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コスパ追求ハイエンド端末POCOシリーズ第二弾! F2 Pro発売!スペックレビュー

中国メーカーXiaomiのサブブランドPOCOより、5G対応のハイエンド端末「F2 Pro」が発売されました。

POCO シリーズの旧モデルPocophone F1は、インド向けに開発されたお手頃ハイエンド端末で、コストパフォーマンスのみを追求した、究極の高コスパ端末として話題になりました。
それから1年半が経過して発売となった「POCO F2 Pro」ですが、こちらも前回を上回る素晴らしい高コスパ端末として登場です。

F2 Proは、中国国内向けモデル「Xiaomi Redmi K30 Pro」がベースとなっており、実質 K30 Proのグローバルモデルという位置付けです。

POCO F2 Pro スペック

OS MIUI for POCO
Android 10ベース
SoC Qualcomm Snapdragon 865
GPU Adreno 650
ディスプレイ 6.67 インチ
2,400×1,080
RAM 6 GB / 8 GB
ROM 128GB / 256GB
リアカメラ 6,400万画素(f/1.89):メイン
1,300万画素(f/2.4):超広角
500万画素(f/2.2):マクロ
200万画素(f/2.4):被写界深度用
フロントカメラ 約 2,000万画素
SIM NanoSIM + NanoSIM
DSDV対応
認証方式 指紋 / 顔
防水 非対応
Wi-Fi 802.11 b / g / n / ac / ax
Bluetooth 5.1
バッテリー 4,700 mAh
対応バンド GSM
B2/B3/B5/B8
3G:WCDMA
B1/2/4/5/8
4G:FDD-LTE
B1/2/3/4/5/7/8/20/28
TDD-LTE
B38/40/41
5GSub6G
n77/n784G
GPS GPS、 GALILEO、 GLONASS、 BDS、QZSS
インターフェイス USB-C
 サイズ 幅75.4mm
高さ163.3mm
厚さ8.9mm
 重量 219 g

 

筐体レビュー

ディスプレイは、6.67インチの大画面。解像度は2,400×1,080のFHD+、アスペクト比20:9。
液晶はIPSではなくAMOLED(有機EL)を採用しているので、彩度が高く美しい画面を実現しています。またHDR10+規格に準拠する高ダイナミックレンジの再生に対応しています。
360°のトリプル環境光センサーを搭載しており、自然で的確に画面の光度をオート調整します▼

 

ディスプレイは、Mi 9Tシリーズで採用していたポップアップ式のギミックのフロントカメラを搭載しています。

 

画面からカメラを排除することにより、画面占有率は92.8パーセントと非常に高く、ディスプレイの全画面化を実現しています。
ポップアップ式のカメラに関しては、好き嫌い・賛否がありますね。しかしながらゲームプレイする上で、ノッチ(切りかけ画面)は邪魔なので、全画面でゲームがプレイできる事から、多くのゲーマー達からは指示を得ています。

画面はGorilla Glass 5でコーティング保護されており、画面内のインディスプレイ認証を採用しており、カメラによる簡易的な顔認証にも対応しています。

カラーバリエーションは、ブルー、ホワイト、パープル、グレーの4色。光で浮き出る「ホログラフィックカラー」は、最近の中華スマホのスタンダードですが採用していないようです。

 

バッテリー

バッテリー容量は4,700mAh。動画再生は最大で15時間、ゲームプレイ13.5時間が可能としています。
Quick Charge4+とPD 3.0充電に対応しており、最大で30Wの急速充電に対応しています。

 

 

冷却システム

 

Poco F2 Proは、端末冷却システムに力を入れており、「LiquidCool Technology 2.0」では、熱伝導性ゲルを多層グラフェン、グラファイト素材、ベイパーチャンバー(VC)の3層構造により冷却しています。

 

ベイパーチャンバーは、スマートホン最大の3,435㎟の巨大なものを採用しています▼

 

端末内部には10個のNTC(温度センサー)を内蔵しており、グラフィック処理の重いゲームなどをプレイしていても、常に端末を監視し適正な温度に冷却します。

 

Poco F2 Proの発表会では、サムソンのフラッグシップ端末S20+と比較しています。
1時間のゲームプレイ後の端末温度、バッテリーの減り具合など、全てにおいてF2Proが上回りました。

 

カメラ性能

リアカメラの構成は、SonyのフラッグシップイメージセンサーIMX 686を採用した6,400万画素(F/1.75)のメインカメラ。 1,300万画素、視野角123度(F/2.4)のウルトラワイドレンズ。500万画素(F/1.8)のマクロレンズ、被写界深度用の200万画素のTofレンズが搭載されたクアッドカメラ。

