サウンド機器メーカーSOUNDPEATS AUDIO(サウンドピーツ・オーディオ)から、完全ワイヤレスイヤホン 『Truefree 2』が今夏に発売となりました。
Truefreeシリーズは、多機能・高音質にも関わらず徹底的にコストを抑えており、サウンドピーツのTWS製品の中では廉価版のエントリーモデルです。
旧モデルのTruefree、Truefree+は、ロープライスで高音質という事で100万台を売り上げる大ヒットした人気モデルです。
Truefree 2では、イヤーフックを採用したスタイリッシュなデザインに一新し、IPX7の完全防水仕様になりました。また6mm複合振動板のドライバーを採用する事で、更に高音質に進化しています。
手元にやって来ましたので、数日間 徹底的に使い倒してみました。
ページコンテンツ
ザックリした感想
イヤホンから音楽のフル操作が可能
ケースがコンパクト
音質に対するコスパが高い
重低音が大迫力!
IPX7防水で水際での使用も可能
イヤーフックデザインで耳に完全フィット
物理ボタンで誤操作が少ない
ケースの電池残量がフタを開けないと見えない
AAC, apt-Xコーデック非対応
SOUNDPEATS Truefree 2スペック
今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプルをご提供頂きました
チップセット | Realtek 8763VHC |
---|---|
Bluetootthプロファイル | HFP、HSP A2DP、AVRCP |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | 不明 |
通信距離 | 約 10 m |
音楽再生時間 | 約 4 時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
防水等級 | IPX 7 |
ドライバーユニット | φ6 mm |
インビーダンス | 不明 |
イヤホン充電時間 | 約 2 時間 |
ケース充電時間 | 約 2 時間 |
バッテリー容量 |
不明 |
イヤホン重量 | 約 4.7グラム |
ケース重量 | 約 47グラム |
ケースサイズ | 約 79.9 x 37.9 x 31.9 mm |
開封の儀
【パッケージ内容】
- Truefree 2イヤホン x 1ペア
- イヤーチップ:S/M/L 各1ペア
- イヤーフック:S/M/L 各1ペア
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書などの紙類
取扱説明書はマルチ言語になっており、日本語でも詳しく解説されています▼
製品レビュー
イヤホン本体
イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
丸っこいデザインでハウジング部にメーカーロゴが入っています。ヒレのように見えるのは耳に引っ掛けるイヤーフック(イヤーウィング)
重さは片側約 5.0グラム
イヤーピース3種類とイヤーフック4サイズが用意されています
イヤーピースを外したベース部の太さは約 5.5ミリの真円型
このサイズなら耳の穴が小さい人でも問題なく使えます
防水等級はIPX7。水面下15cm~1mで、30分間沈んでいても大丈夫という防浸形規格レベル。
シャワーに持って入りましたが、シャンプーしても全く大丈夫でした。
※ ケースは防水ではありません
チャージケース
収納ケースは充電器を兼ねており、サイズはコンパクト設計。ガシャポンのカプセルに入ってしまいそう?な位に小さいです。
前モデルのTruefree+と比べると、チープ感が消えてお洒落になりました。
ケースのサイズは、実測で 幅 71 x 奥行37 x厚さ32 ミリ
ケースの裏にはしっかりと技適マーク
イヤホン格納時のケースの重さは約 47 グラム
ケースにはバッテリーのインジケーターが付いています。旧モデルではLED2灯でしたが、白色LED4灯へと進化しました。25%刻みで確認できます。
充電ポートはUSB-Cなのでジャックの向きに関係なく挿せます
イヤホンは磁気でロックされるので、逆さまにしても飛び出たりしません。カバンやポケットの中でケースが開いてしまっても、イヤホンが落ちるような事がありません。知らない間に外れていて、端末と接続し続けていたという事態が防げます。
ケースに戻すだけでイヤホンの充電が開始されます。ケースからイヤホンへ4回充電する事ができます。
1回の充電で約 4時間使用できます。満充電の状態から計算すると、合計 20時間使える計算になります。
4時間持てば余程の事がない限り、バッテリーが無くなる事が無いですね。
通話テスト
Truefree2 には本体にマイクが内蔵されており、スマートホンを取り出さずとも通話が可能なハンズフリー機能が実装されています。
LINEの「通話テスト」機能を使って、室内、屋外などの環境下で内蔵マイクの感度と通話音量を試してみます。
