自宅トレーニング用のエアロバイクを新調しました。
コロナ騒動のお籠り(外出自粛)需要の影響で、エアロバイク(フィットネスバイク/スピンバイク)に注目が集まっていますね。運動不足解消用として、エアロバイクが幅広く品薄の状態が続いており、先日ようやく購入できました。
我が家のアルインコのエアロバイクは、これで4代目です。毎回 2年~3年くらいで寿命を迎えます。ちょうどテフロン加工のフライパンと、同じような感覚で買い替えています。
前回は「ALINCO(アルインコ) クロスバイクAFB4416G」という折り畳み式のエアロバイクを使っていましたが、結局は出しっぱなしで部屋の隅に置いていました。
ん?
んん? 折り畳み式の意味がない!?
ということで今回は、口コミで良さそうだった、据え置き型の心拍測定機能付きの「エアロマグネティックバイクAFB5013」というエントリーモデル機種(廉価機)にしました。
自宅エアロバイクは、気軽にいつでも乗れるので、ちょっとしたエクササイズやダイエットにオススメです。ちなみに私はエアロバイクを使って、半年で10キロ痩せた経験があります。
今回は、2つのモデルを比較しながら製品をレビューしてみたいと思います。
ページコンテンツ
ザックリ評価
- 総合ポイント評価:
コンパクトで場所を取らない
電池式なのでコンセントが不要
オートポーズ機能が便利
サドル・ハンドルポジション調整が可能
三輪車漕ぎにならない自然なペダル位置
高身長でも問題なく乗れる
安いので消耗品として使えるレベル
ペダルバンドが付いているので、足を踏み外す心配がない
静音設計で、カタカタ音やウィンウィン音が気にならない
積算走行距離の記録が残らない(リセットすると)
30分の使用で1時間クールダウンが必要
汗をかくと心拍機能が正しく機能しない
リミット体重が90キロまでなので、肥満の人は使えない
ALINCO(アルインコ) エアロマグネティックバイクAFB5013
- 本体サイズ:幅50.5×奥行80×高さ106cm
- 本体重量:17kg
- 電源:単三電池×2本(テスト電池付)
- サドル高:61~83cm(30mmピッチ/9段階)
- 使用体重制限:90kg
- 連続使用時間:30分
- 材質:本体=スチール、チェーンカバー=PS、メーター=ABS、サドル=PU、ペダル=PP
組み立て
製品は分解されたキットの状態で届きます。プラスドライバー付きの六角レンチと、しっかりしたスパナが入っています。工具は不要ですね。ネジ類は少ないので、電動ドライバーは不要です。
ゴミ掃除も含めて40~50分もあれば簡単に組み立てられます。
製品レビュー
コンパクトで邪魔にならないサイズです。存在感が薄いがお洒落なデザインが気に入りました▼
サドルは30mmピッチ/9段階の高さ調節が可能(61~83cm)
ペダルはバンドが付いているので、本を読んだりスマホをいじっていても踏み外す心配がありません。私はコレで何度もスカッ!と踏み外してスネを打ったので、このバンドは地味に嬉しいです。
ペダルの負荷は8段階。最高の負荷8で漕ぐと急坂を上るくらいハードです。
ハンドルには金属部分(ハンドクリップ)があり、ここを握る事で心拍数を計測する事ができます▼
ハンドルの角度は↓の手ネジを緩めることで調節できます▼
ハンドルの調整できる角度はこんな感じ。
画像をスライドしてみてください▼
乗った感想
コントロールパネル
評価:
パネルに表示項目が多いので、最初は戸惑いますが、表示されているのは一般的な項目なので、直感的に分かります。
「タイマー」「距離」「カロリー」のいづれかの目標値を設定できる機能が便利で、目標値に達するとアラームが鳴ります(複数設定可)
各項目の設定をゼロにしておくと、各項目が加算方式でカウントされます。
また漕ぎ始めると自動的にスタートする「オートスタート」と、漕ぐのを止めると自動的にポーズが掛かる機能も使えます。
心拍数の測定に関しては、汗で手の平が濡れていると正しく機能しません。
もちろんエアロバイクで運動しているので、激しく汗をかきます。漕いでいる間は、いつも85から130の間を行き来してしまいます。正しく計測したい時には、首に掛けたタオルで汗を拭きとってから、クリップを握り直しています。
一番気になる点は、積算走行距離がカウントされません。これは私にとっては、大きなマイナスポイントです。ちなみに「トータルリセット」を押さないと残して置く事はできまます。
