物理的なキーボードを搭載したスマートフォン「BlackBerry KEY2」が発売されました。
物理キーボード付きのデバイスと言えば BlackBerry の十八番でしたが、ここ数年すっかり影を潜めていました。しかし昨年OSにAndroidを採用した「KEY ONE」として返り咲きを果たしました。そして今回、Android 8.1を搭載しデュアルカメラを積むなど、更にパワーアップしたSIMフリー端末「BlackBerry KEY2」として登場です。
BlackBerry KEY 2
【BlackBerry KEY 2 仕様 】
OS | Android 8.1 (Oreo) |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 660 OCTA-CORE |
ディスプレイ | 4.5 インチ 1620 x 1080 Pixcels IPS 液晶 |
RAM | 6 GB |
ROM | 64GB / 128GB |
カメラ | フロント: 12.0MP + 12.0MP リア: 8.0MP |
microSD スロット |
最大256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM シングルSIM版あり |
認証方式 | 指紋 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 3,500 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13 B17B18//B19/B20/B26/B28/B32 TDD-LTE B38/B39/B40/B41 CDMA: CDMA 2000 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 151.4 x 71.8 x 8.5 mm |
重量 | 168 g |
その他 | NFC / Quick Charge 3.0 Gorilla Glass |
スペックについて少し補足しておきます。
国際版(International Edition )と日本国内版モデルでは対応バンドが若干違います。また誤表記かもしれませんが、スペック表ではカメラ性能(F値)や端末重量、対応SDカードのサイズも異なりました。更に国際版は3モデル、日本版は2モデルに分かれ、それぞれROMの容量とSIMを挿せる枚数に違いがあります。また国際版ではモデルによって対応バンドも違います。
筐体レビュー
日本国内モデルでは端末カラーはモデルによって決まっており2色あります。ブラック(BBF 100-9)が上位モデルになっており、128 GBのROMを搭載していますが、SIMカードはシングルとなっています。シルバー(BBF 100-8)は64 GBのROMで、デュアルSIMに対応しています。
ECサイトで販売されている国際版の端末は、各モデルごとに2色選択が可能です▼
画面は4.5インチのGorillaガラスディスプレイ▼
端末の周りはアルミフレームで保護されています▼
背面は滑らないグリップ加工が施されています▼
BlackBerry最大の特徴である35キーのQWERTY物理キーボードは、前モデルの「Key One」に比べて、21.6 %サイズアップしており、より正確な入力が可能になりました▼
KEYone以前のモデルは、ホーム画面時のみで「キーボードショートカットキー機能」が有効ではなく、別のアプリの起動中は機能しませんでした。
KEY2では、新たにスピードキーが端末キーボード右下に搭載され、このスピードキーと対象のキーボタンを押すことで、他アプリ起動中でも任意のアプリを起動することが出来るよう、更に快適な機能が追加されました。
実際にキーを叩いている公式動画のハンズオン画面▼
公式のKey2キーボード解説動画▼
Enterキーで指紋認証▼
インターフェイスにはUSB Type-Cを採用し、3500mAhの大容量バッテリーはQuick Charge 3.0に対応し、36分間で50%の高速充電が可能です。
バッテリーの持ちは一般的な使い方をすれば、約2日間は充電をしないで使えるとしています▼
カメラ性能
リアカメラは12.0MP + 12.0MP のデュアルレンズ仕様。Samsung製のイメージセンサー を搭載したことにより、背景をぼかした「ポートレート機能」が可能となっています。ピクセルサイズ 1.28um 、F/1.8の明るいレンズを搭載しています。フロントカメラは 8.0MP(F/2.6)の固定焦点&ワイドアングルレンズを搭載し、高画質な「セルフィー」撮影が可能です。
内部性能レビュー
SoCにQualcomm 製のSnapdragon 660を採用しており、ミドルアッパーレンジ端末に分類されます。同SoCを搭載している「ASUS Zenfone 5」を参考にするとAntutuベンチマークスコアは13万程度と予想されます。キーボード付きの特殊な端末ですので、横にして3DCGゲームをプレイする事は少ないと思いますが、ほとんどのゲームでもサクサク遊べるレベルの処理能力を備えています。
OSはAndroid 8.1を採用しており、通常のAndroid端末同様にPlayストアからアプリを入手できます▼
BlackBerry Key2はオリジナルアプリが多数プリインストールされています。指紋認証でのプライバシーブラウズを始め、プライバシー系アプリが充実しているのが特徴です。
Key2の物理キーボードの性能を生かす為という役割のアプリもありますが、少し数が気になります。
BlackBerry アプリケーション
対応バンド / SIM
BlackBerry KEY 2は DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。3G帯のプラスエリア(B6)には対応していないのが残念ですが、プラチナバンドでほぼカバーできます。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、スペック上は VoLTE SIM、通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能となっています。BlackBerry日本公式サイト上では「国内3大キャリアSIMが利用可能」と表記されています。
※ ただしLTEのB18に対応しているのは日本国内モデルのみです
3G: WCDMA
B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
TD-SCDMA
B34/B39
4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13
B17/B18/B19/B20/B26/B28/B32
TDD-LTE
B38/B39/B40/B41
CDMA:
CDMA 2000
※B18対応は日本国内モデルのみ
国際版はBBF100-1、BBF100-2、 BBF100-6の3モデルがありFDD-LTEのバンドが違います。
BBF100-2
FDD-LTE: B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 20, 28, 29, 30, 66
BBF100-1、BBF100-6 (Dual SIM version)
FDD-LTE: B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 26, 28, 32
BlackBerry KEY 2 まとめ / 価格
画面上の仮想キーボードを使う端末が全盛の中、物理キーボードと聞くとキワモノ的に感じるかもしれません。しかしながら私の知人には、物理キーボード好きが結構居ます。好きというより BlackBerry全盛時に使い倒していた人達なので「デバイスにハメ込まれた信者」という表現が正しい気がします。
もちろん最近ではスマートホンに鞍替えしていますが、OSにAndroidを採用してから BlackBerryが気になりだしている人も居ます。できれば BlackBerryに戻りたいようですが、画面が小さい事と画面を横向きにして動画を観る時の違和感がネックになっているようです。
BlackBerry KEY2の登場で、ソワソワしてしまう物理キーボード派の方も居るのではないでしょうか?
日本国内版の価格は税込みで79,800円からとなっています。
BlackBerry(R)KEY2 Silver(BBF 100-8):販売価格:73,889円(税抜)/79,800円(税込)
BlackBerry(R)KEY2 Black(BBF 100-9):販売価格:83,148円(税抜)/89,800円(税込)
記事執筆時では、国際版はデュアルSIMの64GB版のみが海外ECサイトで取り扱われており、標準価格が約82,000円に設定されています。モデル名が明記されていませんがデュアルSIMでバンド名を参照すると「BBF100-6 」と思われます。
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【GearBest】
BlackBerry KEY 2 (国際版 / 64GB/ ブラック / デュアルSIM)
BlackBerry KEY 2 (国際版 / 64GB/ シルバー/ デュアルSIM)
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タカシ
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