完全ワイヤレスイヤホンは、有線イヤホンと違ってマイクが耳元にあるので、ハンズフリー通話が苦手とされていますが、結構クリアに通話する事ができました。
その後、コンビニに買い物にでかけて実際に通話してみましたが、大きな声を出さずとも通話相手と普通に話す事ができました。
騒音の大きい通りや喧騒の街中では厳しいと思いますが、通常の状態での通話なら問題ないと思います。
使い方
操作方法
イヤホンの背中側が物理ボタンになっており、タップの長さと回数で操作を行います。
左 | 右 | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | ボリューム小 | ボリューム大 |
1.5秒間長タップ | 前の曲へスキップ | 次の曲にスキップ |
3回タップ | Siri、OKグーグル作動 | |
通話 | ||
1回タップ | 通話 | |
1.5秒間長タップ | 通話拒否 | |
1回タップ | 電話を切る | |
2秒間長タップ | 通話保留 |
操作・装着感
操作性について
充電ケースから取り出すとイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
接続確認は両耳から「パワーオン」→「コネクテット」の音声が順に流れます。
また使い終わった時は、ケースに戻すだけでペアリングが解除され充電がはじまります。
何回も繰り返し出し入れしてテストしてみましたが、接触による接続失敗はありませんでした。
イヤホンの操作感については、物理ボタン式で面では無く押す位置が決まっています。そのため押す位置の慣れが少し必要です。
またダブルタップ、トリプルタップの時などは、耳にイヤホンを押し込んでしまう感じになります。
しかしそれでもイヤーフックが支えてくれるので、耳が痛くなるような事はありませんでした。
また物理ボタン式は、誤操作が少ないという利点があります。タッチ式のTWSは、手に持っただけで反応してしまいSIRIが立ち上がったりします。
その為持つ位置に神経を使いますが、物理ボタン式だと雑に持っても滅多に誤操作されません。
装着感
イヤーフックがしっかりと耳のヒダに入り込むので、ジャンプした程度では全くズレません。ジョギングで使いましたが、フィットして落ちたり緩んだりする事は一度もありませんでした。
画像のように耳の形にピッタリフィットします
ここにイヤーフックを入れ込みます。イヤーフックを自分に合ったサイズに変える事で、密閉感、フィット感がアップします。
耳に装着したら、後ろ側にクィっと軽く回すようにするのがコツ。
丸っこいデザインですが、正面から見ても大きく出っ張る事がありません。意外と目立たないです。
重低音が大迫力の音質
音は、低音>高音>中音域のバランスで、どちらかというとドンシャリ系のチューニングです。だからと言って高音が濁っているという訳では無く、クリアで透き通っており伸びのある音が楽しめます。
中音域が少し弱いので、曲によってはボーカルの声が楽器音に隠れてしまい、前に出て来ないことがあります。
特に低音域が強く、パンチのあるEDMのキック(バスドラム)を楽しみたいといった方には最適なイヤホンだと思います。
重低音が効いたEDMを聴くと、頭がい骨の中がズンズン痺れるほど強烈です。
FPSゲームをプレイして定位感をチェックしましたが、敵が来る方向と距離がしっかりと分かります。またライブ音源を聴くと、アーチストの息遣いがわかるくらいの定位感と解像度が感じられました。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、イヤーフックとイヤホンの形状で耳を完全に塞ぎますので、遮音性が高いです。外部の雑音はほとんど聞こえません。
いわゆる物理的に周囲の音が遮断される「ノイズアイソレーション機能」ですね(メーカー仕様書には書かれていません)
音切れ・音飛び・遅延
渋谷に用事があって、街中・電車で使い続けましたが、一度も途切れたり音飛びはありませんでした。
また遅延に関しては、NETFLIXでドラマを観たり、YouTubeの遅延確認用の動画などを使ってチェックしました。
私の知覚では遅延を感じる事はできませんでした。
まとめ・価格
大ヒットの完全ワイヤレスイヤホンなので、SOUNDPEATSのロゴ「S」がついたTruefree シリーズを使っている方を街で良く見かけます。
Truefree2は、前代モデルと比較すると、使っているチップセットを除くほぼ全ての機能で進化していますね。
シリーズのコンセプトである「高音質・高コストパフォーマンス」は健在です。
低価格にも関わらず、完全防水対応で音、機能、デザイン、全てにおいてバランスの取れた良いTWSだと思います。
価格は¥3,980。SOUNDPEATSの製品は、あらゆるECサイトで幅広く取り扱っていますが、新製品なので記事執筆時は公式ショップとAmazonのみで販売しています。
タカシ
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