Amazon から発売されているスマートスピーカー「Echo Show 5 (エコーショー・ファイブ)」を購入してみました。
まだ手元に届いて2日しか使っていませんが、ファーストインプレッションと今後の用途についてレビューしてみたいと思います。
ページコンテンツ
Echo Show 5 スペック
ディスプレイ | 5.5 インチ 960×480 Pix |
---|---|
スピーカーサイズ | 1.65インチ 4W スピーカー |
プロセッサ | MediaTek MT 8163 |
Bluetooth プロファイル |
A2DP |
Wifi | 802.11a/b/g/n/ac |
カメラ | 1MP |
通話 | 音声・ビデオ通話 |
サイズ | 148mm x 86mm x 73mm |
重量 | 410g |
開封レビュー
セットの内容は、エコーショー5とACアダプター、取り扱い説明書
Echoシリーズとは
『Amazon Echo』は、音声アシスタント機能が付いたスマートスピーカーと呼ばれるデバイスです。
「アレクサ」と呼びかけて様々な命令を話しかけるだけで、音楽をかけたりスマート家電を操作したりする事が可能です。
Echoの中でも Show (エコーショー) シリーズは、モニター付きのモデルとなっており、モニター画面上でニュースや天気が確認できる他、AmazonプライムビデオやYouTube動画の視聴も可能な上位モデルとなっています。
筐体レビュー
ディスプレイは5.5インチ。一世代前のスマートホンと同じくらいの画面サイズです。
カラーバリエーションは、ホワイトとチャコールがありますが、私が購入したのはチャコール▼
6.3インチ画面のスマートホンと並べてみます▼
背面はACジャックと3.5mmステレオジャック、用途不明なMicroUSBポート(今後ドックとして活躍するのかも?)
筐体の底はシリコンゴム風の滑り止めが付いています。別売りの専用スタンドは磁力でココに付くようです。
背中側は全て布風のスピーカーサランネットで覆われています▼
ビデオ通話などに使えるディスプレイカメラは蓋をして閉じておく事もできます。ビデオ通話で急に見られてしまう事がないように、プライバシーを守る事ができるんですね。
設定
セットアップは簡単でした。言語とWifiを設定してAmazonアカウントにログインすれば完了です。
スキル
Amazon アレクサシリーズは「スキル」と呼ばれるアプリ(サービス)を追加する事で、様々な機能が使えるようになります。
例えばクックパッドのスキルを有効にすると、選んだレシピの手順を音声で読み上げてくれます。
スキルの追加方法は、スピーカー本体の他、AlexaアプリとAmazonサイト内のスキルページの2通りで有効にする事ができます。
Amazon Alexa
開発:AMZN Mobile LLC
評価:
無料
スキルページ
Amazonにログインした状態で、スキルページを開いて好きなスキルを有効にするだけ。
消費電力について
スマートスピーカーは、基本的に24時間電源をつけっぱなしにします。消費電力が気になるので計測してみました。
付属のACアダプターは15Wと恐ろしい数値が表示されています▼
待機状態の時には0Wと表示。この電力チェッカーは最低5Wからしか計測できないので、5W以下という事しか分かりません。スマートホンの通常充電(5V/1A)以下なので、気にする程の電力は使っていませんね。
動画を再生した時には5Wと表示されています▼
用途について
私はGoogleのスマートスピーカー「Google Home(グーグルホーム)」を使っていましたので、出来る事はある程度は知っていました。
今まではラジオ、音楽、調べもの、タイマー、計算など、スマートスピーカーの基本的な使い方をしていました。
Echo Show 5は画面付きです。その用途に加えて 、いろいろと使い道が広がりそうです。
ホーム画面
基本的には、ホーム画面で時計と温度、日付と曜日を確認できるだけでも時計の替わりになります。
しかし誤算。私の机上にある時計は、湿度と室温を表示してくれますが、当然ショー5では外気温のみ。
これでは今まで使っていた時計を排除できません。うぅ..残念しかもホーム画面がチラチラ変わります。電車のドアの上にあるモニターのように、天気やニューストピック、アレクサの使い方がポンポン表示されます。
パソコンを打っていても、目に入って落ち着きません。ホーム画面のみの表示はできないようです。
※ おやすみモードに設定しておく事で、ホーム画面から切り替わらなくする事ができます。
しかしながら、おやすみモードでは制約が掛かり、呼び出し機能などが使えなくなります。
Amazonデバイスなだけあって、Amazonから配送されてくる荷物の配送状況を事細かに伝えてきます。
「アレクサ、荷物は?」と話しかけると、配送状況を教えてくれます。荷物の内容に関しては、家族間でもプライバシーがあるためかアプリで設定するまで表示されません。
家族団らんの時に「TENGAが明日到着予定」と表示されたら大変ですからね。
動画視聴
Show5ではAmazonプライムビデオとYouTubeの視聴が可能です。
私はPCをマルチウィンドウで作業していますが、2画面を使っていない時には1つの画面で動画を再生している事が多いです。
サブ画面に資料を表示して塞がっている時、娯楽をスマートスピーカー君に担当してもらいたいと思います。動画や音楽を流しておければと考えていました。
離れた位置からの動画視聴には画面が少し小さいですが、仕事に集中している時には結局見ません。ちょうどいいかも?
