB / 256 GB |
外部ストレージ | 不明 |
リアカメラ | 10,800万画素(F/1.7):メイン 1300万画素(F/2.4):超広角 200万画素(F/2.4):被写界深度用Tof 200万画素(F/2.4):マクロ |
フロントカメラ | 2,000万画素(F/2.4) |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 |
防水 | 非対応 |
NFC | 対応 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac / ax |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 4,780 mAh |
インターフェイス | USB-C |
GPS | ガリレオ / GLONASS / QZSS |
対応バンド | 2G GSM B2 / B3 / B5 / B8 3G WCDMA B1 / B2 / B4 / B5 / B8 4G FDD-LTE B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 TDD-LTE B34 / B38 / B39 / B40 / B41 5G n1 / n3 / n41 / n77 / n78 / n79 |
重量 | 208 g |
サイズ | 長さ:162.6mm 幅:74.8mm 厚さ:8.96mm |
筐体レビュー
ディスプレイは、6.67 インチの有機EL(AMOLED)のFHD+(2340 x 1080)画面。
リフレッシュレートは最大90Hz、180Hzタッチサンプリングレート。HDR10+規格に準拠する、高ダイナミックレンジの再生に対応しています。
フロントカメラは、画面左上に配置されたパンチホール内に格納されています▼
ディスプレイ及び端末背面は、Gorilla Glass 5コーティングで保護されています。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ブルーの3色展開
生体認証は、Mi 10と同様のがインディスプレイ(画面内)に配置されています。簡易顔認証システムの有無は不明です。
バッテリー
バッテリー容量は4,780mAhで、同社では丸1日の使用を保証するとしています。有線は 30Wの急速充電に対応。ワイヤレス充電は、専用充電器を使うことで30Wまでの急速充電が可能です。またQuick Charge4.0と10Wのワイヤレスのリバースチャージ機能も搭載しており、他の機器への給電もできます。
スピーカー
内蔵スピーカーは、本体の上下対称の位置に2つのスピーカーを配置したデュアル式の1216リニアスピーカーを搭載ししています。最大0.7mmの振幅を持つ7つの磁気携帯電話サウンドユニットを採用しています。
Mi 11と同様に、このスピーカーはオーディオ機器のブランド、Harman Kardon(ハーマン・カードン)”Golden Ear”の音響チームと協力して開発しています。デュアルステレオスピーカーと組み合わせた音響システムを構築しており、映画鑑賞では没入感が得られるとしています。
スマートホンの評価サイト「DxOMark」でのスマートホン・オーディオ部門ではトップに立っています
カメラ
リアのクアッドカメラは、 1億 800万画素(F/1.69)標準レンズのメインカメラ、1,300万画素(F/2.4)123°の超広角レンズ、200万画素(F/2.4)のマクロレンズ、200万画素(F/2.4)の被写界深度用ポートレートレンズの4眼レンズ構成となります。
シャオミとサムスンが共同開発したメインカメラの108MPセンサーは、高解像度な写真と明るい写真が撮れるのが特徴です。超高解像度を活かして、最大50倍のデジタル望遠が可能です。
【動画撮影モード】
解像度 | フレームレート |
---|---|
8K | 24fps / 30fps |
4K | 30fps / 60fps |
1080P | 30fps / 60fps |
720P | 30fps |
8KビデオとProモードを組み合わせることで、AE / AFロックやフォーカスピーキング機能などの動画撮影が可能となり、動画撮影時でもポートレートモードが使えます。
前面のノッチ部には 2,000万画素(F/2.24)のポートレートレンズを採用。Ai美肌・美顔モードを搭載しています。
内部性能
搭載するプロセッサーはQualcommのハイエンドモデル向けSoC「Snapdragon 870」を採用。Snapdragon870は、Snapdragon 865からクロックアップされたチップセットで、CPU性能が約 12%、GPU性能が約 27%向上しています。Antutuスコアは約 68万ポイント。
現在のフラッグシップSoCのSnapdragon 888は、約75万ポイントとなっていますので、それには及びませんが処理性能としては申し分ありません。
メモリ/ストレージの組み合わせは、(RAM / ROM )8 GB + 128 GB /8 GB + 256 GB / 12 GB + 256 GBの3種類バリエーションのモデルが用意されています。
メモリは新世代LPDDR5規格を採用しており、旧世代のLPDDR4+と比べて29%高速化されています。ストレージも高速なUFS 3.0規格を採用しています。
冷却システム
端末の冷却システムに関しては、液体冷却に加え大きな3000mm²の VC(ベーパーチャンバー)を採用し、 6スタックのグラファイト層に加え熱伝導ゲルという多段構成。
9つの温度センサーとAIマルチレベルインテリジェント温度制御を実現し、処理の重い3Dゲームなどをプレイしてもギンギンに冷やすとしています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
また5G(Sub-6)対応の機種となります。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。またプラチナバンドB19には非対応なので、高い建物の影や地下、郊外での通信で若干弱くなります。また3G帯のプラスエリアB6には未対応なので、僻地や山間部で若干電波が掴み難くなります。5G帯に対しては、Sub6のn77、n78に対応しています。ミリ波は非対応です。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内でも快適に使えます。
5G帯に対しては、Sub6のn77に対応しています。ミリ波は非対応です。
AU:LTEバンドB1とプラチナバンドB26(18を内包)に対応しており、 VoLTE SIMが利用可能となっています。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応です。5G帯に対しては、Sub6のn77/n78対応しています。ミリ波は非対応です。
【 対応バンド 】
2G
GSM B2 / B3 / B5 / B8
CDMA 1X :BC0
3G WCDMA
B1 / B2 / B4 / B5 / B8
4G FDD-LTE
B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17
TDD-LTE
B34 / B38 / B39 / B40 / B41
5G
n1 / n3 / n41 / n77 / n78 / n79
Xiaomi Mi 10S まとめ、価格
中国国内での発売は、2021年3月中としています。
【価格】
- 8GB+128GB 3,299元(約5万5000円)
- 8GB+256GB 3,499元(約5万8000円)
- 12GB+256GB 3,799元(約6万3000円)
ちなみにXiaomi 端末は、Mi 11よりUSBアダプターが同胞しなくなりました。Appleがお手本ですね。
海外ECサイトでは、Banggoodが予約受付を開始しています。タイトルが中国国内モデル(CN)となっていますが、説明文にはグローバルモデルとありました。
どちらのモデルなのか現在担当の方に問い合わせ中です。
追記:CNモデルとの回答でした。グローバルモデルの発売を待つようにして下さい。
商品名 | クーポン | 価格 |
---|---|---|
Banggood | ||
Xiaomi Mi 10S 8 + 128GB |
予約受付 | 73,965円 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
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タカシ
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