動画撮影に関しては8K/30fpsまで、120fpsのスローモーション撮影にも対応しています。

視野角123°の超広角撮影は圧巻です▼

 

ポップアップ式のフロントカメラは、2000万画素

ちなみに画像はHEIF(ヒーフ)フォーマットに対応しており、 高画質のままで画像の容量が軽く、JPEGの約半分の容量に抑える事が可能です。

 

プロセッサー/メモリー

プロセッサーにはクアルコムのハイエンド向けチップセット「Snapdragon 865」を搭載しています。

QSD865は、旧世代モデルのSnapdragon 855と比べCPUで25%、GPUで25%の性能が向上しています。公表されているAnTuTuスコアの総合は 589,983ポイント

同じプロセッサーを搭載するOnePlus 8 Proよりも約1万ポイント勝っており、サムソンの新SoC「 Exynos 990」を搭載したSamsung S20+よりも遥かに高い結果が出ています。
メモリ/ストレージの組み合わせは、(RAM / ROM )6 GB + 128 GB /8 GB + 256 GB の2種類の構成のモデルが用意されています。
メモリは新世代LPDDR5規格を採用、旧世代(LPDDR4x)と比べて29%高速化されています。ストレージはUFS 3.1規格を採用しています。

 

対応バンド

SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)。5G対応は1方のメインSIM側のみとなっています。

ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。しかしながら 高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンドB19には非対応です。また3G帯のプラスエリアB6には未対応なので、僻地や山間部で若干電波が掴みにくくなります。
5G帯に対しては、Sub6のn78対応していますが、ミリ波非対応です。一応ドコモ端末で5Gバンドは使えます。

SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
5G帯に対しては、Sub6のn78に対応しているのでソフトバンク端末でモ5Gバンドが利用できます。

AU:主要バンドのB1に対応していますが、プラチナバンドB26(18を内包) に未対応なので、ごくごく狭いエリアでの使用に限られます。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応となります。
5G帯に対しては、Sub6のn78対応していますが、ミリ波非対応です。au端末で5Gバンドは使えます。

【 対応バンド 】
GSM
B2/B3/B5/B8
3G:WCDMA
B1/2/4/5/8
4G:FDD-LTE
B1/2/3/4/5/7/8/20/28
TDD-LTE
B38/40/41
5G:sub6G
n77/n78

Poco F2 Proまとめ

ざっくりまとめ
 とにかくウルトラ高コスパ
 全画面でゲームへの没入感が違う
 高リフレッシュレート非対応が残念(60Hz)
 Wifi-6(ax)対応で、高速で途切れ難い
 冷却機構によりプロセッサーの性能を最大限利用可能

 

これだけのスペックで、実売価格が5.4万円!他社のフラッグシップ端末と比べて、破格の価格設定ですね。
低価格のフラッグシップ端末「OnePlus」の新モデルが、値上げして最低構成モデルでも7.4万となってしまいました。F2 Proはハイエンドモデルの中では、他を圧倒する高コストパフォーマンス端末と言えるでしょう。

今回公表された性能に関しても、他社フラッグシップ端末と比較結果は素晴らしいですね。数値どおりであるなら、端末の冷却機構の効果が大きいのだと思われます。
端末に熱を持つと、バッテリーの電力が熱に変換されるので、スパイラル的に放電してしまいます。上手に冷やす事で、バッテリーの持ちが大きく変わってきます。

またCPUの働きも熱くなる程にモッサリしてしまうので、ベンチマークスコアが示すとおり、冷却システムによりスナドラ865の性能を最大限に引き出していますね。

 

がっかりポイント

最新のゲーミングスマホは、高リフレッシュレート化が進んでおり、144Hzの高速な製品もリリースされています。
一方、Poco F2 Proのリフレッシュレートは60Hzと、少し寂しいスペックとなっています。3D処理グリグリなゲームをプレイすると、グラフィックの美しさや、画面のチラつきに明らかな差が出そうです。
リフレッシュレートの仕様に関しては、ゲーミング端末として比較購入を考えているユーザーにとっては、デメリットとなるでしょう。

 

 

 価格・販売

RAM 6GB+容量128GBモデル:499.99ユーロ(約58,000円)
RAM 8GB+容量256GBモデル:599.99ユーロ(約70,000円)

海外ECサイトでもグローバルモデルの取り扱いを開始されており、6+128GBモデルが$ 539.99→$ 499.99(約54,000円)でセール販売されています。

商品名 クーポン 価格 期間
POCO F2 Pro
6+128 GB
BGRM6I4 $ 539.99
$ 499.99
~5/18
POCO F2 Pro
6+128 GB
BGRM6I4 $ 539.99
$ 499.99
~5/18

 

ECサイト/割引クーポン

今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
下記ページからチェックしてみて下さい

 

 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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