スキル考察
料理レシピスキル
もしも用途が無ければ、キッチンでクックパッドを開いたりタイマーに使おうと考えていました。
しかしながらショー5のクックパッドのスキルは全く使えません。
クックパッドのアカウントにログインする事はできませんし、検索機能は全く使えません。またアプリやサイトのような参考画像を見る事ができないのも不便です。
画面上に作成過程の文字列が表示されて、アレクサは読み上げるだけ。結局はアプリで確認する事になります。
口コミサイトやAmazonでのレビューでも、クックパッドに関しての評判は最悪でした。
むしろレシピなら「DELISH KITCHEN」の作成動画の方が使えます。
音楽再生
Amazonのプライム会員は、無料で”Amazon music(ミュージック)”の音楽を再生する事が可能です。しかしながら無料で聴けない音楽に関しては、アレクサが有料会員の「アンリミテッド」への入会を勧めてくるのが煩わしい。
メインの音楽配信サービスを、Amazonミュージックにしている人ならベストなスピーカーですね。
音質に関しては、モノラルですがサイズがあるので、低音も響きますし悪くはないです。
スマートホンのスピーカーと比べると雲泥の差があります。
また「アレクサ、ジョイサウンド開いて」と呼びかけるとカラオケで楽しめます。
さっそく遊んでみました。
一人で小さい画面を見ながら歌っている時に、我に返ってとても悲しい気持ちになりました。
本の読み上げ
Kindleライブラリにある本に関しては、デジタル音声で朗読してくれます。
「アレクサ、Kindleライブラリ一覧」と呼びかければ表示されます。読み上げて欲しい本をタップすると読み上げが開始されます。
私はAlexaアプリの「再生」内のKindleライブラリの本をタップしています▼
この他にもスキルには、ディズニーの絵本読み上げなどもあります。子供が小さければ役に立ちそうですね。
ニュース
画面付きのスマートスピーカーなので、動画でニュースを視聴できると考えていました。
しかしながら動画で再生できるスキルは「NHKニュース」のみ。他のニューススキルは音声と字幕のみでした。
ニューススキルを複数有効にしている場合、「アレクサ、NHKニュース」と呼びかけないと動画ニュースの視聴ができません。
フォトフレーム機能
「アレクサ、写真を開いて」と呼びかけると、Amazonフォトに保存している画像を「スライドショー再生」する事ができます。
再生方法はランダムのみですが、音楽やラジオ、本の朗読を聴きながらでも写真を再生する事もできます。
スケジュール・カレンダー
アレクサにアカウントを登録すると、カレンダー管理する事も可能となります。
「アレクサ、xx日の予定を教えて」と話しかけると、画面に表示してスケジュールを読み上げてくれます▼登録できるカレンダーアカウント:Google, Microsoft, Apple, Microsoft Exchange
通話機能
Alexa Show5にはビデオ通話機能が搭載されています。私はAlexaを持っている知り合いと通話に使うつもりは無いので、連絡先へのアクセスは許可しませんでした。
自宅内での通話には、アレクサショーが2台必要なのかと考えていましたが、Alexaアプリをインストールしたスマホとのビデオ通話も可能でした。
息子は自分の部屋ではなく、私のパソコン部屋で勉強している事が多いのですが、「食事だよ」とビデオ通話で呼びかける事ができました。
これからやりたい事
今回購入して良ければリビングにも1台置いて、テレビやエアコン用にIOTリモコンを買い足す予定でした。
でも家族の前で「アレクサ、テレビの5をつけて」とは誰も話しかけないと思います。みんな恥ずかしがって。
今でもiPhoneに向かって「Hey Siri、タイマーセット5分」とスマホに話しかけているのは自分だけです。
自分のパソコン部屋にある今の1台で暫く遊ぼうと思います。
Alexa Show5まとめ
9インチ画面付きの「Alexa Show」が発売された時、大画面スマートスピーカーは邪魔そうで全く物欲が湧きませんでした。
しかしAlexa Show5の5.5インチ画面を使ってみると、通知用途には向いているサイズだと感じました。むしろコレくらいの方がいい。
画面無しのスマートスピーカーは、タイマーやアラームをセットした時間を目視できないのがストレスでした。
Show5では、アラームやタイマーの一覧やスケジュールが目で確認できるので、それだけでも十分に買う価値があったと思います。
長時間の動画視聴には不向きですが、作業の横で軽く流しておけるディスプレイの大きさです。
しかしながら「OK グーグル」「ヘイ シリ」に続いて、「アレクサ」が増えました。
正直、急に名前を思い出せません。
「ほらキミ!ニュース流して」「うーん、シリじゃないし..うーん」
アラームやタイマーを止める時も、慌てて画面を見ると「アレクサ、止めてといってください」と表示されているので分かるレベルです。
また長いセリフを一気に言うのも噛んでしまいがち。
「アレクサ、プライムビデオで▼x〇を流して」 「すみません、よくわかりません」と言われてしまいます。
できるだけ一度に言い切ろうと考えず、会話形式で登録するようにしています。
ぼく「アレクサ、リマインダーセット」
アレクサ「なんのですか?」
ぼく「歯医者」
アレクサ「いつお知らせしましょうか?」
ぼく「12月12日」
アレクサ「何時ですか?」
ぼく「午前10時20分」
アレクサ「12月12日 10時20分にリマインドしました」
Echo Show 5の価格は¥9,980(税込み)。今回は、セールで半額以下で入手できたので「少し高価な目覚まし時計」くらいに軽く考えて買いました。
しかし「生きた置時計」「常設のSIRI」程度の存在ですが、スマホのような認証が不要で応えてくれるだけでも結構便利です。
電卓を使わずに「アレクサ、78,900の7パーセントは?」など、ちょっとした計算もお願いしています。
娯楽用途としては、5.5型画面ならこんなもんかな。動画と音楽、スキルで少しクイズが楽しめる程度。
でもキンドル本の読み上げ機能があるとは思っていませんでした。これは嬉しい。
電子音声での朗読ですが、慣れると聞き入ってしまします。
家電やコンセントなどで「スマートホーム」化する事があれば、引き続きレビュー記事を投稿予定です。
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タカシ
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