総走行距離はモチベーションにもなりますし、エアロバイクの寿命の目安にもなっていました。
体力評価機能
評価:
心拍数が上がった状態で「体力評価」ボタンを押す事で、1分間クールダウンした回復状況から体力を推測する事ができる機能。
もちろん汗をかくと正しく計測されないので、私は計測に成功した事は数えるほどしかありません。
この機能は数回使えば、何となく自分の評価値が分かるので、余程体調の状態が違う日しか使うことは無いですね。
騒音問題について
評価:
漕いでいる時の音は、かなり静かな方だと思います。
カタカタ音が床に響くようなこともありませんので、マンションなどで深夜に乗っても近所迷惑にならないレベルです。
またベルトの回転音に関しては、静かにクンクンと聞こえる程度です。ウィン!ウィン!と、ベルト音がうるさいエアロバイクもありますが、静穏設計はかなり優秀です。
負荷について
評価:
乗った瞬間に違和感を覚えました。この原因は、踏んだ時と回した時でペダルに漕ぎムラがあります。
ハズレを引いたのか?と思いましたが、メーカーの製品紹介ページを読むと仕様のようです。
最初は気になりますが、長時間乗っているとあまり気にならなくなります。
しかし疲れてくると、負荷のムラでリズムがとり難いので結構脚にこたえます。ハァハァ状態なのでイラつかされます。
ペダルの負荷に関しては、最高負荷に設定すると、今まで乗って来たエアロバイクの中で一番ペダルが重いと感じました。
しかし買い替える時は、いつも壊れて負荷が弱くなった状態になりますので、新品の状態を比べると同じなのかもしれません。
対応身長
評価:
息子は183センチと比較的身長が高いので、普通にサドルに座るとハンドルに膝が当たってしまいます。
しかしながらサドルの後ろ側に座れば、問題なく漕げています。でも傍から見ていると、少し窮屈な感じはありますね。
我が家では、サドルは一番上にしておく事で家族全員が使えています。
ちなみに、一番身長が低い下の息子と奥さんは166センチですが、一番高いポジションでも無理なく乗れています。
私の乗り方
参考までに、私のエアロバイクの乗り方をご紹介しておきます。
私が半年で10キロのダイエットした時は、基本的に毎日乗っていました。
負荷の設定は、7でスタートして、5分くらいウォームアップした後に最高負荷の8にしています。距離は、20-25キロを50分から1時間20分かけて漕いでいます。
休みの日には、朝も10キロを30分かけてゆっくり乗っていました。
エアロバイクの使い方には「30分使用したら、機械を1時間クールダウンさせる」とありますが、故障したら自己責任という事で長時間乗っています。
それ以外にトレーニングベンチを使って、ダンベルを使った筋トレや腹筋などもしていましたので、エアロバイクだけで痩せた訳ではありません。
特に食事制限はしませんでしたが、大好きなビールの量を減らしました。
ダイエット終了後は、1日おきに同じ距離を乗っています。
今は登山トレーニングに、15kgのリュックを背負って1kgのフットウェイトを付け、45センチの踏み台昇降2時間をメインにしています。
ちなみに他の家族たちも、奥さん以外は最高負荷で乗っていて、基本的に1セット20キロというメニューで乗っているようです。
折り畳み式エアロバイクAFB4416Gと比較
折り畳み式のAFB4416Gと比べてみます。
消費スペース的にはほぼ同じです▼
折り畳みというだけで、機能が減って価格(コスト)が上がるのでしょうか?コストパフォーマンス的には、折り畳み式が損な気がします。
アルインコのエアロバイクが壊れた時は、いつも黒い粉が下に落ちるようになるので分かります▼
これは多分、ゴムベルトが擦り切れて摩耗した状態なのでしょうね。他は新品同様の状態なので、ベルトだけのための買い替えは悔しいです。
今回は総走行距離 5,500キロくらいから調子が悪くなってゴミが出るようになり。6,000キロ前でペダルがスコスコ弱く漕ぎムラが酷くなり寿命を迎えました。
メーカーは、替えのベルトを販売して欲しいですね。ベルトが摩耗しただけで、毎回買い替えはコスパが悪いです。
調べたところ、アルインコにタイミングベルトを個別に注文できるようです。自分で修理できるようですね。
それでは2台を比較してみます。
一番大きな違いは、折り畳み式のエアロバイクはペダルの位置が前に来ます。
