私は家庭用フラッシュ式IPL脱毛器を使って、自宅でヒゲのセルフ脱毛を続けていました。
前回ヒゲの状況をご報告してから、あまり進捗が無かったので 4カ月間は記事にしていませんでした。
現在、脱毛を開始してから 2年 8か月目が経ちました。
ほぼ髭の脱毛が完了しました。最終回として、今までの時系列をまとめて感想と反省点などを記事にしてみます。
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IPL脱毛器とは
記事を読む上の予備知識として、IPL脱毛の仕組みを簡単に解説します。ご存じの方や、どうでも良い方は読み飛ばしてください
IPL脱毛とは、毛根のメラニン色素に反応して熱を発するフラッシュ光(キセノンランプ)を照射して、毛根にダメージを与えて、毛を弱らせるタイプの脱毛方法です。
家庭用の脱毛器ですが、脱毛サロンなどで使用されているレーザー脱毛と原理的には同じです。ちなみに、毛のライフサイクル(毛周期)のうち、成長期に照射した毛のみが永久的に脱毛されます。
IPS脱毛器は、毛根のメラニン色素に反応するので、白髪には効き目がありません。
私が使っているのは、妻が全身脱毛が終わって不要になったお古。フィリップスの「ルメア」という身体向けの脱毛器です。大手メーカーの製品は、光脱毛器とは表示できないようで 光美容器として販売されています。
ちなみに使っているルメアは身体専用で、顔用のアタッチメントは付いていないモデルです。取扱説明書には「ヒゲには使わないように」と書かれていましたが、自己責任で使っています。
手持ちのルメアは、身体用で顔用アダプターが無いタイプなので、照射には少し苦労しました。
照射頻度・方法
脱毛サロンでの光脱毛の照射頻度は、最初の2ヵ月 は2週間に1度、それ以降は毛の生え変わるサイクル「毛周期」に合わせて 2~3ヶ月に 1回のペースが一般的と言われています。
メンズ脱毛サロンでの男性の顔髭脱毛の場合、1~2ヶ月に一度のサイクルが目安です。
手持ちの脱毛器は家庭用で非力なので、照射スパンを短めに設定して、1年目は3週間に1度照射していました。それ以降は、月に1度のペースに変更しました。最終的には週1回スパンまで間隔を短くしました。
光脱毛器でシミが出来たり、濃くなるという事はありません。むしろIPL脱毛器は、シミを薄くする美容器としても使われています。しかしながら、短いスパンで頻繁に照射すると、シミの部分に火傷による色素沈着の可能性があります。十分に肌を休めてから照射した方が良いでしょう。
身体用なので、角度を変えたり口を膨らませたりして頑張ってます(光脱毛器は照射口を全て塞がないと照射ができません)
照射後には、サロンを見習って凍らせていない保冷剤で全体的に冷やすようにしています。
ヒゲ脱毛のデメリット
ヒゲを一度脱毛してしまうと、二度と生えて来なくなります。将来、髭を伸ばしたくならないか?という事も考慮に入れる必要があります。
ヒゲを伸ばす事で、ほうれい線やシワなどの老いや顔のパーツ、形の欠点を隠す効果もあります。
ヒゲが似合うタイプの人にとっては、ヒゲ脱毛が大きなデメリットになり得ます。
髭が濃い人は、脱毛する事でカーネルサンダースや宮崎駿のようなダンディ白髭老人という未来を閉ざす事になります。白髪交じりのゴマ塩の無精ひげというワイルド路線もありますので、良く考えてから脱毛することをお勧めします。
最近では、自分の好みの形にヒゲを脱毛する「デザイン脱毛」という脱毛方法も流行っているようです。
髭が濃いタイプの方は、口ヒゲと顎ヒゲだけを残して、他の青く見える所だけを除毛すると素敵な髭になりそうですね。
またIPL脱毛器は、メラニンの色素に反応するので、脱毛中は日焼けができないというデメリットもあります。夏日焼けしたいのであれば、秋に日焼けが落ち着くまで暫くの間お休みしておく事になります。
時系列の脱毛過程レポート
現在までの過程を時系列でご紹介します。オヤジの口髭は放送禁止レベルにお目汚しなので、白黒画像に加工しています。
脱毛スタート前
開始前に3日間くらい放置した無精ヒゲ状態
私のヒゲは密度が薄いので、伸びるとカビのようにしか見えません▼
ヒゲはあるべき所に少しずつ生えている程度で、頬の方面には生えていません。また”もみあげ”とヒゲは繋がっておらず、上を向いた時の顎の下から首方面にも全く生えていません。
髭が薄いから尚更伸びると不潔なだけで、ワイルドさの欠片もありません。今後、頭が禿たり老け顔になっても、カバーするのに使えないヒゲなので脱毛する事にしました。
脱毛開始 7か月
IPL脱毛の照射開始から7か月が経過した頃。6日間ヒゲを伸ばした状態で撮影しました▼
この頃には、密度が目に見えてまばらになって、ミステリーサークル風に残っている部分も出てきました。画像からも明らかに毛量が少ないのが分かると思います。
特に鼻の下部分が、三角に残っているのが目立ちます。
顎ヒゲに脱毛効果が抜群で、生えている面積が 10分の1、毛量は 50分の1以下まで減っていそうです。
この頃は、除毛されたヒゲにムラがあるので、髭が少し伸びると囲んだ部分が、遠目には痣(あざ)のように青く目立って困りました
脱毛開始から1年 2か月後
1年2か月経過した時のヒゲの状態。4日間剃っていません▼この前の段階までは、唇の下部分にヒゲが写っていなかったと思います。実は毛が少ない部分だったので、初回の照射後に無理やり抜き続ければ何とかなると考えていました。毎回、照射ついでに抜いていました。
しかし結局は意味なかったようで、唇の下部分は実質この時から脱毛スタートです。
1年 10か月後
4日間ヒゲを剃らないで放置して撮影しました。
この頃からコロナ騒動で、マスク着用でも仕事ができました。無精ひげ生活が捗ります。
特に効果が現れたのは、遅れて脱毛を開始した唇の下部分。太い毛は数える程しか残っていません。1つの毛穴から2本生えている所など、密集地が何か所かありましたが、しっかりと間引きが進みました。
この時は、顎ヒゲが一気に減りました。画像には写り難いですが、弱弱しい毛が8本だけ残っています▼
2年後
3・4日間ヒゲを伸ばして撮影しました▼
この2か月の間だけで、嘘のように一気に毛が減りました!