そのため折り畳み式エアロバイクは三輪車漕ぎになるので、本物の自転車とは微妙に使う筋肉が違います。自転車のトレーニングに使うには、常設型エアロバイクの方をお勧めします。
サドルとペダルのポジションが全く異なります▼
この2台は、ハンドルとサドルのポジションにも違いがあります。
今回買ったAFB5013は、サドルを一番高くするとロードバイクのように少し前かがみのポジションになります。
一方、折り畳み式のAFB4416は、どちらかといえばママチャリ風のポジションです。
普段私は、本やスマホをいじりながら乗ります。ハンドルを掴む事が少ないので、どちらでも関係ないですね。
折り畳み式のAFB4416は、パネルの表示(計測)項目が限定的で、ローテーション式でオートに表示されました。
距離、カロリー、時間、速度、総走行距離と最低限の機能はありました。
積算走行距離6,021キロで壊れてしまい、電動自転車レベルに軽くなってしまいました。今までご苦労様でした▼
やはり積算走行距離が見える機能は良いですね。
アクセサリー類について
ジェル入りサドルカバー
エアロバイクを買う際には、お尻を保護するサドルカバーは必須です。
最初は、ALINCO(アルインコ)から発売されている「フィットネスバイク用・自転車用 サドルカバー 低反発 クッション」という製品を使っていましたが、毎日乗っているとお尻が痛く、赤くなります。
ジェルが入ったサドルカバー製品をお勧めします。私が使っているのは、中華のノーブランド品です。色々な製品名で売られていますが、恐らくどれも一緒。Amazon中華品あるあるですね。
画像を見るとアルインコ製の薄さが分かると思います▼
左:ジェル入りサドルカバー/右:アルインコ純正サドルカバー
このジェルのサドルカバーはお勧めです▼
エクササイズフロアマット
床へのダメージと静穏効果のために、エアロバイクの下に敷くフロアマットは必須です。
最初はエアロバイク用のものを使っていましたが、買い替えの時に玄関用のマットにしました。
サイズ的にもピッタリでしょ?▼
ドリンクホルダー
自転車に乗っていると喉が渇くので、ドリンクホルダーを付けています。エアロバイクの横に机でも置いておけば良いのですが、毎回移動が面倒なのでドリンクホルダーはお勧めです。スマホ入れとして使う事が多いですね。
新エアロバイクに装着してみました。あつらえたようにピッタリ▼
このドリンクホルダーは、マジックテープでフレームに固定出来るアイデア商品。自転車のフレームに、ボトルゲージ取り付けステーが無くても使えます。
愛車のミニベロ―自転車用に買って、便利だったのでエアロバイクにも付けています。製品名は「 どこでもケージホルダー」
ドリンクホルダーを付けられるようになります▼
ALINCO エアロマグネティックバイクAFB5013まとめ
前回の折り畳み式のAFB4416は、コロナの自宅待機で家族全員が毎日乗った事で、あっという間に壊れました。2年持たなかったんじゃないかな?
毎晩、エアロバイクの順番待ち状態でした。機械のクールダウンの時間も取れず、エアロバイクが熱を持った状態で次々と漕ぎ続けていたので、壊れるのは目に見えてましたね。
私は エアロバイクは消耗品と考えていますので、数年おきに買い替えています。そのため高価なモデルやスピンバイク系には手がでません。
でも本格的なスピンバイクは、30分以上連続して使えますし漕ぎ心地がリアルなんですよね。魅力的です。
しかしながら高価なモデルは、巨大で重く、コンセントが必要な製品が多いんですよね。置き場所に困ります。
今回買った「ALINCO(アルインコ) エアロマグネティックバイクAFB5013」は、我が家には置き場や用途、機能など、何もかもが丁度良い感じです。
やっぱり高価なエアロバイクは不要です。定期的な買い替えが必要ですが、家族全員がスポーツジムに入会したと考えれば、安い買い物ですね。
アルインコの公式ショップは、Amazon/楽天ともに「FUNNY-FITNESS(ファニーフィットネス)」という店名です。
セールやクーポンなども頻繁に発行されるので、他店と比べて安く購入する事ができます。
スペースが無い場合は折り畳み式は便利ですよね。今回ご紹介したグリーンモデルは販売終了となっているようですが、ブラックはまだ売っています。
タカシ
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