もう部位別に解説するまでもなく、見たままが全てです。鼻の下、口の両脇、唇の下にそれぞれ少し残っている程度です。
顎髭の8本は変わらず居座っています 🙁
残りの太いヒゲをカウント:82本(±8)
この頃にはシェーバーを使っての髭剃りの習慣が無くなって、赤ちゃん用の爪切りハサミでチョキチョキ切るだけでした。
2年 2か月後
5日間ヒゲを伸ばしたままで撮影しました▼
向かって右側の口脇部分は、この期間だけで一度に抜けて無くなりました▼
全体図からは良く見えないので、残っている部分をアップにしてみます▼一見ほとんど脱毛完了しているように見えますが、向かって左側の口の脇のヒゲが12~14本程度残っています。
また鼻の下は太い髭が 5・6本あり、それに加えて毛穴だけの伸びてこない細い髭があります。唇の下は、アップにしてようやく見える程度の細い髭が数本ある程度です。
ずっと8本残っていた顎ヒゲは、太い毛が2本のみとなっています。顎の下にある白ホクロにも毛が生えていましたが、一緒に照射するようにしたところ、気が付けば無くなっていました。
残りの太いヒゲをカウント:31本(±4)!!
2年 4か月後
6日間ヒゲを伸ばした状態で撮影しました▼
この頃の照射スパンは、ラストスパートとして6-8日間周期くらい。伸びたらハサミで切って照射という作業を繰り返していました。
残りのヒゲは少ないですが、脱毛が終わっていると思っていた所に急に蘇る「ゾンビ毛」との戦いが続いてます。
毛のライフサイクルのうち、成長期に照射された毛が永久脱毛されるので、それ以外の毛は次から次へと蘇ってしまいます。
向かって右側のくちヒゲは、前回一気に全滅しましたが、また3本生えてきてしまいました▼
全体図からは良く見えないので、残っている部分をアップにしてみます▼
前回は全く無かった口の下には、ヒゲが蘇ってしまいました。また鼻の下は太い髭が 1本残っていて、何故か毛穴だけで伸びてこない細い毛根が残っています▼
残りの太いヒゲをカウントしてみると、13本(±2)!!前回が31本でしたので、半分以下まで減りました。
2年 8か月後(現在)
6日間ヒゲを伸ばした状態で撮影しました。写真にはヒゲは写りません▼
太い髭以外に目立たない細い毛が多く、白髪との区別もつかないので、ザラザラしたところは毛抜きで抜いてリセットしました。
その後、改めて生えて来たヒゲを脱毛していました。
残っている部分をアップにしてみます▼
残りの太いヒゲはカウントしてみると6本(±1)!ようやく一桁になりました。
最終的な照射スパンは1週間周期。脱毛が終わってたはずの場所に蘇る「ゾンビ毛」は、直近 2ヶ月間は新たに生えなくなりました。現在の 6本が最後の生き残りだと思います。
もう毛抜きで抜いてしまえば良いのですが、0本になるまで照射を続けるためにハサミで切っています。
反省点
最終的な照射頻度は、短め(6日~10日)に変更しました。また最初の2年間は、照射の時に1箇所につき2回しか照射していませんでしたが、後半は 4回に増やしました。ぐるぐる4周照射する感じです。
すると一気に脱毛が進みましたので、最初の2年間は照射頻度と回数が甘かった気がします。
また最後までヒゲが残っていた場所は、どこも起伏があって身体用の脱毛器では照射が届きにくい部位ばかりです。顔用アタッチメント付きの脱毛器を使って、照射回数を増やしていれば、1年半あれば脱毛が完了していたと後悔しています。
まだ照射は続けますが、6本のヒゲしか残っていないので今回で最終回とします。
髭を剃らないでもマスク生活ができるので、コロナの今は髭脱毛のチャンスな気がします。
追記:脱毛を終えた1年半後の状況をレポートしてみました▼
セルフ髭脱毛に興味のある方は過去ログ記事も時系列で読んでみてください▼
タカシ
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